悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 448 ネペンテス栽培のシンギュラリティ その6 光を集めよ

2017年12月14日 14時00分32秒 | 悠のネペンテス栽培記
シンギュラリティシリーズ、

いったい何が書きたかったのか、

もともとのネタをさっぱりおぼえていない今日この頃、

いかがお過ごしでしょうか。


こんにちは、

悠です。



皆さん、

ちょっとにわかには信じられないかもしれませんが、

実はですね、

なんとですよ、

今年はあと、

2週間ちょいで終わってしまうらしいんですよ。



え、

またまたぁ、

冗談きついよって?


いやですから、





マジなんだよ




いやほんと、

マジでマジなんですよ。



今年一年はいったい何をしていたのか。




皆さん、

思い出してみてください、

今年の1月を。



そして春を。



夏、

秋、

そして今を。


いったい何をしていたのか。



え、

全然思い出せないって?



いや、

そうじゃないかと思っていたんですよ。


そう、


なぜならば、

我々は、




未来に飛んでしまったんですよ




きっとそうに違いありません。


だから、

今なにもしてないのも、

そして、

今なにもできていないのも、

急に未来に飛ばされてしまったわけですから、

なにもなくてもしょうがないわけです、

ほんと。



というわけで、

未来である現在の、

皆さんのネペンテスの状況はいかがでしょうか。



この間、

いつもメールでやり取りさせて頂いている、

トラン過多さんから、

光に関するご質問を頂きまして。



そういえばですよ、

普及委員会では、

ネペンテスには光をあてよと、

あれほど口酸っぱく言ってるにも関わらずですよ、

どれくらいの光が目安なのか、

具体的な話しはほとんどしてこなかったなと思いまして。



というわけで、

今日はネペンテス栽培における超重要項目、

光について書きますので、

理想の袋を追い求める栽培記フリークの方々は、

よく読んで頭に叩き込んでおいてください。



あ、

あとここからの話しは、

中級以上の方向けになりますので、

表現もちょっときつい言い方になります。



初心者の方は、

一般的な栽培方法をよく守って、

まずは草体維持に徹した方が無難だと思います、

はい。




それでは、

その光の重要性ですが、

まぁ植物に限らず、

大多数の生き物には光が必要なわけで、

改めて聞くようなことではない、

と思われるかもしれません。


ただ、

植物のほとんどは、

光の当たり具合によって、

成長度合いが大きく異なってきます。


光合成というシステムの都合上、

それは当然のことなのですが、

取り分けネペンテスに関していえば、

エネルギーの99%以上が、

光に頼って生きていると私は仮定しています。



つまり、

ほぼすべてを光に依存しているので、

逆に言えばですよ、

光りを制する者が、

ネペンテスを制することができるわけですよ。


いや温度がとか、

いやいや湿度がとか、

いやいやいや、

空気の循環とか、

そういったものを含む、

トータルの環境づくりがとか、

まぁいろいろな意見が出てくるでしょう。



私が言いたいのはですよ、

ちょっと言葉は悪いですが、

そういうのはもう当然のレベルなわけで、

その上での話しということになります。



温度の段階で困っていたり、

用土の劣化で頭を悩ませていたり、

湿度がないと袋もままならない程度では、

まずは基本通りの栽培方法で、

勉強しなおす必要があるでしょう。








さて、

ここからは、

最高の袋づくりを目指して、

我こそはという方のために書きますよ。




まず光の強さの基準ですが、

一番わかりやすいのが太陽光ですね。



窓越しなどで、

太陽光を当てて育てるのがもっとも理想ですが、

スペースや設備の都合で、

なかなかそうもいかないのが現状でしょう。



そうなると、

代用品として、

もっとも効率がいいのが、

LEDライトということになります。


実際のところ、

普及委員会では、

普通のデスクライトで、

冬場でも問題なく袋ができています。


さすがに太陽光や、

夏場の最盛期の状態に比べると、

袋の仕上がりはそれなりですが、

まぁそれなりのサイズにはなります。



さて、

じゃあどれくらいの光を当てればいいのか、

肝心の部分なのですが、

その重要な指標となるのが、

葉の色です。



