ロビンソンさんに会ってきました。
そのまんま。
激闘してたときのまんま。
友達と前日入りして,前回仲良く(思い込みかもしれませんが)なった
アキさんにお土産を前の日の夜持って行きました。
まぁ,ついでに遊びの予定どんなかなーなんて決めに。
ロビンソンさん言ったね。
『こいつら(犬2頭)が港らへん案内してやるよ』
夜8時くらいでしたかしら。
えぇ,行って来ましたよ。
犬の散歩手伝わされたって事でよいですね。
猟犬との事でかなり引っ張られた
でも割と面白かったんでよしとします。
で,次の日の朝。
友達と,その時同行することになった他の旅行者の方々とカヌーする事になりました。
これで11月半ばなんですよね。
おなじじゃぱんなのに。
あ,ちなみに舵とってみました。
で,この日の予定はピナイサーラの滝へ行く,って事だったんですね。
そのあと鍾乳洞行くかも?とかなんとか。
したら,ロビンソンさん思いついちゃったね。
『でっかいシジミ沢山あるとこ見つけたんだこないだ』
滝へ行く途中で,おもむろにどこかの岸(見た感じどうしても留める場所じゃないところ)
にカヌーを止めまして,
そのまま30分近くシジミ探しする事に。
最後の一人が見つけられず,その時のロビンソンさんは
『俺はね,終わらないんだよ』
やっぱりね。
必死こいて探しました。
終われないもの。
ようやく見つけて写真撮影
さぁ,ピナイサーラ向かいますよぉ。
カヌーを降りてガツガツ歩いてまずはサキシマスオウの木で。
スオウの木というのは昔染料として用いられていたんですね。
蘇芳(すおう)の色というのは赤褐色です。
6月くらいにピナイサーラ行った事あるって言ったら,
『おぉぉじゃさ,先頭で案内してもらおうっか』
先頭きって案内しました。
途中でブルーベリーに良く似た実発見
『ロビンソンさん,これ何ていうの?』
『あ~,ブルーベリーに似てるね。でも違うね。
よし「ブルーベリーに似てる実」ってことにしとこう』
知らないんだね。
『俺ね,名前気にしないから』
言い切ったね。
歩く途中でもロケの裏話をちょこちょこ。
するとおもむろに
『あそうそう,これこれ』
ハブのやつ。
うれしそうに吸い出してくれてますね。
いつかまれても大丈夫。
でもさ,私が先頭で山道行っていいの?
迷うかもしんないよ。
『今日はね,迷う予定はないから』
・・・じゃ,大丈夫なんだね・・・きっと・・・
大丈夫だった。
無事にピナイサーラ到着。
ピナイサーラでロビンソンさん,1時間ばかり熱く語ってくれました。
私達全員立ちっぱなしで聞いていました。
滝の話にはひとつも触れませんでした。
ロビンソンさんの昔話を1時間延々と聞いていました。
ロ:『俺ね,20の時に自転車で全国周ったんだよ』
私達:『へー。どこ行ったの?』
ロ:『最初らへんにね,北海道の礼文』
そこからね,礼文での生活について30分ばかり語るわけです。
ロ:『でね,それからね,阿寒行ったね』
で,阿寒の話が30分ばかり語るんですね。
このまま各市町村30分ずつか?と案じましたが,話題が変わり,
沖縄返還直後らへんの金銭的話題になりまして,
ロ:『あんときは安かったね1ドルのカツ丼頼めば食いきれないの』
そこから日本全国でどのカツ丼がおいしいのか,という話題で30分ばかり過ぎましたね。
途中で腰を下ろしたら,
ロ:『疲れた』
・・・ごめんなさい。ちょっと疲れた
でも楽しい方ですよ
いろんな経験されてるから,話したい事が山ほどあって時間が足らないんですって
こんどまた聞きに行きますよ。たぶん。
帰りの道でトカゲ君を発見
キノボリトカゲといいます。
時期じゃないですが,サガリバナも発見
これがたくさん木の上からぶら下がって咲くのです。
見頃の季節は6月から7月上旬です。
水面に浮かぶたくさんのサガリバナは綺麗です
ピナイサーラから帰った後,『ロビンソンのテーブル』というところで昼食を頂きました。
公共の展望台です。
お手製の風除けをコンロの周りにセットして,お湯を沸かします。
大好きだというカップシチュー。
『今日はね,これ,俺のおごりだから』
ありがとう,ロビンソンさん。
昼食後,ロビンソンテーブルの下の川に行きました。
西表唯一の真水の川。
ここでは,番組で夜中に川エビ漁をしたところです。
そーいや,まえ探検隊のときにここ来たなぁ。
隊員が『ここじゃね?ここじゃね?』って言ってたけど,ここだったね。
残念。今は川エビの時期じゃない。
夏まで待ちましょう。
この後残念な事に天気が悪くなりましてね,帰りの船が欠航になったんです。
でも私次の日仕事。
で,どうするか。
もうひとつの港から船で帰ります。
でも遠いので,バス乗り場でバスを拾って港まで行かなければならないのです。
最終バスが午後4時30分。
このとき既に3時。
押したね。時間。
滝での昔話で時間押したね。
でも,それでもどうしても私達に鍾乳洞を見せたいロビンソンさん。
ロ:『すぐ行って帰ってくるから大丈夫だから』
途中でみつけたオオコウモリ。
で,行きました。鍾乳洞。
ここからですか???って言うくらいの道沿いの荒地に入っていきました。
明らかに獣道よりも道が無い藪の中をガツガツ入って行きました。
私:『いや,今回私だけ港に置いていってかまわないですよ。
他の方々には見せて周ってください。』
ロ:『いや,見せるから』
ドロドロになりながら荒地を掻き分け,プチ崖を降りる事約10分弱。
鍾乳洞着。
ロ:『これね,俺こないだ見つけたの』
そうかそうか。ありがとう。
ロ:『中ちょっと入ってみて』
長靴に水が入ります・・・っていうか,長靴埋まりますよぉ。
ロ:『水はもういいや』
長靴に水がたっぽんたっぽんで鍾乳洞散策約3分。
ロ:『俺こんなに早く鍾乳洞往復したの初めてだよ』
私もです。
写真がちょっとしたロビンソン写真集のようになりましたが,
たまにはこれもいいんでは。
この後,偶然(?)にも友達に紹介されて,
石垣に住むユタ(イタコさんのような感じ)の所へ行く機会がありました。
なんというかね,結果としてはね,
・・・この鍾乳洞・・・は・・・あんまり・・・軽々しく入って良いものではないようです。
しばらくは塩湯を浴びるように忠告を受けました。
あ,でもきっとロビンソンさんなら大丈夫
気にしないって言ってたから。