(歌)詩 ふたりのストーリー

2019-08-16 | 夢と恋と愛の詩


三節



窓の外は雪景色、白銀世界はすばらしい、スキー場を訪れて、スタイル変えてボードして、

ストック片手に滑り出す、雪の粉が目に入り、行き手をさえぎりサングラス、

二人で共に滑っても、時々一人になってきて、はぐれてしまうスキー道、

雪焼けまぶしい頬の肌、笑みがとても嬉しくて、ゲレンデ冴えて観賞し、

白さと景色の美しさ、堪能しつつリフトのり、滑る快感味わって、世界は二人のものだけど、

どこもかしこも恋人で、白銀世界を舞い回る、ぼたん雪も連れ添って、

ますます気配は真っ白け、雪と雪をかき分けて、流線形の後残り、乱れる如くの雪の中、

君の姿も見失い、僕も途方にくれてきて、少し疑心もわき起こる、雪が少し止まったら、

バルコニーのペンションで、見つめて立ってる君がいる、再会望んで近づけば、

瞼と瞳が重なって、夕べの食事を共にする、探していたもの見つかって、

ワインに写る唇が、僕に何かを語りだし、深々夜が逃げていく、

テーブルランプが終わりを告げ、時計の音さえついてくる、部屋のベッドはダブルでも、

君はいつもシングルで、窓にそびえる山々を、想像しつつ睡眠し、今日の最後を感じてる、

次の朝は帰省して、街を歩けばみぞれ雪、街路もさびしく人影なく、

冷たい空気が通り抜け、心も寒くなってくる、雪がちらつき様変わり、コート気分で道歩く、

何かぬくもり欲しくなり、やがて又来るクリスマス、イブの夜が待ち遠しい、

ツリーが飾られライトつき、イルミネーション美しく、街がうごめきざわついて、

人々夜を感触し、サンタの登場待っている、銀座は恋がさすらって、恋、恋、恋で夢心地、

水銀灯まで囁いて、紅さえも虹色で、どこもかしこも恋心、恋の模様が乱れ飛び、

真空の夜空の真ん中で、二人はすっかり雪の中、喫茶店に寄り添えば、

街の通りが見渡され、ネオンサインの艶やかさ、色とりどりに輝いて、

未来の光が見える様、二人は希望抱きつつ、ソリに乗って遊泳し、ネオン街を見つめてる、

街路は赤、青、黄色が咲き乱れ、夜の感触楽しんで、雪の音さえうれしくて、

イブの光景眺めてる、鈴の音聞こえても、サンタが街にやって来て、

今年のメールを送るけど、誰も聞いてる人はなく、二人の間はピンク色、

ショートケーキが仲つなぎ、曇りガラスの外見れば、ツリーが様々そびえ立ち、

ジングルベルの曲流れ、街路は最高潮の音触で、クライマックスむかえつつ、

一瞬ときめき冴えてくる、二人は白い時むかえ、ベージュの唇かわしつつ、

ワインの心を移しあい、まわりも気にせず抱き寄せて、夢中になって酔ってくる、

長い髪がそよびいて、瞳がシャドーで光だし、離れることもできなくて、錯乱感覚落ちてくる、

瞬間瞬間ときめかせ、星座さえも見えてきて、北斗七星美しく、華麗な天体見上げたら、

今日の終わりが告げられる、更けゆく今夜はさようなら、明日からは又初め、

今夜の喜びうれしさを、忘れることなく残像し、心の片隅置いてみて、

余韻も溢れて眠られず、満天気分で堪能し、午前3時をむかえてる、

サンタとお別れしてみれば、年の暮れが待っている、過ぎ去る年を思いつつ、

二人は今年を回顧する、愛する恋する時が過ぎ、何かが待ってる予感して、

心の奥底寒くなる、去りゆくすべての情景が、脳裏に写り行脚する、

何処へ行っても捨てられず、過去と未来が連鎖して、反応起こし涙する、

彼と彼女の間柄、いずれにいっても離れずに、ひとつになって交錯して、

いついつまでも夢を見る、果てしない、旅の途上で結びつき、付いては離れてまた結び、

二人は何処までいくのやら、何処へいってもわからない。


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