Re-Set by yoshioka ko

■鳥インフル、どうする、そのとき?

 鳥インフルエンザウィルスがまたぞろ力を持ち始めたのだろうか。先月末の韓国に始まり、宮崎県でも、インドネシアでも、タイでも感染が認められたり、感染したり、死者が出た。

 H5N1型ウィルスも少しづつ人間に慣れ親しんできたのか、感染力が強まってきた感じがする。厚生労働省や自治体からの注意の呼びかけも増えている。

 鳥インフルエンザはまずトリが感染し、トリが死ぬ。次にトリからヒトに感染し、ヒトが死ぬ。そしてヒトからヒトに感染して、社会に蔓延する。もし、日本でそんな流行方(はやりかた)になったら、少なくとも64万人が感染死すると厚労省は推測している。何しろヒトに感染した場合の死亡率は70%にも上るという強烈な毒性を含んだウィルスだ、ということを知っておくべきだと思う。

 怖いのは、感染源が分からないことだ。渡り鳥説、ニワトリなど家禽類に対する悪質な抗ウィルス剤説などが指摘されても、結局は分からずじまいに終わる。しかし去年1年間、発生をゼロに抑えた国がある。ベトナムである。

 アジアに多く発生する理由のひとつには、家禽類の飼い方にあるのは間違いない。日本の田舎もかつてそうであったが、庭先でニワトリなどを飼う習慣の中で、もしニワトリなどが不審死した場合、飼い主は死んだニワトリを素手で掴み、葬る。そのことが強烈な感染原因になる。こうして犠牲となった人が大半である。

 ともあれ、日本を含め、鳥インフルエンザが蔓延する可能性は徐々に高まってきているのではないか。タミフルという抗ウィルス剤の備蓄を含め、新しいウィルス情報がきちんと行き渡るようなシステムの構築は急がねばならない。

 明日からはアメリカ出張。そのアメリカは、もし鳥インフルエンザがある地域で発生したときには、軍隊を出動させてその地域を包囲、人の出入りを一切禁じる措置を取るという。この徹底した作戦はブッシュ好みのものではある。

 日本はどうするのか?
  

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