＊人生の大先輩＊

こんにちは。

前の記事からもう３週間以上もたってしまったんですね。
なかなか更新しないから、忘れられてるかな。

見に来てくれてどうもありがとう。

前の記事は記念日のケーキでしたけど、
わたしが、『お誕生日、結婚記念日』とうきうきしていた頃、

海の向こうでは、
『ハンドメイドの、ガーデニングの、そして人生の大先輩』
ターシャ・テューダーさんが９２歳の生涯を閉じられました。

６月１８日、私の誕生日の次の日に、お亡くなりになりました。
とても尊敬していた方が亡くなられて、すっかり元気をなくしていました。

思えばわたしが、いろいろな身の回りのものを
手作りして生活してみたいと、思い始めたのは
このかたのおかげでした。

憧れ。。。とかじゃなくて、神様みたいに思っていたので、
しばらくは、自分なりに喪に服していたつもりなんです。

でもね、この方が生前にこういうことをおっしゃっていたのを
知って、ちょっと元気が出ました。

"When I die, I'm going right back to the 1830s.
I'm not even afraid of dying. I think it must be quite exciting."

この言葉は『Ｔａｓｈａ　Ｔｕｄｏｒ　Memorial Website 』に
書いてありました。

きっともう彼女の愛した１８３０年代に戻って
その時代のきれいなドレスを着て楽しんでいることでしょう。

「１８３０年代にいくことを考えたら死ぬことさえ怖くない、
本当にわくわくするわ♪」
（すみません、わたしなりの訳です。。。）


そしてこれは私が考えたお話ですけど、
１８３０年代にもどったターシャ・テューダーさんは
きれいなドレスで、蝶の様になり、
あの地上の楽園といわれるお庭を飛び回って
いるのではないかな。。。？

それに蝶になったテューダーさんは海を渡り
彼女を愛した世界中のガーデナーのところへ
飛んできてくれるんじゃないかなぁ。と。

そう思うようにしたら庭に来る蝶々も
もしかしたらチューダーさんかも？。。。なんて思えるようになり
ようやく楽しく庭仕事ができるようになりました。



それから、ブログに載せそびれていたのですけど、
５月の連休に家族で行ってきました。


＊テューダーさんが生きているうちに見にいけてよかった。＊

テューダーさんが本当に使っていた道具やら
手作りのお洋服や、お人形、そしてたくさんの絵を
すぐ近くで拝見できてほんとうに良かったです。

会場内は撮影禁止でしたので、心の中に
焼付けてきました。

東京でのこの催しは大盛況で、
人ごみであまりじっくりみられなかったようです。
こんな時、地方で良かったな。と思います。

手作りのワンピースはその縫い目までしっかりと見ることが出来ましたし、
ギャザーの寄せ方など本当に細かくてすごかったです。
寒い冬用のワンピースはスカート部分が
二枚仕立てになっているのも下から覗き込んで見てきましたよ。
これからの手作りのためにとても勉強になりました。

でも良い思いでができたそのあとに、
こんなにすぐにお別れすることになろうとは
その時は思ってもいませんでした。

盛岡まで車で３時間かけて行ってきて本当に良かったです。
私のわがままに付き合って一緒に行ってくれた家族にも感謝です。



ターシャ・テューダーさんの好きな方もよくご存知でないかたも
またＮＨＫで追悼の再放送があるようですので御覧になってみてくださいね。

○BShi　7月16日（水）　午後7:59?9:50 ハイビジョン特集　
「喜びは創（つく）りだすもの?ターシャ・テューダー四季の庭」
（2005/08/31放送）

○BShi　7月17日（木）　午後8:00?9:3 ハイビジョン特集
　「ターシャからの贈りもの?魔法の時間のつくり方?」
（2007/01/30放送）


ターシャ・テューダーファミリーのホームページも
ご参考にどうぞ。



これからも人生の大先輩からおそわったことを
こころに刻みつつ、
さらにご冥福をお祈りし続けるわたしです。