白髭神社付近にある道端にあるお墓です。
明治45年に「少尉」が亡くなったために建立された小さなお墓です。
横に「妻タマ」と刻まれていることから、妻が建立したと思われます。
もしかしたら「タマさん」もこの下で少尉と眠っているのかも知れません。
お墓はとても小さいのですが、大きな欅の木の下で100年近く守られてきたようです。
しかし今日ここを通ったら大きな欅の木はもちろん辺り一面伐採されていました。
時代の流れなので仕方ありませんが、ここを通るたび100年近く前に夫を亡くした妻がお墓参りに来ていたかと思うとなんだか
切ない気持ちになっていたものです。
多分ここは沢山の家が立ち並ぶのでしょう。
しかし昔、ここに人々が生きて日常の暮らしをして、泣いたり笑っていたことをたまに思い出すのも悪くありません。