科学センター・科学のひろば・科学館に関する市議会の議論
(市議会会議録から検索・抜粋・要約)
令和3年度
◆わたなべ忠司議員
科学教育センターについて伺いたいと思います。
資料請求いたしました。資料ナンバー14の科学教育センター会員児童数の推移です。
令和2年度はコロナの影響で減っていますけれども、令和3年度は296名と大幅に増えています。令和4年度、これは300名を超えるのではないかなというふうな状況なのですけれども、科学教育センターの運営に携わる方からお話を伺いました。
科学に興味を持つ子どもたちが増えるということは大変うれしい悲鳴ですということです。一方で、今、八小の理科室をメインで利用されていると思うのですけども、1教室だけでは当然入り切れない中で、他の空き教室も使いながら運営しているというふうに思います。しかし、それも、コロナ禍というのもありますけれども、スペースに不安があるということで、入り切れなくなってきている状況だということです。
この物理的課題、教室の確保について、現状考えていることがあればお示しいただきたいというふうに思います。
- 前田元指導課長
今年度、本当に多くの子どもたちが科学の学びをということで希望してくれました。現状の希望している子どもたちを全て受け入れることができれば最高なのですけれども、現時点で3交代制という形で工夫しながら、密を避けて子どもたちの体験活動が行えるようにしてございます。
さらなる希望者がいらした場合は、現状の工夫でもなかなか足りないというような部分が出てきてしまう可能性がございますので、その場合にはこれまでと同様の形が取れるのか、また新たな工夫をするのか、さらには希望者全員を受け入れるということが本当に適切なのかどうかということも含めて検討していかなければいけないというふうに考えておるところでございます。
◆わたなべ忠司議員
できれば全員受け入れていただきたいというふうに思います。これは多分思いは一緒だというふうに思うのですけども。
そして、現場からの要望としては、この教室の問題です。教室の準備、カスタマイズが都度必要で、例えば宇宙エレベーターを普通教室で行う場合ですけども、天井を開けてぶら下げて設置すると。終わったらまた元に戻して、翌日はまた同じ準備をするといったことが都度大変だということでした。
できれば固定の専用教室が欲しいという意見をいただいたのですけれども、今後さらに会員児童数が増えた場合、やはり専門的カリキュラムを行うには専用の場所確保も検討しなければいけないのかなというふうに思うのですけども、そのあたり見解を伺いたいと思います。
- 前田元指導課長
今の時点で新たな施設改築ということは考えていないのですけれども、今後の申込者数の推移でありますとか、それから講座数の推移でありますとか、それから私どものほうでどこまで科学教育センターを支援していけるかというような私どもの体制含めて、総合的に検討しながら考えていければというふうに思ってございます。
◆わたなべ忠司議員
ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。物理的課題はよく分かるのです。大変だというふうに思います。
ただ一方で、現場で活動されている方々は、御承知だと思うのですけども、科学館をつくろうといった活動もされている方々です。
先般、冬休み、科学のひろばやったのですけれども、そこに来られている保護者の方々も、そういった活動、科学館をつくろう的な活動をしているチラシとかも貼り出させていただいた中で、そういったことに興味を持たれて、何で立川にはそういった科学の拠点がないんだろうねといった言葉も、そういった保護者の方からもいただいた状況なんです。
そういった部分では、今後どういった形で進めていくかというのは、ある意味箱を造るというのはなかなか難しいとは思うのですけども、ある意味科学の拠点という位置づけの中でちょっと工夫をしていただきたいというふうに思います。
そういった部分で、ぜひ子どもたちの科学に関する興味をさらに深めていけるような、大変重要な事業でもありますので、しっかりと現場の意見を柔軟に聞いていただきたいというふうに、これは要望とさせていただきたいというふうに思います。
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令和2年度
◆稲橋ゆみ子議員
それから、理科観察実験支援事業についてです。今御答弁いただきましたのは、アシスタントの配置というところの財源になっておりますということですけれども、そうなりますと、今、3か年の事業で、全体像としては、東京都は頑張っている立川市にしっかりとお金が出ているのかなというふうに思って、そのプラスアルファの部分なのかなということでちょっとお聞きしたわけですけれども、そういうところの理解でよろしいのでしょうか。というか、この金額がそこに充当されるものということなのでしょうか。
