《以下引用》
「安倍首相が十日の所信表明演説で沖縄関係に触れたのは、在日米軍再編に関する部分のみだった。「在日米軍の再編については、沖縄など地元の切実な声によく耳を傾け、地域の振興に全力をあげて取り組むことにより、着実に進めてまいります」と、地域振興策をてこに推進する考えをあらためて示した。この部分は、首相就任直後の昨年九月の所信表明演説と一字一句変わらず、今年の通常国会の施政方針演説も同じ文言だった」(9月10日『沖縄タイムス』)《引用ここまで》
沖縄から見れば、いつの時代も政府が基地とどう向き合ってくれるかが最大の関心事でもある。それが昨年9月の所信表明演説と全く変わっていない、というのでは、安倍さんは沖縄のことなどからっきし頭にない、と責められても仕方なかろう。
「テロ特措法」におけるインド洋での給油にしても日米の同盟関係が大事、が根本にある。沖縄の基地問題も、同じように同盟関係に直接影響をする。そういう問題に1年前に語った政策と一言一句同じというのでは、いまの政府は何も考えてくれてはいないと失望されるのは当然だろう。
小泉政権にしてもいまの阿部政権にしても、沖縄のことを真剣に考えて基地問題に当たっているとはとうてい思えない状況が続く。
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