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難聴のあるお子さん、保護者、支援者の方々に先輩社会人のロールモデル等をご紹介します。様々な選択肢、生き方があります。

NO.23 MISAさんのお話への感想をいただきました。

2025年02月26日 | 記事

 MISAさんの難聴ストーリーを前回のNO.22のブログでご紹介した。動画を視聴した方々から送られてきた感想は、ご本人に匿名で読んでいただいた。みなさんのお役に立てるような話ができたか、自信がなかったので、感想を読んでうれしかったです!とMISAさんから返事がきた。ことばの教室の後輩や、MISAさんとお話ししたことがあるという当事者からも感想をいただいた。 以下にその感想をご紹介する。

 

  • 当事者からの感想

 

 まず、早い段階での出産→子育てをされていてすごいなと思いました。まだまだ遊びたい年齢なのに仕事して子育てして…尊敬します。ご両親のフォローも大きいと思いますが、本当にすごいなって思いました。今の私は自分がやりたいことをやってるだけなので(笑)

 高校時代にクラスに男子がいるかいないかというところはとても共感しました。私は高校が女子高で、今の専門学校には男子もいるので、自分の立ち回りなどに差があることを実感してます(笑)

 もう少し妊娠出産や子育ての話を聞けたらな〜と思いました。

あとジャニーズの話になった時に「誰が好きなんだろう?ライブ行くんだ!いいねぇ!」とウキウキで聞いていました。  

                                  <専門学校生> 

 障がいを隠すのは良くないということ、とても共感しました。

 聴覚は隠したことはないのですが、視覚で隠して失敗した経験があります。

 ちゃんと打ち明けるべきだと感じました。

 また、就職活動とかでも何ができて何ができないかをしっかり伝えることがとても大事だと思いました。

 しっかりそれらを伝えていなければ、会社に入ってから苦労することになると感じました。

 自己分析をして就活に臨んでいきたいと思います!      <大学2年生>

 

 ことばの教室の先輩だ!と久しぶりに元気そうなお顔を観られて嬉しかったです。

でも全然変わってないですね!

 小学校以来お会いしていなかったので、色々と驚きでしたが、関コンの話が出てきたとき、私も参加してみたかったなぁと思いました。(当時全く知らずで、大人になってから知り合った人に存在を聞きました)今はそういうのが無くなってしまい、若い方々にとって本当に残念なことです。今まで補聴器を隠したことが無いということに驚きました。学校や会社など関わりのある場所では情報発信は本当に絶対必要ですね。

 無駄な誤解を招かないように自己防衛は必要だなと改めて思いました。

 フットサルをされているとのことなので、いつかまた、どこかでMISAさんと会えそうな気がします。                                  <会社員>

 

 MISAさんの持ち前のはっきりした性格、明るさで社会性の問題を自分のものにしたと言う印象です。

 現在4歳の娘がいるのですが、出生からもうすでにどんどん下がり、左右差ありの聴力で、全く同じ聴力だったので重ね合わせて見ていました。

 聞こえているから【大丈夫】はないなと改めて認識し、その聞こえないことを隠さない、説明する力は改めて大事だなと思いました。女の子や女性の場合はホルモンや出産の関係で変動しやすいのも最近知ったのでこればっかりは避けられないなと思います。(重度の人工内耳には無縁な話だったので気をつけなければならないと思ってます)

 MISAさんにまたデフフットサルで会う機会がありましたら当事者として、そして子育てする母としての配慮の依頼、改めてまたお話ししたくなりました。                                  <子育て中母>

 ※  聴力は、ホルモンの影響だけで変動するものではありません。

 MISAさんとは同じ世代で、実際に会って話したこともあります。彼女が若くして結婚し、子供を育てながら仕事をしていることは知っていましたが、彼女の生い立ちについては詳しく知りませんでした。今回、ゆっくりと読むことができてよかったです。

 彼女が『補聴器は絶対に隠しちゃダメ!隠したら意味がないんだから、隠す必要なんてない』と言っているところを読んで、補聴器を見せてこなかった自分にとってはドキッとしました。周りから勧められても、自分には隠さずに見せることができなかったので、MISAさんの強さに感動しました。

