元ラジオ少年の中高年たちが自分も楽しみながら、この「古くて新しい趣味」のバトンを子どもたちへリレーし始めました。
子どもたちの世界の現場にいて思うことを書き並べます。
大昔は、最先端技術であったラジオを自作して楽しむことから始まりました。「実用とロマン」です。今でも有効です。そして、短波ラジオ、アマチュア無線機、オーディオ、面白電子工作、ロボット、マイコン、パソコン自作へ・・・と発展しました。しかし、途中からプリント基板を作成して作ることが推進されこの趣味の人口が減りました。根底に小型化推進と市販品に出来栄えを近づける考え方があったように思います。今でも、この考えが流れています。電子工作を知らない少年に広げる視点ではここを変えたいのです。30年間、子どもたちに電子工作を取り組ませて思うと、こどもはキットでも喜びます。それも大切にしてきました。さらに、記事から部品を集めてつくるところまでなかなか行きません。半田付けは技術として大切にしたいし、子どもはよろこびます。初心者でも成功し自作らしいさとかっこよさ(この設計がカギ)を持ったキットを企画しませんか。次に、初心者はラグ版や「ランド」方式を使って実験的に、大きく作るのでよいと思います。こうすれば、多くの少年が、部品を取り寄せ、不器用な手でも半田付けができ、とりくみやすくなります。
次にアマチュア無線の自作ではAMの復活はいかがでしょう。ハム人口も減り、周波数確保という点での、SSB化やFMナロー化は必要なくなりました。(3.5MHz、7MHzは別ですが)送信機は、50MHzか21MHz、出力2w程度、AM変調(SSBとも交信できるのです。)、受信機は短波ラジオとクリスタルコンバーターの組み合わせ、アンテナも様々紹介して探求心を持たせる。その後20Wリニアアンプ自作というのはいかがでしょうか。
また、生徒からは、430FMの簡単な製作記事かキットの要望が強いです。みなさん、いかがでしょう。(つづく)
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善良な悪代官クマ
岡村幸保
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