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岡村幸保 人間讃歌・ビバサイエンス・自由闊達オカピーLOG              

科学館建設に関する立川市議会の会議録

科学館建設に関する立川市議会の会議録抜粋  2024.5.12

                 「立川に科学館を!」賛同ネットワーク                                 

        岡村 幸保

                        立川・自然と科学の会会長   
                    立川サイエンスひとネット

                   立川教育振興会(科学のひろば担当)

立川に科学館をつくる取り組みに活用されることを期待して作成しました。 
科学センター、理科支援、理科教育についての会議録も、順次掲載します。


【平成2年3月 予算特別委員会】

副委員長(矢口昭康君)

それから、二つ目に科学館でございますけれども--子供科学館でございますが、この辺の計画はどうなっているか、ちょっと教えていただきたいと思います。

社会教育部長(師正君)

科学館についての御質問でございますが、市街地再開発ビルの中に余裕があるというようなことで、文化的な総合ビルというような話も一時ございまして、そのようなことで、私ども内部でそのあり方等について検討をして、現在、構想などを練っているというふうな経過がございます。

【平成3年3月 定例会】

(浅川修一君)

少年科学館についてであります。私は、以前、子供たちにプラネタリウムを含む少年科学館の建設について質問をいたしました。当時、教育センターを含め検討している、建設の時期、場所について市の関係部局と鋭意検討中であるという御答弁を教育長からいただいておるわけでありますが、その後の状況についてお聞かせください。

市長(青木久君)

次プラネタリウムの問題でございますが、二十一世紀を担う子供たちに、豊かな人間性、創造性、科学的思考などを養うために、児童、青少年を対象とした児童科学館は大変効果的な施設であります。主な内容としては、プラネタリウム、科学展示室、AV学習室、コンピュータープレールーム、パソコンルーム、科学工作室、会議室などが考えられます。児童科学館の建設につきましては、来年度の基本計画の見直しの中で十分検討してまいりたいと考えております。

【平成7年9月 定例会】

(矢口昭康君) 

子供科学館の建設については、たしか第2次基本計画によると、平成8年から10年まで検討することになっているのでありますけれども、どのような構想を持っていらっしゃるのか、お伺いいたします。
 次に、郷土色を生かした淡水魚の水族館の建設であります。
 立川市は母なる多摩川によりまして発展を遂げてきた土地柄であります。多摩川の清流も現在では都市化により年々と汚染され、かつて生息していた川魚は今は姿を消しているのが現状であります。こういう状況から、例えば上流から下流に至るまでの生息している川魚あるいは貝類、水草、昆虫、小動物などを収集した淡水魚の水族館と世界の淡水魚、特に子供たちの関心の高いもの、例えば電気ウナギであるとかナマズか、チョウザメとかそういうものもあわせて多摩川水族博物館なるものを考えていってはどうかと思うんでありますけれども、いかがでありましょうか。
 次に、小動物などを飼育できる公園についてであります。
 小動物を飼ったり触れたりすることにより、子供たちの情操教育を高め、生命を大切にすることを教えることにも通ずるのであります。団地は動物は一切飼ってはならないことになっているのであり、学校でも小動物--ウサギや鶏などを飼っているところもありますけれども、学校によってはその差があるわけでございます。そこで、近隣の公園に迷惑にならない小動物を飼うようにしていったらどうかと思うのでありますけれども、再度この点について見解を賜りたいと思います。

市長(青木久君) 

子供科学館の問題でございますが、未来を担う子供たちにとって人間性や創造性、科学的な思考などを養う上で有意義な施設であり、第2次基本計画では青少年センター、教育センター、テレコンプラザ機能等との併設を考えながら、児童青少年の活動の拠点となるべき施設を計画年度の後半に整備するよう位置づけられております。児童科学館につきましては、日進月歩で進む技術革新の中で将来にわたって有意義な施設である必要があるため、今後関係機関や有識者などによる構想検討委員会を設置するなどして児童科学館のあり方を研究してまいりたいと思います。
 次に、郷土色を生かした淡水魚の水族館の建設についてでありますが、子供たちの夢を育てるために淡水魚の水族館の建設につきまして御提案をいただきましたが、子供のための施策につきましては子供たちが健やかに成長できるように、これまでも第2次基本計画に基づき進めてきたところでございます。御提案の件につきましては、総合的な子供のための施策や多摩川、玉川上水等の特色を生かしたまちづくりの中で今後検討してまいりたいと考えております。
 次に、小動物を飼育できる公園についてでございますが、公園整備につきましては立川市新長期総合計画第2次基本計画並びに立川市緑の基本計画に基づき特色のある公園整備を進めているところでございます。御質問の小動物等を飼育できる公園の整備につきましては、昆虫等の飼育ができる公園を含め、市街化が形成されつつある当市域での設置場所の問題、市民とのコンセンサスの関係、また小動物等の飼育に関する専門的な知識等について研究していく必要があると考えておりますので、今後の研究課題とさせていただきたいと思います。