 また、彼女が人生の壁にぶつかっても、それを楽しむことができる姿勢がとても羨ましいと思いました。私は30代になってようやく苦労を楽しむ心境になれたのに、MISAさんは小学校や中学校の頃からそれができていて、本当にたくましく、かっこいいと感じました。

 息子さんが専門学校の卒業制作発表で、指文字や手話に関する動画を作った話にも感動しました。めまいもあってあまり無理ができない体の中で、一生懸命に仕事と子育てを両立させて、立派な息子さんに育て上げたことに、同じ子を持つ親として涙が出ました。

 忙しい中での貴重な体験を聞かせていただき、本当にありがとうございました。                                <手話講座講師>

 

  • 保護者の感想

 

MISAさんの動画を拝見しました。YouTube配信形式、すごく見やすかったです!ありがとうございました。

印象的だったのは、MISAさんの「補聴器を隠そうと思ったことなんて一度もない!説明しづらいときほど見せないと!」と明るく髪を耳にかけてらっしゃったところです。

難聴児の母として、MISAさんと全く同じ気持ちなのですが、わが子もMISAさんのように、明るく補聴器を見せてくれるようになってほしいな!と思いました。

あと、息子さんとのお話も印象的でした。授業参観のときのお話にほっこりしました。もっと聞きたいなと思いました。

今回も貴重なお話をありがとうございました!また次回楽しみにしております。                            <療育施設4歳児の保護者>

 

・小学生の頃から、自己紹介で「耳が聞こえないから大きな声で話してほしい」と配慮を求められていたのが素晴らしいと思いました。周囲の理解があったからこそ、小・中学校とあまり困らなかったのかなと感じます。高校生になって雑談についていけないことがあった、とおっしゃっていましたが、会話のレベルが上がってくるのもあるでしょうが、友達関係の深さなどでも関係があるように思います。

・指文字を使って息子さんとコミュニケーションがとれたエピソードが素敵でした。指文字を覚えておいて損はない、あるにこしたことがない、全てあって全てよし、と改めて感じました。

                          <療育施設4歳児の保護者>

 

MISAさんの動画、拝見しました。

何事にもポジティブで、困った事があっても、『楽しかった』と言う言葉で締めている部分が、MISAさんの人間性を感じられて素晴らしい方だなぁと思いました。

学生時代の先生からの配慮に関して、『大丈夫・他の子もいるし恥ずかしい』と言うWordは、我が子にも当てはまるので、今後も親として出しゃばりすぎずに本人の様子を見てフォローを続けられたらなぁと思いました。

小学校一年生・高校一年・23歳の時と3ヶ所で聴力が落ちる場面があった様ですが、親としてこれは、本当に怖いです。

ただ、この様な経験を今後することになるかもしれないと言うことは、我が子に伝えて行こうと思いましたし、我が子は脱毛症もあるので、ストレスや寝不足には気をつけて行こうと改めて思いました。

今回のお話を聞いて、今後も息子の1番の理解者で居たいと思いました。

素敵なお話しありがとうございました!!                         <中学生の保護者>

 

いつも動画を配信していただき、ありがとうございます。

MISAさんの明るくエネルギッシュなお話し、今回も励まされました。

ハローワークで障害者の就職面接等を紹介しているというのも、情報としてありがたかったです。

また、3度のひどい目まいと入院、ステロイド剤による治療、聴力低下というお話しを聞いて、こういう症状なのだと、初めて理解しました。

 娘も、目まい、頭痛、聴力低下を経験しましたが、また様子が違いました。MISAさんのように、ある意味はっきりとあらわれませんでした。いつもより少しつらい目まいがあり、しばらくたって耳の聞こえも悪くなったようだ、と受診しても、時間がたっているせいか、投薬の効果もあまりありません。先生は、ひどい目まいがあったはず、とおっしゃいますが、そこまで顕著にひどいことはありませんでした。その時は聴力も数ヶ月でほぼ回復しましたが、小学校高学年くらいからやはり徐々に下がってきたのです。