といいますのは、やはり東京都も、理科に対して子どもたちの教育の学びに応援、頑張るようにということで、例年、東京都のほうから補助金というものが出てきているわけですけれども、例えば、今まで機材を購入したりとかいうことがあって、それは評価してきたのですけれども、その機材が、どうしても活用する先生たちがなかなか苦手だったりとか、その時間がないという、そんな背景があって、そのまま置き去りになっている状況があるということも、そういうことが分かってきた中で、やはりしっかりと実験ができるような補助とか、その応援体制をつくっていくことが、さらにこういう取組を進めていく。
子どもたちにも理科に対する興味、そこから理科というのはいろいろな展開が、生き物も生物もそうですし、広がっていくことがありますので、そういうこととして進めていただきたいというふうに思っているわけなんですが、その充当の金額としては少ないなというふうに受けているわけですけれども、だから、それは今回の補正予算と本予算というか、全体としてどういうふうになっているのかということをちょっと確認したいというふうに思います。
- 大野茂教育部長
議員御存じのように、本市におきましては理科教育に大変力を入れております。小学校科学教育センターを開設して、子どもたちの科学的な思考等の育成も図っているところでございます。
今回のこの補正予算につきましては、例年、この時期に補正を出しているというのは、東京都の補助が受けられるかどうかが4月以降にならないと分からないということになっているものでございます。
理科教育支援推進事業の指定を受けているから当然もらえるというものではございませんので、先ほど申し上げましたような支援員の配置という部分の補助であります。今、議員がおっしゃられました器具とか、そういう備品等につきましては、理科教育、教育全般の環境整備ということで別立てになっているところでございます。
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◆稲橋ゆみ子議員
科学教育センターの推移の資料請求の内容から、学習内容の充実に伴い、会員児童数の増加は、子どもたちの学びや興味を呼び起こす発見につながり、すてきなこととなっています。かねてから多摩川に近い、みらいパークでの開催を望む声があります。検討していただくことを要望いたします。
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◆山本みちよ議員
以前より私も一般質問でも申し上げてまいりましたが、若葉町地域をエリアとして跡地の一体的な活用をと考えてみたときに、例えば1団地の住宅施設としての都市計画上の縛りがあるため、用途変更には時間がかかる場所があること、また、令和4年度に予定されている新清掃工場への移転後についても、現若葉町清掃工場の操業停止から撤去、さらには土壌調査やその後の対策期間などの時間軸から見た捉え方、また、活用としてできること、できないことなどについても広く地元住民へ情報提供を行っていただき、特にこの時間軸について、どれがどのくらいの時間がかかるのか、期間がかかるのか、大まかなイメージだけでもいいので、共通認識として持っていただくことが必要ではないかと、このように考えます。そして、そのことをしっかりと周知していっていただきたいと思います。
そうした地域住民の時間軸も含めた、ある程度のイメージが持てるような理解の上で、市民ワークショップでの協議、検討を進めていただきたいと、このことを要望とさせていただきます。
また、現校舎は、築後50年が経過、おおむねあと10年から20年程度は供用可能ということでございました。第一次ステージとして可能な限りの活用が望ましいということなので、時間軸から見ても、相当期間、現校舎を活用したまちづくりが想定されるところであります。そう考えますと、冒頭申し上げましたように、しっかりと未来を見据えた活用が望ましいと、このようにも考えるところであります。
様々な事例を参考に市民ワークショップで議論していくとのことでありましたが、例えば玉川上水沿いの遊歩道でつながる徒歩圏内にある美術大学やUR都市機構と提携をして公団、今5階、4階がかなり空いております、上層階、エレベーターがないもので。そうした上層階の空き部屋に学割制度などをさらにつくっていただいて、若い人の入居を促進し、この方たちが自治会の若返りを図るとか、現校舎ではアトリエや、たくさん黒板があるわけですので、そういった黒板を活用した黒板アート教室を展開するとか、また今年も9月16日から開催されますアール・ブリュット展の開催会場にするとか、または未来の子どもたちのための科学センターの設置といったような希望が湧いてくるようなお声も頂戴しているところであります。
そうした様々な御意見も取り入れていただきながら、事例参考としての提示をしていただくことを要望といたしまして次に移りたいと思います。
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平成31年度令和1年
