ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

デイサは欠勤

2024-10-03 09:40:52 | 日記
きょうはデイサへの通勤予定の日だが、欠勤することにした。
妻がコロナに罹ったためである。
私は今のところ至って元気だが、
あるいは新型コロナ・ウイルスを
体内に取り込んでいるかもしれず、
それをデイサでばらまいて
他の利用者のご老人たちにうつしてしまっては
申し訳ない。
だから大事をとって欠勤することにしたのである。

いつもならデイサへのお迎えの送迎車が来るので、
昼食時までにブログ書きを済ませなければならず、
割と慌ただしいのだが、
きょうは思わぬヒマができた。
こういうときに限って、
書くことはこれだけ。
なんだか物足りない。
しかしまあ、他に書くべきネタもないのだから、
これで良しとしよう。

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男・石破の化けの皮

2024-10-02 11:35:39 | 日記
がっかりした。失望した。石破茂という男にである。一連の組閣人事を見ていて、そう思った。こんな「口だけ新総裁」に、泥舟の自民党をまともな国民政党にリフレッシュできるのか。とても無理な話だと思わざるを得ない。本人は「やります、できます」と言うだろうが、私はもうこの男のそんな言葉を信じることができないのである。
以前はそうではなかった。私はこの男の言葉を信じていた。それが今は信じられなくなったということである。私の見方は180度、大きく変わった。それは、この男が変わってしまったからである。
国民民主党の玉木代表はこの男について

「自民党を変えてくれるとの期待で選ばれたと思うが、自民党を変える前に自分自身が変わってしまっている」

と述べたが、全くの慧眼、その通りだと思う。

そもそも私がこの男に注目し、「次の首相にふさわしい」と思うに至ったのは、この男が自民党総裁選で「日米地位協定の見直し」を唱えたからだった。
かつて私は本ブログで、次のように書いたことがある。

「けさの朝日の記事で私が感じ入ったのは、次の条(くだり)である。

『日本に駐留する米軍の地位や権利について取り決めた日米地位協定をめぐり、石破氏が『改定』を訴えていることにも注目が集まっている。
石破氏は17日の那覇市での演説会で『私は地位協定の見直しに着手する』と明言した。』
(朝日新聞9月19日)

沖縄では、米軍基地の米兵が少女をレイプするなど、おぞましい事件を起こしても、犯人の米兵は日本の裁きを受けずに米側に引き渡される。そういう理不尽な話を聞かされるたび、私は『日米地位協定をなんとかしなければ!』とじれったい思いをしてきた。石破氏が提唱する『日米地位協定の見直し』は、私の年来のそんな願望に応えるものなのである。」
(9月19日《いいぞ!石破候補者》)

この男はほかに「アジア版NATO(北大西洋条約機構)」の創設を提唱している。この構想に対しては、「憲法9条との関係から、難しいのではないか」と疑問視する声が出ているが、この時は、私はまだ「石破さんなら何とかするはずだ」と私は信じていた。今は「やっぱり無理なのでは」と思う気持ちに傾いているが、問題は「できる/できない」の話ではない。

私がこの男に対する評価をガラリと変えたのは、自民党の新幹事長に森山裕氏(79)を据えたからである。朝日新聞によれば、森山氏は自民党内の人脈を知り尽くした党内切ってのたたきあげ党人で、

「党内の融和に十分配慮しながら野党との協議もしっかりやらせて頂いて政治の間違いなきを期して参りたい」

と意欲を見せているという(朝日新聞10月1日)。


つまり森山氏は、自民党内のしがらみにガチガチにまといつかれた老練な政治家なのである。こんな人物を自民党の幹事長に据えたら、自民党をリフレッシュできるはずがない。石破氏はこんな古狸を要職に抜擢した。この一事だけでも、石破氏の豹変ぶりが判ろうというものだ。ったくもう、相変わらずの恥知らず・自民党だな。がっかりである。早々に化けの皮を現したこの「口だけ新総裁」は、早晩、野田・立憲民主党に淘汰されるだろう。