栽培数が少ない方や、

一部の種だけを集められてる方は、

ちょっとピンとこないかもしれませんが、

ネペンテスの種によっては、

強い光があたると、

色が赤くなるタイプがあります。



この、

葉の色が赤くなるというのが超大事なのです。



いやそれ葉焼けやんけ、

と思われるかもしれませんが、

まぁそれはその通りです。



葉焼けというのは、

植物を急に直射日光にさらしてしまうと、

葉が変色して枯れてしまう状態のことですが、

そう、

究極の栽培方法とは、

この境目、

葉焼けと葉の色変化のギリギリのラインを攻める

というものなのです。



葉焼けは基本的に、

葉の表面温度が上昇しておこりますが、

温度があまり関係なく強すぎる光でも、

弱い光で育った植物ではよくおこります。



そのメカニズムに関しては、

私は素人なので解説は避けますが、

ここでおさえてほしいのは、

葉焼けと色変化の、

境目の状態です。



判断方法はいたってシンプルで、

葉が乾いていたらアウト、

色が変わっても、

水分のような葉の感触が残っていればセーフです。



じゃあ、

新芽が出るたびに、

色が変わるくらいの光を当てればいいのか、

ということになりますが、





まったくもってその通りです




可能な限り、

光は強くあてる必要があります。


そして、

その光を当て続ける時間も、

長ければ長いほど効果があります。



普及員会では、

ライトで栽培する際、

ライト下1センチ以内を常にキープしております。


それで枯れたり、

調子を崩すようであれば、

もう栽培の仕方そのものを、

見直す必要があるでしょう。




強い光の下で出てくる新芽は、

最初からちょっと色づいて出てくるはずです。


葉が赤くならないタイプは、

逆に色付きから元の緑に戻りますので、

光の目安になると思います。



新芽から葉を展開したとき、

そういう種類ではないのに、

葉が昆布みたいにヘロヘロでは、

光が圧倒的に足りていません。



その他、

葉の展開不良や、

葉先のツタがすぐ枯れるのは、

光の他に色々な要素が足りていませんので、

突然枯れる原因になります。



袋が見たかったら、

温度は20度以上をキープ、

あとはとにかく光です。


良い袋を作りたかったら、

まずそこをクリアしてからになります。



ちなみに、

普及委員会の室内栽培時、

温度は約18度前後、

日中の湿度は25%~30%ほど、

ほぼ無風状態です。



ビーチ、

トランカータ、

ラフレシアナ、

バイキング、

それらを含む交配種も、

ほぼすべて毎回袋を作ります。



同条件で袋がまったくできない場合、

光が全然足りてないか、

ユグドラソイルが必要になります。




そう、

すべては、




ユグドラシルの宣伝です





そういうわけです。



ありがとうございました。




ではでは、

また次回、

お会いしましょう。




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3 コメント

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はじめまして (kei)
2017-12-20 15:35:19
はじめまして
以前からブログは読ませていただいていましたが
コメントは初めてですm(_ _)m
ネペンの栽培法とても参考になります!
自分はまだまだ初心者です…
これからもたまに見に来させていただきます(^^)/
返信する
Unknown (kei)
2017-12-20 15:37:40
コメント遅かったですかね…
すみませんっ!
返信する
keiさんへ ()
2017-12-20 22:54:25
こんばんは!

コメントありがとうございます(^^)


嬉しいですよ~、

自分の趣味が高じて勝手に始めたことなのに、

何も反応がないブログを書いてると、

誰も読んでないんじゃないかと、

勝手に不安になりますからね(笑)


いや、

コメントを送られることだけでも、

凄いと思いますよ!


私なんかは、

コメントを遠回しに要求しておきながら、

他の方のブログを読んだあと、

コメントを考えながら寝てしまい、

そのまま忘れてしまうという、

人としてどうなのかなというレベルなので(;'∀')


これからも続けていきますので、

ぜひぜひ、

応援よろしくお願いいたします!
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