【平成7年12月 定例会】

(小玉博美君)

次に、プラネタリウムなどの市長の公約についてであります。

 この問題では、9月議会の中である議員の質問に対して市長が、「今後、関係機関や有識者などによる構想検討委員会を設置するなどして、児童科学館のあり方を研究してまいりたい」と答弁されていますが、来年度から第2次基本計画の後半に入るわけであります。構想検討委員会をいつごろまでに設置するのか、建設着工をいつごろと考えているのか、今後のスケジュールの展望についてお聞かせいただきたいと思います。

 また、この問題では、我が党の浅川議員が何度か質問しておりまして、児童科学館と市は言っておるけれども少し範囲が狭いのではないか、大人も楽しめる少年科学館にと申してまいりましたが、このことの考えもお聞かせいただきたいと思います。

市長(青木久君) 

プラネタリウムなどの市長の公約についてでありますが、子供科学館は未来を担う子供たちの人間性や創造性、科学的な思考を養い、児童や青少年の活動の根拠となるように青少年センター、教育センター、テレコムプラザ機能などを併設する施設として、第2次基本計画に位置づけています。

 児童科学館の建設に当たりましては、用地の取得、施設や設備の規模、運営面など相当な財政負担が予測されます。したがいまして、今後の対応といたしましては、第2次基本計画を踏まえて検討してまいります

【平成9年6月 定例会】

(中島光男君)

児童科学館についてでありますが、今、子供の生活は自宅から学校、学校から塾へという生活の繰り返しで、遊びについても家の中でゲームやビデオを見るなど、子供特有の明るく伸び伸びと飛び回っている光景を目にすることは少なくなりました。これについてはさまざまな理由があると思われますが、その一つに、子供にとって魅力のある遊び場、自由で健康的な活動拠点がないということにあると思います。児童や青少年の活動と交流の拠点となる施設として、第2次基本計画にも組み込まれている児童科学館の建設に本格的に取り組むべきではないかと考えますが、現在この点についてどのような状況になっているのか

市長(青木久君)

児童科学館についてでございますが、現在、立川市新長期総合計画の第2次基本計画の中でその建設が位置づけられているところであります。しかしながら、小平市を含め近隣6市で開設した多摩六都科学館の膨大な建設費用や経常経費及び入場者数の推移等を勘案いたしますと、市独自で事業展開を行うには、土地の取得や財政面から慎重に対応を図っていくことが必要でございます。つきましては、東京都への要請や近隣市との合同で事業を展開していくなど、その方策について今後平成12年度から始まる第3次基本計画を策定する中でその検討を進めていきたいと考えております。

【平成12年1月 立川市第3次基本構想審査特別委員会】

委員(上條彰一君) 

現基本構想の到達点のどういう点がおくれていると考えているのか、総括的に見て、こういう点、こういう分野だという点を明らかにしていただきたいと思います。

企画課長(羽生凱哉君) 

現計画の到達状況ですが、どういう点ができていないのかとそういったお尋ねでありますが、主な事業を挙げますと、立川駅南口市街地再開発事業、武蔵砂川駅周辺地区の整備事業、第2斎場、曙学供、児童科学館、地域福祉サービスセンターの一部、あるいは市民保養所、新庁舎、こういったたぐいでありまして

・・・・長期間、議論無し・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【平成30年9月 定例会】

(浅川修一君)

