(この記事は、2016年1月23日に綴ったものを加筆・訂正し再投稿したものです。)
――――― A B C
平成16年 1224件 557件 44.5%
平成17年 1224件 541件 44.2%
平成18年 1155件 542件 46.9%
平成19年 1050件 506件 48.1%
平成20年 1120件 558件 49.8%
平成21年 971件 467件 48.1%
平成22年 944件 494件 52.3%
平成23年 941件 489件 52.0%
平成24年 884件 473件 53.5%
平成25年 858件 450件 53.5%
ゆぅすけです。
いきなりですが、上記年代別の数値は一体なんだと思われますか?
正解は、日本国内で発生した殺人事件において、被疑者と被害者との関係が、親族間における検挙件数およびその割合を表したものであります。(警察庁公式データより)
A = 殺人事件総数
B = 親族間殺人件数
C = 殺人事件全体から親族間殺人に占める割合
ちなみに、私が誕生した年の、昭和49年においては、B=248件、C=38.3%でしたが、B件数においては、平成20年と比較してみると半数以下です。
これまで自分自身が抱いてきた感性と、上記の数値とを比較してみた時、やはり日本人全体の人間性としての「質」の低下というものを、確信した次第ですが、皆さん方はどう感じられましたでしょうか?
殺人事件総数の減少だけをみれば、その効果のほとんどが、法(刑罰)の整備強化であったり、テクノロジーやセキュリティーの進化に伴ったものといえます。また、そうした時代背景というものをきちんと考慮しなければなりません。
なお、今回、紹介させていただいた数値以外にも、知人や友人を殺害した件数を含めてみますと、その割合はさらに20~30%増えてしまうのです。
したがって、日本人全体の道徳心(モラル)が向上しているなどとは決して言い難く、親族間における殺人の増加も含めた家庭内における "乱れ" というものは、新たなイジメや差別という社会問題へと発展する恐れなんかも含んでいるのやもしれません。
世界情勢云々もいいでしょう、ですが私たちのもっとも身近なところにまで、『危機』というものが迫ってるということに、絶対、無視してはならないと思います。
親を手にかけ・・・妻や子どもを手にかけ・・・
兄弟姉妹をも手にかけ・・・友人や恋人を手にかける・・・
言いたかないけど、 ほんま、けったくそ悪い世の中やで・・・