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中国で起きた日本人男児刺殺事件は

2024-10-01 10:00:44 | 日記
中国で9月18日、日本人男児が刺殺された。

中国南部 広東省の深圳で18日、日本人学校に通う10歳の男子児童が登校中に刃物を持った男に襲われた事件で、男子児童が19日未明、死亡しました。
現地で生活する日本人の間では安全への不安が高まっていて、日系企業の中には状況に応じて駐在する社員とその家族の一時帰国を認める措置をとる企業も出ています。
(中略)
(日本の)金杉大使は(中国外務省に対して)真相の究明と日本側への情報提供を引き続き求めていくとしています。
また、金杉大使は深圳市政府に対し、事件の再発防止と日本人の安全確保に向けた警備の強化などを強く要請したということです。

(NHK NEWS WEB 9月19日配信)

この報を聞いて、日本人ならだれもが思ったはずだ。この事件は、中国政府の(長年にわたる)反日教育が引き起こした事件ではないか、と。この事件は決して一部の精神異常者が起こした特殊な個別的事件ではない。今後も暴発し得る地雷のようなものではないか。
そう判断したからこそ、日系企業は「駐在する社員とその家族の一時帰国を認める」措置をとったのだろう。また、北京に駐在する日本の大使も、中国政府や深圳市政府に対して、日本人の安全を確保するために「最大限の努力をする」よう強く求めたのだろう。

この事件が起きた9月18日は、日本軍が満州侵略を正当化するために、線路爆破を偽装した「柳条湖事件」を起こした日だというではないか。この事件はやはり中国政府の反日教育が引き起こしたもので、一部の精神異常者が起こした特殊な個別的事件ではない。そうである以上、同種の事件は今後も中国各地で頻発する可能性がある。ーーご多分に洩れず、私もそう考えた。

だが、この事件についてネットの森を渉猟する中で、私は自分の思い込みに修正を迫るような、次の記事に出会ったのである。

6月には、北東部・吉林省の公園でアメリカ人の大学講師4人が刃物で刺され負傷する事件があった。
(BBC NEWS JAPAN 9月21日配信)

外国人に牙を向く排外主義の持ち主は、なにも日本人だけをターゲットにしているのではないということである。中国には、(おそらく中国政府の思想教育の結果として)日本人にもアメリカ人にも同様に刃を向ける、過激なナショナリズムが育ち、横行しているのだろう。これではまるで(「攘夷」の思想が横行した)日本の幕末みたいではないか。
くわばら、くわばら。

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杉原千畝とユダヤ人

2024-09-30 13:23:09 | 日記
〈正義〉とは何か、などと難しいことを考えるのは後回しにして、〈正義〉がないと世界はどうなるのか、それを考えてみよう。

困っている人を見れば、心が痛む。困っている人を助ければ、気持ちがいい。
ナチスの迫害から逃れて、リトアニアに押し寄せた多数のユダヤ人たち。その彼らにパスポートを発給して、彼らが窮地から脱出するのを手助けした杉原千畝は、さぞ気持ちが好かっただろう。

第二次世界大戦である1939年からリトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原は、ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちの窮状に同情。1940年7月から8月29日にかけて、大量のビザ(通過査証)を発給し、根井三郎と共に日本経由で避難民を救ったことで知られる。その避難民の多くがユダヤ系であった。
(ウィキペディアより)

言うまでもなく、そのユダヤ人たちが後に建国した国家がイスラエルである。そのイスラエルが今、パレスチナのガザ地区に侵攻し、あまたの残忍な虐殺行為を行っていることは、周知の事実である。

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くガザ地区で、避難者が身を寄せる学校をイスラエル軍が空爆し、多数の死傷者が出たことに対して国際社会からは非難する声が相次いでいます。(中略)
イスラエル軍はハマスの拠点があるとして学校への攻撃を繰り返していて、EU=ヨーロッパ連合の外相にあたるボレル上級代表は10日、『この数週間で少なくとも10の学校が攻撃された。このような虐殺は正当化できない』とSNSに投稿し、イスラエル軍による攻撃を非難するとともに、一刻も早い停戦を求めるなど、国際社会からは非難する声が相次いでいます。
(NHK NEWS WEB 8月11日配信)

連日のように報道されるこうした事態を耳にすると、私は激しく心が痛む。パレスチナの子どもたちに対して、虐殺を繰り返すユダヤ人の国家に、言いようのない怒りと憎しみが募ってくる。
ユダヤ人は、かつて自分たちがナチスから加えられたのと同じ残虐な仕打ちを、あるいはそれ以上の残虐きわまる仕打ちを、今、パレスチナの子どもたちに対して加えているのではないか。

