前日午後、モントルーに移動。
駅に着いてまずグリンデルワルドから送ったスーツケースを引き取りホテルへ向かいます。
が、ここでちょっと手違いが
最初娘はグリンデルワルドで分かれるつもりでしたが、出発直前になって予定変更
スイスは最後まで一緒に行くのでホテルの手配よろしくと言ってきました。
慌てて予約している部屋にエキストラベッドを入れられるかどうか尋ねましたが、
その部屋は無理だけど、別の3人部屋にするか一人部屋を追加することはできると返事が来ました。
娘に連絡すると
「だったら私は次の朝早く出発するので、モントルーにあるユースに泊まるわ」と
返事が来ました。
そこでホテルに変更なし、予定通り2名でと伝えれば良かったのですが
変更なしと思い返事をするのを忘れていました。
この日のホテルはなんと5つ星ロイヤルプラザの別館、ヴィラ・トスカーナですが
4ヵ月前にビジネスホテル並みの値段で予約できていました。
娘のユースとは駅を挟んで反対側なので
まず私たちがホテルにチェックインする間、娘は駅前の公園で待っていました。
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こちらがロイヤルプラザ。チェックインはここでします。
もうここはフランス語圏で、挨拶もボンジュールです。
プリントアウトしたホテルのバウチャーを見せると、
「泊まるのは向かいだけど、ここの施設すべてプールもスパも利用できますよ。」
といような説明をした後で、キーを渡され
「この先のエレベーターで6階に上がってください」ということでした。
泊まるのは向かいのヴィラのはずです。
ひょっとして渡り廊下ででも繋がっているのかと思い、行ってみましたが
そのようなものは見当たりません。
うろうろ探していると、渡された「630」の部屋がありました。
恐る恐る誰もいないか確かめながら、そ~っとドアを開けると
大きなベッドの横にかわいいエキストラベッドが置いてありました。
「えっ!これって3人部屋に変更になっているの?」
しかもロイヤルプラザです。
フロントに行って確かめると
「そうですよ。3人部屋ですよ。」
こちらが返事をしなかったので、気を利かして部屋を用意してくださっていたんですね。
「いえいえ娘はユースホステルに!」なあんて言うのも恥ずかしいし、
ややこしいことは英語力が足りず話せません。
「はい、分かりました」と返事をして、慌てて娘を呼びに行きました。
娘は最後にこんなに広い豪華ホテルで過ごせるなんてと大喜びでした。
この後はレマン湖のほとりをぶらぶら散歩しながらシオン城まで歩いて行き
前回見た素晴らしいレマン湖に沈む夕日を見たかったのですが、
生憎雨がポツポツと落ちてきました
仕方なくホテルでゆっくりしてから夕食を食べに駅前に出かけ
人がいっぱいにぎわっているハイネケンのお店へ
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このピザが美味しかったんですよ
あとサラダと肉料理を3人で分けて、この旅行最後の夜を楽しみました。
そして翌朝早く娘はフランス・リヨンに向けて旅立ちました。
ちょっぴり、淋しいですが仕方がありません。
気を取り直して朝食タイム!
私たちのプランでは食事はついていませんが、せっかくなのでひとり30ユーロ払って
豪華朝食を頂きました。
この後機内食だけだし、せっかく5つ星のホテルに泊まったんだからね。
朝食後、ホテル目の前、湖岸の遊歩道をお散歩。
さすがリゾート地、通りにはきれいな花がいっぱい。
海にはヨットも停泊しています。
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しかし、少し歩いたところでだんだん雲行きが怪しくなり
ピカッと光ったかと思うとゴロゴロ雷も
慌ててホテルへ戻り、ひどくならないうちにと思いチェックアウトすることに。
ここでちょっと料金が気になりますが
なんと、最初に予約した安い料金に娘の分が追加になっていただけでした。
チェックアウトを済ませたところで雨は更にひどく降ってきました。
もう最後なので持っているのは12スイスフランしかありません。
これでタクシーに乗れるのかどうか?
駅までは歩いて10分かかります。
フロントに行ってタクシーでカードが使えるか尋ねると
「ええ、だいじょうぶよ。VIZAでもMASTERでも何でもOK!」と言われ
ほっと
タクシーを呼んでもらい、駅まで行くと11CHFでした。
それならとチップを含めて12CHF払いました。
お陰でぴったり外貨は無くなってしまいました。
この後ジュネーブ空港からドバイ乗り継ぎ関西空港へ
最初はもたもた、ひやひやどうなるかと思いましたが、
今回は何事もなく無事楽しい旅を続けることができました。
レマン湖の夕日は残念でしたが、ほぼ見たいものが見れて
最高の旅になりました。
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これは9年前の写真です。
そして何より
娘の英語力が上達していて、旅行では会話に不自由しないぐらいになっている姿を
見れたことが一番嬉しかったです。
ちょっと褒めすぎ?
前回娘とのスイス旅行の際に
80歳以上の高齢者の方も楽々ハイキングされている姿を見て
娘が50歳、私が80歳の時にまたスイスに連れて来てねと言っていましたが
こんなに早く来れるとは!
この分では80歳までにもう一度ぐらいチャンスがあるかも!
な~んちゃってね。
みなさん、長い間お付き合いいただきありがとうございました。