《以下引用》
「安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明を受けて自民党は十四日午前、総裁選を告示した。福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長は、それぞれ派閥の総会で出馬を正式表明。両氏の一騎打ちとなる構図が固まった。福田氏の所属する町村派と津島、古賀、山崎、伊吹、谷垣、二階各派は同日、福田氏支持を決定。これにより、福田氏が国会議員票(三百八十七票)の大半を固めることが確実になり、焦点は地方票(百四十一票)の争奪に移った。一方、麻生氏は、総裁選に専念するため、幹事長職を離任。同日午後に記者会見し、政権構想などについて説明する」(9月4日『中日新聞』)
派閥が推薦して総裁に選ばれ、そして衆議院を乗り切る。今度の総裁選は自民党議員やら公明党議員(?)が福田さんを押し、地方党員が麻生さんを押す構図だという。いずれにしても代わり映えしない総裁選ではある。まさか、ではあるが、衆議院の解散総選挙を見越して、ここは勝ち馬に乗っておこうなどという心理で、総裁選に臨もうなどという議員はいないであろうと信じたい。
それどころではないはずだ。安倍さんを総理・総裁に押し上げた自民党と公明党の議員や党員がやらなければいけないことは、阿倍さんだったらその人気にあやかれる、とばかりに、小泉前首相が積極的に推薦した安倍さんを総理に仕立て上げたその責任を明らかにすることだ。
さらに、阿倍政治がもたらした「政治とカネ」「年金疑惑」「テロとの戦争から日米同盟」まで、負の政治の内実を検証し、反省するところから始めなければならない。それをしない限り、たとえ誰が総理になっても日本の政治はさらなる停滞と不安をもたらすだけだろう。
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