その昔、スギハラがユダヤ人を助けたからこういうことになるのだ。ーー今、イスラエルのガザ攻撃を目の当たりにして、杉原に対する非難が巻き起こっているという。

今は昔、杉原をユダヤ人救出へと動かしたのは、同情という感情だった。今、国際社会をイスラエル非難へと動かしているのも、(怒りや憎しみといった)感情である。
感情に動かされて行動するとトンデモないことになる、という端的な実例が、ここにはある。

そういうトンデモを避けるために考案されたのが、〈正義〉の概念ではないかーー。そう言いたくなるが、さにあらず。〈正義〉はむしろ人々の感情を奮い立たせ、国家を戦争へと駆り立てる。いわば感情の増幅装置として働くこともあるのだ。

ったくもう、人間って奴は、なんて度し難い愚か者なんだ!

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石破新総裁と戦略的互恵関係

2024-09-29 10:37:50 | 日記
公明党はきのう28日の党大会で山口代表の後任に石井幹事長を選出した。
石破新総裁は同日、その公明党の党大会に来賓として出席し、次のようにあいさつしたという。

あと1年以内に国政選挙があり東京都議会議員選挙など多くの選挙がある。公明党の候補者がすべて勝利するよう自民党総裁として全力を尽くしていく。共に助け合い、日本のため、政権を維持するために全身全霊を尽くしていく。
(NHK NEWS WEB 9月28日配信)

共に助け合い、か。自民党は公明党と今後も「持ちつ持たれつ」、「相見互い」の関係で行くということである。

ここで私は、妙なことを思い起こした。武田鉄矢扮する国語教師の「金八先生」が、中学3年B組の生徒たちに、「人という字は、人と人とが支え合っている姿を表したものなんだよ」と教えているシーンである。
金八先生のこの教えは根拠のない全くのデタラメらしいが、人間関係の一面をよく表している。
人は人と支え合って生きる。人と人との関係だけではない。政党と政党、団体と団体も共に助け合い、互いに支え合う互恵関係によってそれぞれの生命(いのち)を維持する。
自民党と公明党との仲だったら、
「公明党が国会の場で自民党に一定の〈議席数〉を提供して与党としての立場を補強し、自民党は代わりに公明党に〈政権与党〉としての役得(=甘い汁)を提供する」
といったギブアンドテークの関係だろう。

石破新政権は今後も公明党とのそうした「戦略的互恵関係」を維持すると宣言したわけだが、同じ互恵関係でも、あえて切り捨てなければならない関係もある。
それは、言わずと知れた旧統一教会との「腐れ縁」である。

この腐れ縁を、自民党はなぜ切り捨てなければならないのか。切り捨てないと、国民の支持を得られないのは、なぜなのか。
自民党はこれまで、この宗教団体から大量の得票数をもらって政権を維持してきた。この点ではそれは公明党の場合と変わらない。
だがその見返りとして自民党がギブしたのは何かというと、宗教法人としての課税免除措置であり、霊感商法など反社会的(=犯罪的)行為のお目溢しである。この点では、旧統一教会との関係は公明党の場合とは大きく違っている。

問題は、石破新総裁がこの腐れ縁を絶ち切れるかどうかだが、
「この宗教団体から大量の票をもらって地位を築いてきた議員」が多数いる
という構図は変わらない。
ということは、
旧統一教会との腐れ縁を断ち切れば、次の選挙で落選の憂き目をみる党員が多数出る、
ということである。そのデメリットが避けられない以上、旧統一教会との腐れ縁を断ち切ることは難しいのではないか。

きょうの朝日新聞は、石破新総裁の人選のあらましを次のように報じている。
この記事を読む限り、自民党石破丸の航海の前途は多難だと言わざるを得ないようだ。

自民党の石破茂新総裁(67)は28日、党役員・閣僚人事の調整を進め、党ナンバー2の幹事長に森山裕総務会長(79)の起用を固めた。内閣の要である官房長官には、岸田政権から林芳正氏(63)を再任させる。副総裁には菅義偉前首相(75)を充てる方針だ。石破氏は首相就任後、10月中に衆院を解散する準備に入った。
(朝日新聞9月29日)

なんだかなあ・・・。

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