私が初めて議員になったとき、市長も議員であられました。私、同じ文教委員会で、市長は文教委員長で、よくそういう美術館とか博物館、視察して、私たちとして、それぞれ会派いろいろ違いますけれども、要望したことを覚えております。私もプラネタリウムのある少年科学館をつくったらどうかと、当時はそういう議論が普通に行われていたわけでありますけれども、最近はなかなかそういう議論がないというふうに思います。

市長(清水庄平君)

厳しい財政の中で、なかなか右肩を上げて高らかに宣言というのは難しい状況にあるんではないかなというふうに私自身思っています。
 そうは言いながらも、余り、深刻な顔つきというのは生まれつきですから、兄弟、女房等にも、お父さん、そんな怖い顔しないでと言われております。できるだけにこやかな顔をしながら行政に当たってまいりたいというふうに考えております。

【平成31年度令和1年】

◆浅川修一議員

第2に、科学教育の推進について伺います。 

日本は物づくり、技術開発で発展してきた面があると思います。私も技術者になりたいと子どものころから考えて、理系の大学で学び、自動車の部品会社で働いてきました。今は全く別の仕事をしておりますが。

 私が子どものころは、科学技術の進歩への憧れも多くあり、理科や科学の勉強にも意欲的だったという思いがあります。その後、技術立国と言われながら、物づくりの現場については3Kと言われるようなところもあり、若い人たちに人気がないというような問題も今多く指摘されております。

 また、ゆとり教育の中で理科の授業時数が減るなどということで、子どもたちの間でも理科が苦手とか、あるいは科学離れというような状況もあると聞いております。

 そういう中で立川教育振興会から「2019夏休み科学のひろば」の紹介と案内を送っていただきました。

 これまでも議会で他の議員から科学教育センターなどの質問がありました。私も改めて資料を読ませていただき、話を伺い、すばらしい取り組み、活動だと感じました。

 ことしの夏の「立川夏休み科学のひろば」には延べ900人が参加したということであります。また、今年度の立川科学教育センターも過去最高の240人の入会があり、四つのクラスに分けて実施し、子どもたちにも喜ばれているということでありました。

 私は教育委員会を初め、支えてくださっている関係者の皆さんに本当に感謝をしたいというふうに思います。

 そこで、改めて立川の教育委員会として科学教育の位置づけや重要性についての認識、教育委員会並びに科学センターなど市民の皆さんの取り組みについてどのような評価や見解を持っているのか伺います。

 また、教育振興会からの案内の中に、一昨年から、「立川に科学館を!」という設立準備会がつくられ活動していることが紹介されておりました。

 私は昨年の議会で、かつて少年科学館の建設を質問したことがあるが、最近は公共施設の再編など、こういうことが問題になっている中で、いわゆる箱物建設の提案は難しいと。それでも夢のあるような立川にしたいというような質問、あるいはそういうことを述べてまいりました。

 私は、今こういう立川に科学館をつくりたいという運動、取り組みがあることを知って、立川の子どもたちに科学館という夢のある、未来のある施設ができたら、どれほどすばらしいかというふうに思いました。

 市民レベルの運動があるのは心強い限りだと思います。さらに、立川には極地研究所などもあり、民間企業の協力を得たり、まあ、直ちに専門の施設ということでなくても、あいている公共施設、あるいはその再編の中で徐々に進めていくことなど、工夫はいろいろできるというふうに考えております。

 そこで、市民の科学館設立の動きに対して教育委員会としてどのような見解を持っているのでしょうか。立川市としても科学館設置の市民の運動を応援し、設置を検討できないのか伺います。

  • 小町邦彦教育長 

科学教育の推進についてでございます。本市では、第2次学校教育振興基本計画に科学教育の充実を位置づけております。これは子どもたちの未知のものに対する探究心、気づきの喜びを育てるには科学教育が最適と考え、一生涯続く学びの基礎となるものとして力を入れて取り組んでいるところでございます。

 具体的には小学校科学教育センターの開催や今年度から開始した都立高校や企業と連携した中学校夏季科学講座の実施を通して、児童生徒の科学に対する関心・意欲の向上を図っているほか、理科観察実験支援員を配置し、観察・実験の充実を図るとともに、児童の研究の成果をごらんいただく小学生科学展も開催しております。

