私の感想は、ヘリ墜落自体はすでにニュースとしては十分報じられていること、地上画もすでに他局が撮影・報道されていたことなどから、〈無謀〉というしかないかな、と思った。しかも山岳ガイドの意見を無視したらしい。
人のことをいうのは、実は簡単である。では私だったら、と考えたときにはなおさらである。
しかし、私もこの世界で生きている以上、ちょっといいたい気分にもそそられる。すでに墜落事故自体報じられていることも含めてだが、確かに客観的状況は無謀で、ふたりには不利に見える。でも、現場に立ってみないとわからないことも多々あるのだ。
たとえ、事故であっても、その事故をどう考えるか、見るかは記者やカメラマンの問題である。注目される事件や事故には、みんな群れる。しかし、その中で、それぞれがそれぞれの価値のあるニュースを探そうとする。それは彼らの、あるいは私らの習性でもある。
ニュースには、すでに報じられている以上のものもある。それは、より真実に近いものかも知れない。それを求めようとすることは、この世界に生きる者たちの〈性〉である。
彼らふたりが、どのような思いで入山したのか、それはわからない。しかし、この日テレ事件も、結局は管理不行き届き、で終わる。日テレ幹部は謝罪し、遭難死した彼らには〈無謀〉の言葉が付与される(にちがいない)。
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