梅雨入りしたそうな。

今日も雨が降る、って言うからバスで行ったのに
雨なんて降りゃしない。

しかも、全然バス来ないし。
「も～あかん！今からバス乗っても間に合わん！」ってタクシー乗ろうと思ったけど
財布に千円札1枚しか入ってない。

カードとか使えるけど、運ちゃんが露骨にイヤがるから
あんまり使いたくないな～
でも背に腹は変えられないしな～
と思ったところでバスが来た。

これに乗っても遅刻かも…という諦めの気持ちと
イヤ！攻める運転手さんならイケるハズ…
という悪あがきの気持ち。

吉と出るか、凶と出るか。

と思いつつ乗っていると

なんでしょう？この運転手さん。

バスの運転手さんて、必要最小限のことしか言わない人と
やたらとしゃべる(注意を促す)人といますよね？

今回の人は間違いなく後者。

バスの録音された車内放送で、次の停留所をお知らせする他に
「お掴まり下さい」とか「バスが止まってから席をお立ち下さい」とか言うのだが

それらをすべてカットしてしまい、自分で言うのだ。

・次、止まり～ます
・アブナイのでバスが止まってから席をお立ち下～さい
・ドア、閉まり～ます
・バス、動き～ます。アブナイ、アブナイのでお掴まり下～さい
↑
わかります？バスの運転手さんの独特のイントネーション。

とにかくず～っとしゃべっている。
多分、それで運転のリズムとか、テンポとかを取ったり、
安全確認をしたりしているのだろうけど

やたらと「アブナイ」を連呼する。
下手すると3回ぐらい言われてしまう。
「アブナイ、アブナイ、アブナイので止まってから席をお立ち下～さい」

15分ぐらいバスに乗っているので
その間、ずっと「アブナイ、アブナイ」言われ続け
どんだけ危険な乗り物に乗らされてるんだ、という気分になってしまう。

でも、これだけ運転手さんが「アブナイ」って言ってるにも拘わらず
バスが止まる前から席をお立ちになる
ヨボヨボしたお年寄りがいるワケですよ。

ホントにもうねぇ、
「アブナイ、アブナイって言ってんでしょーが！ね、運転手さん？」
と、代わりに私が注意してやろうか、って思ってしまうワケですよ。

運転手さんも多分意識しないで「アブナイ、アブナイ」って言ってるんだと思うのだが(既に口癖？)
「アブナイ」と繰り返される度に
窓の外を見てフフっと笑ってしまうゆりぢるであった。
独りで笑う、私こそ「アブナイ」？