菜の花畠に 入日薄れ
見わたす山の端(は) 霞ふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほひ淡し
里わの火影(ほかげ)も 森の色も
田中の小路をたどる人も
蛙(かはづ)のなくねも かねの音も
さながら霞める 朧月夜
作詞 高野辰一
作曲 岡野貞一
懐かしい・・・
今から100年以上も前、大正3年、尋常小学校唱歌として採用されていました『朧月夜』にいまもなお、想いを馳すことが出来るというのはなぜでありましょうか。
どうか、50年先、100年先であっても、われわれの子孫たちが「懐かしい・・・」そんな想いを共有することができますように・・・。