一人一人聞こえの状態、症状もほんとうに違いがあるのだと思いました。

やはり、いろいろなケースを知る機会は大切だと感じます。

今回もありがとうございました。

追加です。

 MISAさん、きっととてもツラいことをその都度乗り越えていらしたんですね。

立派に子育てして、本当にこれから楽しんでほしいです。応援したいです。 <大学生の保護者>

 

 マッキーズ(本ブログNO.15「マッキーズのこと」でご紹介。手話のおしゃべり会のこと)にもいらっしゃって明るさとコミュニケーション力が素敵なMISAさんのお話しということで、おこがましながらお友達の話を聞いているようで、とても嬉しかったです。

 MISAさん、きっと今まで大変な思いをたくさんなさってきたと思うのですが、いつも前を向いて何事もプラスに捉えていらっしゃる姿に感動しました。

 障害のあるなしに関わらず、人にはその時々の選択があり、それが成功したり失敗したりを繰り返していくのだと思いますが、やはり常に前向きな姿勢、柔軟な対応ということが大切で、きっとそれが周りの人々との良い関係性を築いたりと、自分も周りも幸せになるのだなぁとMISAさんのお話しを聞いて感じました。

 私のこれからの生活にもとても良い勉強になりました。

 貴重なお話をありがとうございました。

                               <大学生の保護者>

 

 

  • 支援者の感想

 

 頭の回転早く、スパスパ物を言うMISAさんのトークが気持ち良く、楽しく拝見致しました。MISAさんの社会適応能力の高さ、周りをも元気付けるパワーがありますね。

 元療育施設のS Tだった者としまして、あの頃はただ楽しく仲間と遊んでいたとのお話しが、大変嬉しかったです。言葉を教え込むのではなく、子どもたちの自発性自主性を大切に、遊びの中から学び取って貰える様にプログラムを作っていました。MISAさんの人とコミュニケーションする事への積極性や自信を育む土台を提供できたかな、と思いました。                                      < 支援者:言語聴覚士 >

 

 こんばんは。いつもお知らせをいただき、ありがとうございます。

 みささんも、自分とほぼ同年代なので、時代背景を思い出しながら拝見させていただきました。

 自分の聞こえについて、「一番最初が肝心。こうしてもらう方が自分にとっていいと、最初から周りに言った方がいい」と考え、実行されている姿勢が、素晴らしいと思いました。また、「補聴器を隠す必要なんてない!」と断言されるMISAさんに、芯の強さを感じました。

 子育てをされながら仕事を探し、現在は20年勤続で息子さんも育て上げるなんて、本当にかっこいいです。理解ある上司や同僚に囲まれたのは、MISAさんの賢さがあったからだと思います。息子さんのお話では、ご立派に育っていて、私も胸が熱くなりました。

 今は、プライベートも楽しんでいらっしゃると笑顔でお話をされていたので、体調が安定されていて良かったです。ご活躍を応援しています!

 今回も貴重なお話を伺い、勉強させていただきまして、ありがとうございました。 

                            < 支援者:ことばの教室教員>

 MISAさんのサバサバした考え方や行動が、格好いいなと思いました。どのようにしたらそうなるのか、家庭環境なのか、元々の性格なのか…。いずれにしても、ありのままの自分を受け入れ、それを正直に出せることが、自分らしく、楽に生きられるのかなと思います。これは誰にでも言えることですね。

 仕事や子育てで大変なこともあったと思いますが、優しい息子さんに育っていて、ミサさんの愛情がしっかり伝わっているのが分かりました。息子さんが1番の理解者という言葉に心打たれました。今回も貴重なお話をありがとうございました。

                                                               < 支援者:ことばの教室教員 >

 

以上、いただいた感想をご紹介した。

 

 感想をいただくと、一人一人きこえや個性は違うけれども、社会人として生活している先輩の姿は、みなさんの励みになっているのだなと実感する。きこえる人の世界で生活している人たちの中には、孤軍奮闘している人も少なくない。また、難聴のある友人とそこまで深い話をするとは限らない。

 みなさんが、自分とは違うなと思ったり、自分と共通するところを見つけて励みにしたりしながら、自分のやり方で進めるように、これからもロールモデルをご紹介していきたいと思っている。

   

 

 



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