◆浅川修一議員
第2に、科学教育の推進について伺います。
日本は物づくり、技術開発で発展してきた面があると思います。私も技術者になりたいと子どものころから考えて、理系の大学で学び、自動車の部品会社で働いてきました。今は全く別の仕事をしておりますが。
私が子どものころは、科学技術の進歩への憧れも多くあり、理科や科学の勉強にも意欲的だったという思いがあります。その後、技術立国と言われながら、物づくりの現場については3Kと言われるようなところもあり、若い人たちに人気がないというような問題も今多く指摘されております。
また、ゆとり教育の中で理科の授業時数が減るなどということで、子どもたちの間でも理科が苦手とか、あるいは科学離れというような状況もあると聞いております。
そういう中で立川教育振興会から「2019夏休み科学のひろば」の紹介と案内を送っていただきました。
これまでも議会で他の議員から科学教育センターなどの質問がありました。私も改めて資料を読ませていただき、話を伺い、すばらしい取り組み、活動だと感じました。
ことしの夏の「立川夏休み科学のひろば」には延べ900人が参加したということであります。また、今年度の立川科学教育センターも過去最高の240人の入会があり、四つのクラスに分けて実施し、子どもたちにも喜ばれているということでありました。
私は教育委員会を初め、支えてくださっている関係者の皆さんに本当に感謝をしたいというふうに思います。
そこで、改めて立川の教育委員会として科学教育の位置づけや重要性についての認識、教育委員会並びに科学センターなど市民の皆さんの取り組みについてどのような評価や見解を持っているのか伺います。
また、教育振興会からの案内の中に、一昨年から、「立川に科学館を!」という設立準備会がつくられ活動していることが紹介されておりました。
私は昨年の議会で、かつて少年科学館の建設を質問したことがあるが、最近は公共施設の再編など、こういうことが問題になっている中で、いわゆる箱物建設の提案は難しいと。それでも夢のあるような立川にしたいというような質問、あるいはそういうことを述べてまいりました。
私は、今こういう立川に科学館をつくりたいという運動、取り組みがあることを知って、立川の子どもたちに科学館という夢のある、未来のある施設ができたら、どれほどすばらしいかというふうに思いました。
市民レベルの運動があるのは心強い限りだと思います。さらに、立川には極地研究所などもあり、民間企業の協力を得たり、まあ、直ちに専門の施設ということでなくても、あいている公共施設、あるいはその再編の中で徐々に進めていくことなど、工夫はいろいろできるというふうに考えております。
そこで、市民の科学館設立の動きに対して教育委員会としてどのような見解を持っているのでしょうか。立川市としても科学館設置の市民の運動を応援し、設置を検討できないのか伺います。
- 小町邦彦教育長
科学教育の推進についてでございます。
本市では、第2次学校教育振興基本計画に科学教育の充実を位置づけております。これは子どもたちの未知のものに対する探究心、気づきの喜びを育てるには科学教育が最適と考え、一生涯続く学びの基礎となるものとして力を入れて取り組んでいるところでございます。
具体的には小学校科学教育センターの開催や今年度から開始した都立高校や企業と連携した中学校夏季科学講座の実施を通して、児童生徒の科学に対する関心・意欲の向上を図っているほか、理科観察実験支援員を配置し、観察・実験の充実を図るとともに、児童の研究の成果をごらんいただく小学生科学展も開催しております。
また、理科に関する研究授業にアドバイザーを派遣し、教員の指導力の向上にも取り組んでいるところでございます。
科学館の設置の質問でございます。
市では、240名に参加いただいています小学校科学教育センターのさらなる充実や、今年度から開始した都立高校や企業と連携した中学校夏季科学講座、地域学習館などにおける取り組みなどを継続・発展させていきたいというふうに考えています。
その場所といたしましては、既存の学習館や学校を有効活用することにより、科学に対する興味・関心をさらに高めることができるというふうに考えております。
また、議会を初め教育振興会や、それから大学、企業等の応援をいただいているところでございますので、そういった応援を受けまして、これまでの取り組みをさらに充実させていただきたいというふうに考えておりますので、新たに館としての子ども科学館を現時点で創設する考えはございません。
◆浅川修一議員
科学教育と子ども科学館の設立についてであります。
この点で教育長がさまざま御答弁をいただいて、積極的ないろいろな取り組みをされているということはわかりました。
