Our colorful days !!

ケニーとサリー、2人が彩る幸せな時間。

切ない夜

2009-06-23 23:05:07 | ケニー

寝る前のこと。
ベッドにいって、ごろごろしながら眠りにつくケニー。
いつもは閉めてる窓を、今日はあけていました。
風が入りやすいようにシェードも半分あけて。

最初はごろごろしていたケニー、途中で私に
『 まま~どーなつちょーだい 』
と言い出したの。
夕方、近所のドーナツやさんにお散歩がてら買いにいって、2人で食べたんだけど。
ドーナツ好きのケニー、最初はよっぽど美味しかったのかなぁなんて思ってたんだよね。

『 明日また買いにいこうね~  』
って会話をしばし繰り返す。

そうしたら、急にすくっとベッドから降り立ち、ベランダに向かって

『 ぱぱ~どーなつちょーだいよ~ 』 から始まり、

警固小のグラウンドが見えるんだけど、そっちを見ながら

『 ぱぱ~まてまて(待て待て=鬼ごっこ)するよ~ 』とつぶやき始めたの。。

最初は私もベッドで横になってそのうち終わるだろうと待ってたんだけど、
いつまでたっても、それを止めない。
網戸を握り締めて、ベランダ越しに外を見ながら

『 ぱぱ~ 』 とつぶやき続けるケニー。

途中でベッドに連れ戻しても
『イヤ 』と言って降りてしまう。
時間も大分遅くなったし、ちょっとイラッときてしまって

『 じゃあ、ママ あっち行くけど、ずっとそこにいるのね? 』
って言うと
『 ママ~ 』と泣き出す始末。。。

抱っこしてベッドに連れ戻すもやっぱり降りていって、
今度は隣りのおもちゃのおいてる部屋に行ってしまいました。

電気の消えた部屋でプラレールを出しながら

『 ぱぱ~せんろ作って~』

と繰り返しつぶやく声が聞こえてくる。

『 ぱぱ~せんろできないよ~ 』
『 ぱぱ~せんろ、つなげたよ~ 』
『 ぱぱ~。ぱぱ~ 』

と何度もつぶやいてるのです。真っ暗な部屋の中で。

決して泣き叫ぶような大声ではなく、切ないか細い声でね。

最初は私もベッドで待ってたんだけど、
暗い部屋の中でどんな気持ちでいるんだろうって考え始めたら
ものすご~く私まで切なくなって、部屋に迎えにいきました。

暗い部屋の中で作りかけたプラレールの線路を触りながら、座ってるケニー。

かわいそうでたまらなくなりました。。
私の方が胸がキュンと切なくなってしまって。

ケニーを抱きかかえて、寝室に連れて行って

『 パパは明日帰ってくるから、そしたら一緒に作ってもらおうね 』
といいながら、抱っこしてぎゅっとして。
今日はこのまま抱っこして寝せてあげようと思いました。
久々の抱っこでの寝かせ。赤ちゃんの頃のように、子守唄を歌いながら立てに抱いてゆらゆらすること15分。
13キロをずっと抱いてるのはさすがに腰が折れそうだったけど。
少しでも寂しさを埋めてあげたいな~って思って。

パパからの電話だけは『いや』と言って絶対代わらないケニー。

寝る時はパパが同じベッドにいたら 『ぱぱあっち~ 』と言ってパパを追いやるケニー。

それでも、たくさん遊んでくれるパパが大好きなケニー。

月曜の朝、目が覚めたらもうパパは出て行っていて、それが寂しかったのかな?
とか、
今日はプール行く前に、線路を作って~って言われたのに、時間がなくて一緒に作ってあげられなかったからかな?
とか。
寝る前、1人でよく遊んでたから、その隙にと洗濯や片付けをして寝る直前まで遊んであげてなかったからかな?
とか。。

自分の行動を振り返って考えたり。
寂しい思いをさせてるのかなと自分を責めたり。

小さな心で何を感じて、今日はあんなにパパと呼んでたんだろう。

パパとどんなに仲良く遊んでいても、寝る時は私にべったりなのに。

いろいろ考えあぐねても答えはでらず。
未だ、私の方が切ない気持ちです。

でも一つだけ分かることは、
ケニーにとってパパはとっても大きな存在であること。

たくさん叱る厳しいパパだけど、それ以上にケニーとの時間を大事にして、
たくさん遊んでくれている。

まだ2歳だけれど、ケニーの心の中にはちゃんとパパの居場所が確立されているんだよね。

パパが仕事で忙しい分、私が補っていかなきゃって分かっているし、自分なりにやってきたつもりだったんだけど。。

ケニーの寂しそうな声で何度もつぶやく声が、まだ耳に残ってママは寝れません~

幸い、明日、パパが帰ってくるので、たくさん遊んでもらえるかな。
早く帰ってきて~

ちょっぴり切ない夜でした。