《以下引用》
「自民党の中川秀直幹事長は18日、仙台市で講演し、「(閣議で安倍晋三首相が)入室したときに起立できない、私語を慎まない政治家は、内閣、官邸から去らなければならない」と述べ、閣僚らの緊張感の「欠如」に苦言を呈した。中川氏はまた、「閣僚や官僚には首相に対する絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる。首相の当選回数や、かつて仲良しグループであったかどうかは関係ない。われわれは首相を先頭に一糸乱れぬ団結で最高峰を目指すべきだ」と語った」(2月18日『時事通信』)
学校に例えれば、安倍学級の崩壊なのであろうか。教育改革を掲げる安倍内閣だが、足下を見すえたほうがいい。憲法改正だ、教育改革だ、美しい日本だ、といいながら、それを支えるべき閣僚が、首相が来ても挨拶はしない、起立もしない、私語は絶えない、ばかりか、首相の方針を無視して、自分勝手な言い分を公言する。これでは緊張感がないといわれても仕方があるまい。
中川幹事長指摘の背景には、おそらく今夏の参議院選挙がある。支持率低下中の安倍内閣のもとでは戦えない、というあせりが、このような緩慢な雰囲気と、自説を公言せざるを得ない状況を生み出しているのだろう。
そう考えると、これからますます緩慢さと自説が飛び交う事態が出来すること間違いなし、である。つまりは、崩壊序曲の始まりである。
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