それで、ただ、私は教育長もごらんになっているというふうに思うのですけれども、「立川に科学館を!」という、こういうニュースというんですか、設立準備会が発足したという、こういう紹介だったんですけれども、これを見ると、プラネタリウムがあったり多摩川とか地域の産業ですとか、さまざまなものが紹介されておりまして、ただ科学にとどまらないような非常に深い内容があるというふうに思うんですけれども、なかなか、教育長も答弁されたように、館としては難しいというのは、それはそうかもしれませんが、しかし、こういう内容のものがあったらすばらしいなとはお考えにならないでしょうか。
- 小町邦彦教育長
御紹介いただいたものを私も見させていただきまして、特に教育振興会は夏休み中心に、本当に子どもたちの興味・関心を引くような講座を多岐にわたって展開していただいております。そこには自然あり、それから化け学としての化学あり、考古学ありということで、さまざまな要素があって、子どもたちの興味・関心を引くような取り組みを本当にしていただいて助かっているところでございます。
子どもたちは、小学生のうちは理科が好きという子ども、立川の場合は多いんですけれども、中学生になるとそこが低くなってしまうというのが課題として上がっておりまして、そんな課題解決に向けて夏休みにやったということでございます。
本市にはさまざまな施設が、既存の施設ございますので、そこを多様に活用することによって、今議員御紹介のような取り組みは十分可能であろうというふうに思っておりますので、今後とも教育振興会とも御相談しながら、子どもたちの科学に対する意欲・関心を高めてまいりたいと考えております。
◆浅川修一議員
言葉尻を捉えるようで大変申しわけないんですけれども、あったらいいなというふうには思われないでしょうか。
- 小町邦彦教育長
公共施設は今なかなか維持管理が大変ということで、建てるときは維持管理までなかなか想定していないということで後の負担になるということもあるわけでございます。
大きい市ですと、1市でそれを持つというところで八王子だとか、私も見学させていただいたんですけれども、多摩東部のほうでは6市で共同で持つというようなやり方もしているところございます。活動内容自体、館の設備のプラネタリウムがあるということを含めて、それは大変にすばらしいものだなというふうに思っております。
本市も科学センターは府中のほうにプラネタリウムも活用させていただいて、必ずしも1市が一つの館をそれぞれ機能別に持つという時代ではないのかなというふうに思っています。広域連携の中でさまざまな活用を多面的にできるんではないかなというふうに考えております。
◆浅川修一議員
ぜひ多面的にいろいろ工夫をしていただきたいというふうに思います。
それで、今紹介がありましたように科学教育センターの活動は非常にすばらしいというふうに思うんですけれども、参加者もふえたり、いろいろ運営も大変だというふうには思いますけれども、これを支援していただくという点で、聞くところによると予算減っているんではないかというような話も聞きますけれども、この支援をしていただくと、充実強化していただくという点ではいかがでしょうか。
- 小町邦彦教育長
本当に子どもたちの科学に対する意欲・関心が高くて、議会の皆様の応援をいただきまして、全ての興味ある子を受け入れるという体制を立川市はとっております。そんな中で物理的な、そろそろ限界点に達してという現場の声も聞いておりますので、運用で工夫できることはないか。例えば、今5年生、6年生が同じメニューをやって、2年間同じ取り組みをしているお子さんもいるわけです。2年目になるお子さんは、逆に言うと、もう少し深めたいとか、中学生と一緒にやりたいとか、そのような新しいニーズも出てきておりますし、またプログラミング含めてコンピューターを活用した科学というのも新しい切り口として出ておりますので、そんな展開も今後考えていきたいというふうに思っておりまして、これに関しましても行政だけではなくて学校の理科の専科の先生、それから先ほど御紹介あった教育振興会の皆様方とも御相談しながら、充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
◆浅川修一議員
是非充実をお願いしたいというふうに思います。
それで、私はこの科学館、私は当時は少年科学館というふうに提案したんですけれども、別に立川科学館でも、子ども科学館でも、何でも名称はいいというふうに思うんですが、今教育長から答弁ありましたように、施設を新たにつくるというのはなかなか大変だというお話でした。この少年科学館を提案したのは27年前で、平成3年になるんです。私はちょうど平成3年の予算、どの程度だったかと見ましたら676億で、現在796億。120億くらい。やっぱりね。まあ、27年前ですから。それでもバブルの最後のあたりで非常に予算規模が伸びたときでありますけれども、そういう状況です。
今、なかなかいろいろ債務とか基金の費目とか項目とか考え方が随分変わってきていますので、比べやすいというところで言いますと、債務残高は当時481億で、今は378億ということです。
それから基金について言いますと、当時平成3年、財政調整基金は38億、公共施設整備基金が37億と。現在、財政調整基金は105億、公共施設整備基金は129億と。
