ミラクルな日常

ゆんゆん2号の日常、野球、韓流、旅日記!

映画「花田少年史」

2006年08月09日 | 日記
久々に試写会が当たった。
「花田少年史」
全くストーリーを知らないで出かけた。
会場でもらったチラシで予習。
どうやら人気漫画の映画化のよう。
試写会場の客層を見てみると、親子連れが多い。
もしや、子供向けの映画?
西村雅彦、篠原涼子、もたいまさこ等の
配役に惹かれて応募したんだけど…。
若干テンションが下がる。

しかし、映画自体はすばらしくよかった!
とにかくユーモアにあふれている。
花田少年が交通事故で生死をさまよい…
なんて場面からして、なんだか笑えるのだ。
花田少年の魂は無邪気に空を飛び回り、
全然苦しみを感じていない。
なんだかホッとする。

決して「死」を軽いものとして捉えているのではない。
交通事故後、
幽霊と会話できるようになった花田少年は、
幽霊とのふれあいによって、
自分の知らなかった両親の過去を知ることになる。
いろんな思い込みや誤解が解けて、
家族の絆や、人間関係が深まっていくその様子にジーンと来る。

もうひとつ、
花田少年の親友の母親の再婚話も同時に進んでいく。
これが本当に泣かせる!というか、泣いた!
人間って、ほんの小さなことにこだわって、
なかなか幸せに向かって踏み出せなかったりする。
子供が亡くなった父親を想う。
そして、母親のこれからの幸せを願う。
その狭間で悩むいたいけな少年の優しさが胸を打つ。

悪役の北村一輝、憎めないいいキャラだった~!

いろんなエピソードが詰まった
エンドロールも見逃せない!

あたたかくて、優しい、
ちゃんと大人が楽しめる映画だった。