和貴の『 以 和 為 貴 』

日本は終わる

ゆぅすけです。

普段はテレビを見ないのですが、今夜は夕飯と共に、久しぶりにBSフジの「プライムニュース」にチャンネルを合わせてみました。すると元東京大学教養学部教授の西部邁先生が出演されておられました。話題は安保法制についてでありましたが、日本共産党の小池議員と外交評論家の岡本行夫氏との論じ合いを楽しく拝観することが出来ました。と言いますのも、全くといって考え方の違う御三方ではありますが、激しい論のやりとりをすることで視聴率を稼ごうとする他の討論番組とは違い、穏やかに論が進められていく様子が何より好感をもつことが出来ました。

番組の中で、御三方が批判される場面もありましたが、評価できることをきちんと指摘しながらの論じ合いは、まさに日本国を想う議論であったように思います。

歴史認識や日米同盟や憲法など、わが国における政治信条の根本的な解釈が違えど、何がわが国にとって最善なのか?そうした本当の意味での議論は、観る側にも大きな影響を与えることに繋がります。こうした穏やかに進められる議論の中にあっては、一方に偏った見方をするのは本当に勿体無いことであります。

番組の最後に視聴者からの質問コーナーがあり、西部先生の国家理想論に対する批判の声が寄せられていました。西部先生は、「日本は終わります。以上!」と一言だけ残し、続く岡本氏の論を最後に番組は終了しました。私はまさに、西部先生が言う国民ひとりひとりが、国家理想も持てないような国は本当の自主独立の国家ではないということを悟りました。

現在の平和に酔いしれ、米国追随の属国根性から抜け出せないのは、かつての朝鮮人たちと同じ(現在も?)ではないのでしょうか。善い悪いを問わず、まずは国民ひとりひとりが国家理想を考えることは大変重要なことであります。

個人の生活の安定のためだけに政治家がいるわけではありませんし、日本という国家が存在しているわけではありません。

国民全体の平和のために、国民ひとりひとりが何を為すべきなのかを考えることにより、日本という国はその土台を支えられているわけでありますから、そうした国家の理想も考えず、個人の利益追求ばかりの考えしか出来ない者たちの意見に対しては、西部先生が仰るように「日本は終わます。」と返してやるのが最も妥当な答えだったのではないでしょうか。

国家というものがなくなれば、法も秩序もなくなり、自由に生きることが出来ますからね。罪を問われることもないのですから、まさにやりたい放題であります。食うか食われるかの弱肉強食の世が蔓延り、勝ち得た者だけが地球市民として生きていくことが出来るわけであります。まさに国賊や売国奴よりも劣るこのような危険極まりない思考は、今後の日本社会に大きく影響することになっていくように感じて仕方ありません。


最後に西部先生、お身体を労わりながら、今後のご活躍を心より祈願致します。

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