単純にはもちろん比較できなくて、今少子高齢化が進んでいるとか、公共施設の老朽化があるとか、そういうことはわかるわけですけれども、しかし単純にこの財政状況を見ると、決して当時--まあ、いろいろ、今と比べたら、もっともっと厳しいかなと思われるようなときでも、私も少年科学館と言いましたけれども、ほかの議員の皆さんも、博物館とか美術館とか夢のあるような提案をいっぱいしていたんだというふうに思うんです。
今どうしてもそういうことが言いづらくなっちゃっているんですけれども、私はこの際、やはりこの科学館について、ぜひいろいろな取り組みというか、方向というんですか、方策というんですか、そういうのは考えられると思いますので。
なぜ私はこれを言うかというと、市民の皆さんの運動があるということです。これは非常に大きな力だというふうに思いますので、ぜひこの点は改めていろいろな工夫をしていただいて、少しずつでも取り組んでいただきたい。この点は要望して、次に移ります。
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◆中山ひと美議員
3点目の小学校科学教育センターについて質問いたします。
小学校科学教育センターについてですが、私が2期目のとき文教委員長を務めさせていただき、80人の定員のところ、かなりの応募があり、抽せんと聞き、それではせっかく学習意欲がある子どもたちの気持ちを折ってしまう、不公平ではというところで、どうか全員受け入れてあげてほしいとお願いいたしました。お願いを聞き入れていただき現在に至っていると思います。大変感謝しております。
さてさて、現在はかなりの定員オーバーと聞いておりますが、現状と課題を伺います。
- 小町邦彦教育長
次に、小学校の科学教育センターの現状と課題でございます。
本市においては、昭和39年より小学校科学教育センターを設置し、体験的な活動に力点を置いた科学教育を推進しております。
この講座に参加する児童は年々増加しており、昨年度は16回の講座に対しまして過去最高の199名の登録をいただくということで、理科好きな子どもたちの増加につながっているものというふうにうれしく思っているところでございます。
一方、会場の収容可能人数が限られておりますので、この定員をどう今後していくのかということが大きな課題というふうになっています。
いずれにいたしましても、子どもたちの科学する心、それをしっかりと育成してまいりたいという方針には変わりございませんので、実施方法につきまして工夫を含めまして、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。
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◆高口靖彦議員
学校教育の充実について伺います。
過日、第15回立川教育フォーラムがたましんRISURUホールで開かれました。児童生徒らが主体となって、職場体験、立川市・大町市姉妹都市中学生サミット、中学生平和学習広島派遣事業、児童会・生徒会サミット、立川市立小学校科学教育センターの取り組みが報告されました。その堂々とした姿に、そして中身の濃い報告にとても感銘を受けたものです。これらの取り組みを大いに評価したいと思います。
さらなる充実を期待したいと思いますが、市の評価と今後の取り組みについてお聞かせください。
また、あわせて、平和学習に関連して、市長みずからの平和首長会議への出席についてお考えをお聞かせください。
子どもたち自身の意見はとても大切です。児童会・生徒会サミットは、私も直接様子を見せていただきましたが、その中でほとんどの子どもたちが、かばんが重い、荷物が重いと意見していたと思います。
かつて一般質問いたしましたが、子どもたちの率直な意見をどう受けとめられたでしょうか。次回のサミットで子どもたちから同じ意見が出ないことを期待しますが、お聞かせください。
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平成30年度
◆浅川修一議員
この市の予算編成方針、毎年見ているわけでありますが、ここのところ厳しい言葉が並んでいるというふうに思います。しかし、私、古くから議員をやっておりまして議会にかかわっていると、今よりもっともっと財政指標の厳しいときに福祉や教育の充実、新規事業、またまちづくり、下水道、公共施設整備を初めとした予算を組んでいたというふうに思い出します。
私が初めて議員になったとき、市長も議員であられました。私、同じ文教委員会で、市長は文教委員長で、よくそういう美術館とか博物館、視察して、私たちとして、それぞれ会派いろいろ違いますけれども、要望したことを覚えております。私もプラネタリウムのある少年科学館をつくったらどうかと、当時はそういう議論が普通に行われていたわけでありますけれども、最近はなかなかそういう議論がないというふうに思います。