 また、理科に関する研究授業にアドバイザーを派遣し、教員の指導力の向上にも取り組んでいるところでございます。

 科学館の設置の質問でございます。

 市では、240名に参加いただいています小学校科学教育センターのさらなる充実や、今年度から開始した都立高校や企業と連携した中学校夏季科学講座、地域学習館などにおける取り組みなどを継続・発展させていきたいというふうに考えています。

 その場所といたしましては、既存の学習館や学校を有効活用することにより、科学に対する興味・関心をさらに高めることができるというふうに考えております。

 また、議会を初め教育振興会や、それから大学、企業等の応援をいただいているところでございますので、そういった応援を受けまして、これまでの取り組みをさらに充実させていただきたいというふうに考えておりますので、新たに館としての子ども科学館を現時点で創設する考えはございません。

◆浅川修一議員

 科学教育と子ども科学館の設立についてであります。

 この点で教育長がさまざま御答弁をいただいて、積極的ないろいろな取り組みをされているということはわかりました。

 それで、ただ、私は教育長もごらんになっているというふうに思うのですけれども、「立川に科学館を!」という、こういうニュースというんですか、設立準備会が発足したという、こういう紹介だったんですけれども、これを見ると、プラネタリウムがあったり多摩川とか地域の産業ですとか、さまざまなものが紹介されておりまして、ただ科学にとどまらないような非常に深い内容があるというふうに思うんですけれども、なかなか、教育長も答弁されたように、館としては難しいというのは、それはそうかもしれませんが、しかし、こういう内容のものがあったらすばらしいなとはお考えにならないでしょうか。

  • 小町邦彦教育長 

御紹介いただいたものを私も見させていただきまして、特に教育振興会は夏休み中心に、本当に子どもたちの興味・関心を引くような講座を多岐にわたって展開していただいております。そこには自然あり、それから化け学としての化学あり、考古学ありということで、さまざまな要素があって、子どもたちの興味・関心を引くような取り組みを本当にしていただいて助かっているところでございます。

 子どもたちは、小学生のうちは理科が好きという子ども、立川の場合は多いんですけれども、中学生になるとそこが低くなってしまうというのが課題として上がっておりまして、そんな課題解決に向けて夏休みにやったということでございます。

 本市にはさまざまな施設が、既存の施設ございますので、そこを多様に活用することによって、今議員御紹介のような取り組みは十分可能であろうというふうに思っておりますので、今後とも教育振興会とも御相談しながら、子どもたちの科学に対する意欲・関心を高めてまいりたいと考えております。

◆浅川修一議員 

言葉尻を捉えるようで大変申しわけないんですけれども、あったらいいなというふうには思われないでしょうか。

  • 小町邦彦教育長 

公共施設は今なかなか維持管理が大変ということで、建てるときは維持管理までなかなか想定していないということで後の負担になるということもあるわけでございます。

 大きい市ですと、1市でそれを持つというところで八王子だとか、私も見学させていただいたんですけれども、多摩東部のほうでは6市で共同で持つというようなやり方もしているところございます。活動内容自体、館の設備のプラネタリウムがあるということを含めて、それは大変にすばらしいものだなというふうに思っております。

 本市も科学センターは府中のほうにプラネタリウムも活用させていただいて、必ずしも1市が一つの館をそれぞれ機能別に持つという時代ではないのかなというふうに思っています。広域連携の中でさまざまな活用を多面的にできるんではないかなというふうに考えております。

◆浅川修一議員 

ぜひ多面的にいろいろ工夫をしていただきたいというふうに思います。

 それで、今紹介がありましたように科学教育センターの活動は非常にすばらしいというふうに思うんですけれども、参加者もふえたり、いろいろ運営も大変だというふうには思いますけれども、これを支援していただくという点で、聞くところによると予算減っているんではないかというような話も聞きますけれども、この支援をしていただくと、充実強化していただくという点ではいかがでしょうか。

  • 小町邦彦教育長 

本当に子どもたちの科学に対する意欲・関心が高くて、議会の皆様の応援をいただきまして、全ての興味ある子を受け入れるという体制を立川市はとっております。そんな中で物理的な、そろそろ限界点に達してという現場の声も聞いておりますので、運用で工夫できることはないか。例えば、今5年生、6年生が同じメニューをやって、2年間同じ取り組みをしているお子さんもいるわけです。2年目になるお子さんは、逆に言うと、もう少し深めたいとか、中学生と一緒にやりたいとか、そのような新しいニーズも出てきておりますし、またプログラミング含めてコンピューターを活用した科学というのも新しい切り口として出ておりますので、そんな展開も今後考えていきたいというふうに思っておりまして、これに関しましても行政だけではなくて学校の理科の専科の先生、それから先ほど御紹介あった教育振興会の皆様方とも御相談しながら、充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

