先日、LOFTに買い物に行った時のこと。
ちょうど途中でケニーが寝てくれたのでゆっくりお買い物。
レジでお会計をした時、レジにいた方がちょっと考えて
『 紙袋の方がいいですよね。 ビニールの音って案外起きたりしますよね。せっかくぐっすり寝てるのに。 』
ベビーカーのケニーを見ながら、包装を紙袋に入れ替えてくれてました。
プチエコな私は、なるべく袋はキャンセルしたり、あっても小さなものとかにお願いしたりとかを(出来る時だけですけど)してるからちょっと大きめの紙袋を出された時、一瞬、お断りしようかなって思ったんだけど。
その心遣いが嬉しくて。お言葉に甘えてしまいました。
そのスタッフは、パートのおばちゃんって感じの人で、きっと子供育ててきたんだろうなぁって。 そういう思いやりって経験の上に成り立つ想像力だなって思い、ちょっと感動。
前に紹介した本の引用で
『 優しさと思いやりは似て非なる。 優しさは習慣から生まれ、思いやりは想像力
から生まれる。
同じように見えても価値が違う。
相手の事をどれだけかんがえられているか、という価値。
そこに見せているものだけじゃなく、見えない部分への配慮。 』
っていうのがあったけど。それを思い出しました。
思いやりっていうのは想像力が働いてこそだなって。その方はきっとビニールを渡すと、ベビーカーにかける時、かしゃかしゃって音がして、それで子供が起きてゆっくり買い物できなくなるかも・・って想像してくれて、些細なことだけど、その方のできる範囲で配慮してくれたんだなって。
仕事をしてた時、いろんな状況の場面に遭遇したことがあるし、その度に私も出来る限りの想像力を働かせて相手の立場や心情にたって応対してたつもりです。
でも。
経験のない事はやはり想像しても限界があったり、また、もしかしたらお客様はそれを望んでなかったかもしれないな、とも後から思って反省したりもしました。
今なら、子供がいる人の気持ちや妊娠した女性の心理・状況はその頃よりもっと想像力が働きそうだなと思うし。
そう思うと、思いやりは想像力プラス経験があるともっと深いものになるんじゃないかなって。
ただ、年を重ねると、経験がどんどん増えてきて、経験に頼って想像力を働かせなくなり『 ~のときはこうだ。』って決め付けがちになるかもという危惧もあります。
年をとっていくほどに、頭を柔軟に、経験の上に豊かな想像力を持てるような。
そんな大人になっていきたいな。
そんな風に感じた一日でした。
その本の別のページに
『 思いやりだって同じように積み重ねてきたそれは、
努力によって生まれ、だからこそとても尊いものに違いない。・・・』
って一節があって。 それにも通ずるかな。。
ー考えて生きるー
シンプルだけど大切なこと。
ある日の夕景