財政危機に揺れる地方のある村を訪ねる。お決まりの公共投資が生んだ大型負債が返せるのか、それとも財政再建団体に落ち込むのか? これまでの国や県に頼った村、そしてその村に頼った住民、このいわば「お上頼り」の体質を変革することからしか、新たな方策は生まれない、という現実の中で、村とその住民たちが始めた試みを見ておきたいと思ったからだ。 村に一泊。