◆浅川修一議員 

是非充実をお願いしたいというふうに思います。

 それで、私はこの科学館、私は当時は少年科学館というふうに提案したんですけれども、別に立川科学館でも、子ども科学館でも、何でも名称はいいというふうに思うんですが、今教育長から答弁ありましたように、施設を新たにつくるというのはなかなか大変だというお話でした。この少年科学館を提案したのは27年前で、平成3年になるんです。私はちょうど平成3年の予算、どの程度だったかと見ましたら676億で、現在796億。120億くらい。やっぱりね。まあ、27年前ですから。それでもバブルの最後のあたりで非常に予算規模が伸びたときでありますけれども、そういう状況です。

 今、なかなかいろいろ債務とか基金の費目とか項目とか考え方が随分変わってきていますので、比べやすいというところで言いますと、債務残高は当時481億で、今は378億ということです。

 それから基金について言いますと、当時平成3年、財政調整基金は38億、公共施設整備基金が37億と。現在、財政調整基金は105億、公共施設整備基金は129億と。

 単純にはもちろん比較できなくて、今少子高齢化が進んでいるとか、公共施設の老朽化があるとか、そういうことはわかるわけですけれども、しかし単純にこの財政状況を見ると、決して当時--まあ、いろいろ、今と比べたら、もっともっと厳しいかなと思われるようなときでも、私も少年科学館と言いましたけれども、ほかの議員の皆さんも、博物館とか美術館とか夢のあるような提案をいっぱいしていたんだというふうに思うんです。

 今どうしてもそういうことが言いづらくなっちゃっているんですけれども、私はこの際、やはりこの科学館について、ぜひいろいろな取り組みというか、方向というんですか、方策というんですか、そういうのは考えられると思いますので。

 なぜ私はこれを言うかというと、市民の皆さんの運動があるということです。これは非常に大きな力だというふうに思いますので、ぜひこの点は改めていろいろな工夫をしていただいて、少しずつでも取り組んでいただきたい。この点は要望して、次に移ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【令和2年度】

◆山本みちよ議員 

 以前より私も一般質問でも申し上げてまいりましたが、若葉町地域をエリアとして跡地の一体的な活用をと考えてみたときに、例えば1団地の住宅施設としての都市計画上の縛りがあるため、用途変更には時間がかかる場所があること、また、令和4年度に予定されている新清掃工場への移転後についても、現若葉町清掃工場の操業停止から撤去、さらには土壌調査やその後の対策期間などの時間軸から見た捉え方、また、活用としてできること、できないことなどについても広く地元住民へ情報提供を行っていただき、特にこの時間軸について、どれがどのくらいの時間がかかるのか、期間がかかるのか、大まかなイメージだけでもいいので、共通認識として持っていただくことが必要ではないかと、このように考えます。そして、そのことをしっかりと周知していっていただきたいと思います。

 そうした地域住民の時間軸も含めた、ある程度のイメージが持てるような理解の上で、市民ワークショップでの協議、検討を進めていただきたいと、このことを要望とさせていただきます。

 また、現校舎は、築後50年が経過、おおむねあと10年から20年程度は供用可能ということでございました。第一次ステージとして可能な限りの活用が望ましいということなので、時間軸から見ても、相当期間、現校舎を活用したまちづくりが想定されるところであります。そう考えますと、冒頭申し上げましたように、しっかりと未来を見据えた活用が望ましいと、このようにも考えるところであります。

 様々な事例を参考に市民ワークショップで議論していくとのことでありましたが、例えば玉川上水沿いの遊歩道でつながる徒歩圏内にある美術大学やUR都市機構と提携をして公団、今5階、4階がかなり空いております、上層階、エレベーターがないもので。そうした上層階の空き部屋に学割制度などをさらにつくっていただいて、若い人の入居を促進し、この方たちが自治会の若返りを図るとか、現校舎ではアトリエや、たくさん黒板があるわけですので、そういった黒板を活用した黒板アート教室を展開するとか、また今年も9月16日から開催されますアール・ブリュット展の開催会場にするとか、または未来の子どもたちのための科学センターの設置といったような希望が湧いてくるようなお声も頂戴しているところであります。

