今回の
+サイエンスは
小浜温泉バイナリー発電所についてです。
毎日、100℃の温泉水が、
1万5千トンが湧き出ていて
その70%が海に捨てられているそうです。
この温泉水の熱を利用して
発電所を作り、活用しています。
他地域へも供給しているそうです。
バイナリー発電とは、
熱水や蒸気の力で、
水よりも沸点の低いアンモニア水やペンタン、代替フロンなどの液体を
沸騰させ気体にして、その蒸気で発電機のタービンを回します。
このとき、加熱に使った熱水や蒸気は変化せずもとに戻り、
沸騰した気体になった物質も冷却して液体にもどして再利用します。
つまり、バイナリー発電には、熱水や蒸気で液体を沸騰させるサイクルと、
気体にした物質がタービンを回転させるサイクルの2つがあるということです。
これが、バイナリー発電の名前の由来です。
小浜バイナリー発電所の詳細は、下記をクリック、タップしてホームページをご覧ください。
↓
小浜温泉バイナリー発電所|発電所|SymEnergy|未来を創る 共に生きるために 今やるべきこと
火山国、温泉国、地熱国の日本では、
活用できる自然エネルギーの発電方式です。
2016年1月に、沖縄の久米島に行ったとき、
海洋深層水と表層水の温度差利用したバイナリー発電実験所がありました。
これは、無尽蔵の海水を使うという
夢のような発電方式です。
ホームページによると、
今日の久米島の表層水は24.0℃、深層水は9.5℃だそうです。
こんなに、差があるのはビックリ!
詳しくは、下記をクリック、タップしてご覧ください。
↓
沖縄県海洋温度差発電実証設備 (otecokinawa.com)
私は、この2016年の沖縄久米島の旅以来、
このバイナリー発電に注目しています。
FMたちかわの科学番組をやっていた時も
紹介しました。
暖流の流れる海洋国日本にピッタリです。
今年、偶然、長崎小浜でまたバイナリー発電に出会いました。
もっと、調べようと思いました。
捨てている温泉水で発電!なんて
温泉水も喜んでいることでしょう。(微笑)
温泉ファンとして応援したい。
では、また書きます。
残暑、ご自愛を