こんにちは柚庵代表です🎵
デンマーク研修の第二弾ブログ
ちょっと長くなるし稚拙なのでご容赦を。。。
パーソナルヘルパー
正式には
【パーソナルアシスタント制度】っていうんですかね?
学が無いので詳しいことは解らないのですが、ちょっとご紹介します。
障がい者の自立が後押しされています。
デンマークのパーソナルアシスタント制度はオーフス市が発祥?と言われ俗に【オーフス制度】とも呼称されている様です。
こちらの制度は、日本で言うホームヘルプサービスに近いのですが、根本が違い、日本の様にサービスを選択し、時間毎にご自宅にヘルパーが訪問介護をする訳じゃない。
障がい者が雇用主となり、介護士を選び専属としてケアをお願いしているんです。
そして基本的に24時間勤務です。
利用料金は?雇用主だから全額自腹?って思いますよね?
そこは福祉国家、利用料金(アシスタントさんの賃金)は自治体が負担してくれています。
もちろん、利用額上限は有ります。それに雇用できる人数やサービス内容にも上限が。
その上限の決めた方は、日本の様な障がい者手帳は有りませんので、自立支援、生活ニーズ、残存機能と総合的に判断だそうです。
福祉用具も同じく判断され貸与されるみたい。
浴室までのリフトは却下されたと教えてくださいました。。。
※介護士は無資格でもOKの様子 ただ制度として医療介護士の様な方も居るので、後は雇用主の判断で採用しています。
雇用基準は雇用主(要介護者)それぞれ。
私がお邪魔させて頂いたお宅には5名のヘルパーさんが雇用されており、料理が得意な人、園芸が得意な人、医療行為が出来る人…etc
訪問時には男性のヘルパーさんがお出迎えして下さいました。
ベンジャミンさん♪ 前職は高校の先生
家族との時間を大事にしたいから転職したそうです。
※経緯はもっと深くありましたが割愛
ヘルパーさん(わかりやすくこの呼称で)は前に書いた通り24時間勤務。
しかも365日年間のシフトが組まれてました!
ここで疑問。
24時間?休憩は?ってなります。
なんと個人宅にヘルパーさんの居室が用意されてるんです!
ここでケアが不要な時間は過ごし、ケア記録?が有るかは聞き忘れましたが事務的な仕事をしているのかな?
夜は、ご利用者様も眠るのでヘルパーも仮眠する様子でした。
24時間365日自宅に個人雇用した介護スタッフが居る。
それは信頼と信用が無いと出来ないことではないですか?
訪問日は夕方から近くで音楽フェスが有り、ベンジャミンさんは見に行きたいって
日本だったら勤務中には諦めますよね?
でも違いました!
ご利用者様と一緒に行くんだって!!!
ご利用者様もヘルパーを家族のように信頼しているからできる事。
ベンジャミンが好きな音楽だもん仕方ないでしょ!って笑ってました。
そこで見せて頂いた車椅子対応車。
規格が違う!
でかい!でかい!
それにこれ個人所有。……
これだけじゃないですよ?
夏はバカンスでヘルパーもつれて旅行に行くとか……
※同行ヘルパーの旅費は雇用主の自己負担。
なにが言いたいかって言いますと…
気づきましたか?
日本で障がい者の年金収入は200万以下、到底実現できませんよね?
そうなんです!デンマーク、北欧の自立支援の根幹、障がい者就労支援の充実さなんではないでしょうか?
自分らしく生きる!柚庵の理念の根幹
それをまじまじと見せつけられた制度でした。
居室
排泄介助や入浴介助
どうですか?
日本で支援専門職として働いている皆様、これだけでも違いに驚きますよね?
私は驚きました!
※ちょっと調べたんですが日本にもパーソナルヘルパーなるものが有るみたいですね?深く調べてないので割愛。ご興味ありましたら検索してみてください!おそらく介護保険制度の枠を超えた支援(保険制度下では制限を受けるケア内容)をするのでしょうか?
家族介護、日本では浸透してます。
看れる家族がいるならまずそこが第一!
自助共助公助?もちろんデンマークでも家族介護が有ります。
でも実は家族が居てもこのパーソナルアシスト制度が利用できます。
どうですか?日本では同居家族が居たら原則生活援助入れませんよね?
主体は誰なのか?どこなのか?
根本から考え方の違う福祉。
日本にとって、北欧にとって
何が良くて悪いかは誰にも判断できませんが、国・地域に合わせ柔軟な支援の必要性を強く感じました。
時間時間の隙間介護が必要な方。
隙間ない連続での介護が必要な方。
どちらであっても生活環境選択の自由を。。。