 そうした様々な御意見も取り入れていただきながら、事例参考としての提示をしていただくことを要望といたしまして次に移りたいと思います。

【令和4年度3月 予算特別委員会】

◆わたなべ忠司議員 

 科学教育センターについて伺いたいと思います。

 資料請求いたしました。資料ナンバー14の科学教育センター会員児童数の推移です。

 令和2年度はコロナの影響で減っていますけれども、令和3年度は296名と大幅に増えています。令和4年度、これは300名を超えるのではないかなというふうな状況なのですけれども、科学教育センターの運営に携わる方からお話を伺いました。

 科学に興味を持つ子どもたちが増えるということは大変うれしい悲鳴ですということです。一方で、今、八小の理科室をメインで利用されていると思うのですけども、1教室だけでは当然入り切れない中で、他の空き教室も使いながら運営しているというふうに思います。しかし、それも、コロナ禍というのもありますけれども、スペースに不安があるということで、入り切れなくなってきている状況だということです。

 この物理的課題、教室の確保について、現状考えていることがあればお示しいただきたいというふうに思います。

  • 前田元指導課長 

今年度、本当に多くの子どもたちが科学の学びをということで希望してくれました。現状の希望している子どもたちを全て受け入れることができれば最高なのですけれども、現時点で3交代制という形で工夫しながら、密を避けて子どもたちの体験活動が行えるようにしてございます。

 さらなる希望者がいらした場合は、現状の工夫でもなかなか足りないというような部分が出てきてしまう可能性がございますので、その場合にはこれまでと同様の形が取れるのか、また新たな工夫をするのか、さらには希望者全員を受け入れるということが本当に適切なのかどうかということも含めて検討していかなければいけないというふうに考えておるところでございます。

◆わたなべ忠司議員 

できれば全員受け入れていただきたいというふうに思います。これは多分思いは一緒だというふうに思うのですけども。

 そして、現場からの要望としては、この教室の問題です。教室の準備、カスタマイズが都度必要で、例えば宇宙エレベーターを普通教室で行う場合ですけども、天井を開けてぶら下げて設置すると。終わったらまた元に戻して、翌日はまた同じ準備をするといったことが都度大変だということでした。

 できれば固定の専用教室が欲しいという意見をいただいたのですけれども、今後さらに会員児童数が増えた場合、やはり専門的カリキュラムを行うには専用の場所確保も検討しなければいけないのかなというふうに思うのですけども、そのあたり見解を伺いたいと思います。

  • 前田元指導課長

 今の時点で新たな施設改築ということは考えていないのですけれども、今後の申込者数の推移でありますとか、それから講座数の推移でありますとか、それから私どものほうでどこまで科学教育センターを支援していけるかというような私どもの体制含めて、総合的に検討しながら考えていければというふうに思ってございます。

◆わたなべ忠司議員 

ぜひ前向きに検討をお願いしたいと思います。物理的課題はよく分かるのです。大変だというふうに思います。

 ただ一方で、現場で活動されている方々は、御承知だと思うのですけども、科学館をつくろうといった活動もされている方々です。

 先般、冬休み、科学のひろばやったのですけれども、そこに来られている保護者の方々も、そういった活動、科学館をつくろう的な活動をしているチラシとかも貼り出させていただいた中で、そういったことに興味を持たれて、何で立川にはそういった科学の拠点がないんだろうねといった言葉も、そういった保護者の方からもいただいた状況なんです。

 そういった部分では、今後どういった形で進めていくかというのは、ある意味箱を造るというのはなかなか難しいとは思うのですけども、ある意味科学の拠点という位置づけの中でちょっと工夫をしていただきたいというふうに思います。

 そういった部分で、ぜひ子どもたちの科学に関する興味をさらに深めていけるような、大変重要な事業でもありますので、しっかりと現場の意見を柔軟に聞いていただきたいというふうに、これは要望とさせていただきたいというふうに思います。

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