【 所 感 】
連日のように流れてくる、親殺し・子殺しのニュースに、正直、怒りや悲しみよりも、しんどさしか込み上げてこない。そして、貧困による経済問題だとか、人格破壊による生活環境問題だとか、いろいろとマスメディアは云うけれど、いつの時代も、世が乱れていれば、真っ先に犠牲になるのは、こどもたちばかりだ。
そこで今回は、故渡部昇一先生のお言葉を引用したい。
以下。
■ 日本人の"心のあり方"とは?
電車やバスに老人が乗ってきたら席を譲る・・・。困っている人がいれば手助けをする・・・。
これは当たり前のことである。
だが、こういったごく当たり前だったことが、現代社会においては当たり前ではなくなりつつある。
街を見渡せばスマホ片手に前も見ずに歩く人であふれ、人と人が交わす挨拶や「ありがとう」のお礼や気遣いの言葉もない。
日本から道徳や倫理、さらにはマナーやモラルといったものが著しく欠けていっている・・・。
このような状況を危惧してか、文部科学省が『道徳』の授業を義務教育において教科化するという(小学校は2018年から、中学校は2019年から)。
だが、小学校や中学校で道徳の授業が教科化されたからといって、殺伐としたこの社会がかつての道徳観をすぐに取り戻せるとはとても思えない。
私が子供だった頃は、学校の授業に『修身』があった。修身の教科書では、日本人が大切にしなければならない道徳観や義理、人情、思いやり、忠義、善行といったすべてがわかりやすく解説されていた。
そんな修身の教科書を皆で読みながら、私たちは人としての大切なものを身につけ、日本という国に誇りを感じるようになった。
神代から続く古の日本の精神は、修身(さらに、そのもととなった『教育勅語』)の中にあるのであり、取り繕っただけの新たなる道徳の教科書などでは決して伝えることはできないであろう。
我々日本人は、日本の古き良き伝統でもある"修身の精神"を今こそ取り戻さなければならない・・・と私は強く感じている。
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