「表現の自由」「思想の自由」を挙げて靖国神社参拝を擁護する小泉首相。本来は「政教分離」のはずだが、それだけ追いつめられてきた、ということか。そもそも靖国神社の成り立ちとアジア・太平洋戦争のなかでの役割を考えれば、靖国参拝を表現や思想の自由の対象とすること自体、そぐわない話ではないか。
9条も少しずつ肩身が狭くなってきた。アメリカで起きた「9・11テロ事件」以降、日本の「解釈改憲」は行き着くところまできた。実態とかけ離れすぎているからだ。ここまでくればあとは「明文改憲」しかないようにも見える。
だが、ここはしかし、耐えるべきときだ。国際社会に名誉ある地位を占めるために、国連決議のもと国連軍指揮下における自衛隊などの海外派遣はあり得ても、国権の発動としての武力行使は一切しないという精神は固守しなければならない。
憲法の前文と条文を改めて読んでみる。そして、これも改めてだが、いま改正しなければならない理由などない、ということに気づく。
最新の画像もっと見る
最近の「雑感」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事