■小さなアメリカの街から

　アメリカに来ている。昨日はメリーランド州のシルバースプリングという街に泊まった。この街は「ディスカバリー・チャンネル」で有名になった。でかいビルひとつがその局のもので、このチャンネルが出来たことで、栄えてきた、という。いつ頃のことかは聞き忘れたが、テレビ局城下町といったところか。

　この街に住む元アメリカ陸軍だった老兵と、夕方から食事をともにしながら、今朝からの取材の打ち合わせ。いろんな資料や写真の解説を聞き、１時間近くインタビューをした。６６歳といったが、見た目には７０歳を超えているのかと思った。

　彼は離婚し、ひとり暮らし、と言っていたが、かつて現役だったころの話になると、やはり元気が出るものらしい。真摯な話に私も耳を傾けた。

　昼過ぎには街を離れ、隣のバージニア州に移動。ラッカーズビルという街のモーテルチェーンに宿を取った。完成して３ヶ月というこのモーテルは、無線ランなども完備していて、至って快適に出来ている。

　やはりこの街でも老兵が待っていてくれて、早速自宅に招待されて、焼いた七面鳥を主菜とした夕食となった。夫人は沖縄出身の方で、日本語で語ることが出来たのは、嬉しかった。英語というのは、途中までは聞き取ったり話したり出来るのだが、長続きさせることはどうも苦手ではある。　明日９時から、改めてインタビューなどの取材の約束をして辞した。

　時差ぼけもあって、今朝は５時起き。そろそろ睡魔が襲ってきそうだが、もうしばらくは明日の予習が出来そうだ。