今、それをつくれと言っているわけではありませんけれども、やはり積極的な予算を学校の改修とか建て替えとか組んでもいいのではないかというふうに思うわけであります。
もう一つ、私が議員になったときに、ここにいる部長もみんな若い職員で、当時皆さんは、課長や上司の方に新しい提案をどんどんやったと、そういう時代だったというふうに思うんですね。今、皆さんが今度は若い職員から提案されたときに、それは私がどこかへ移ってから言ってくれというようなことがないとは思いますけれども、そういう状況を私は心配するわけであります。
私自身も、今、財政が左うちわだというふうには言いませんけれども、もう少し明るい予算編成方針を出すことができないのか、ぜひ見解をお聞かせいただきたいと思います。
市債や基金の積極的活用も考えるべきだというふうに思うんですね。例えば基金について、2016年6月の議会で、国が地方自治体の基金が多いとして、交付税やあるいは補助金削減の議論が始まっていると、私はこれは非常に危険だというふうに指摘したんですね。
実際に、2017年、財務省が地方自治体の基金がふえていることを問題にし始めております。昨年11月10日に麻生財務大臣は記者会見で、地方自治体が基金を使わずにただためている、有効に使われているかは見えない、ここまで述べております。
今、私が指摘したとおりになってきているわけですけれども、こういう事態についてどのようなお考えか見解を求めます。
一方で、財政が大変と言いながら、黒字であり多額の役員報酬を払っているモノレール株式会社に固定資産税を毎年減額していることは納得できません。これまでも何回も聞いてまいりましたが、これは廃止できるまで聞きたいというふうに思っております。
まず、モノレール開設以来、固定資産税の減額というのは総額で幾らになるのかお伺いいたします。
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平成29年度
◆中山ひと美議員
それから、立川で一番、日本で一番と思っているのは、立川にあります科学教育センターだと思います。今回も八小に新たにブースができまして、皆さん、関係者一同、とっても喜んでいます。これは本当に、私が文教委員長のときに見学へ行きまして、子どもたちが目を輝かせて一つ一つ学んでいる。そんな中で、最初は定員80名ぐらいだったと思います。応募者が多くて抽選なんですよという話を聞いたときに、それは公立としては不公平だから、全部受けられるといいですねとお願いしましたら、本当に今、物すごい、130名でしたっけ。あれ、180(「164」と呼ぶ者あり)--164名というこれほどの大きな世帯になりました。ひょっとしたらノーベル賞をもらえる子どもたちが育つかもしれないじゃないですか。こういう可能性を持って、教育というのは夢を持っていくものだなと思っておりますが、簡単で結構ですので、今の科学教育センターの状況をお伺いしたいと思います。
- 小町邦彦教育長
二つ目でございます。プログラミング教育でございます。
プログラミング教育は、将来、どのような職業につくとしても、時代を超えて普遍的に求められるプログラミング的思考を育むことが目的とされております。
本市においては、昨年度からプログラミング教育を実施する前提となる言語能力の育成や各教科等における論理的思考力の育成に努めております。
また、本年度は、日本マイクロソフト株式会社との提携を推進いたしまして、プログラミング教育に関する教員の研修を実施して、支援体制、準備をしっかり整えてまいりたいというふうに考えております。
三つ目でございます。科学教育センターでございます。
本市科学教育センターは、昭和38年に発足した北多摩地区の科学教育センターを前身といたしまして、昭和43年には立川市独自で科学センターを開設いたしました。平成20年には希望者全員を受け入れることに制度変更いたしまして、本年度は過去最高の164名の児童を受け入れ、実験、観察、見学、体験等、さまざまな講座を実施してまいります。
平成28年度には、第4回宇宙エレベーターロボット競技会に参加いたしまして、科学センターとして準優勝に輝いております。
これからも子どもたちの科学の芽を大切に育てるため、科学教育センターの講座内容の充実を図ってまいります。
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平成28年度
◆稲橋ゆみ子議員
それから、科学教室というところでとても人数が増員となっています。そういった状況にあわせて、今回、大規模改修をするというところでの取り組みということは、十分そういったものも配慮しているのかどうか、その点についてお聞かせください。
◎教育部長(栗原寛君)
続きまして、科学センターでございますが、現在は、科学センター、理科室とは別室で設けているところでございますが、改修後につきましては、科学教育センターと理科室は兼務という形で運営をしていくということで改修をしていきます。