悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 121 袋がつかない

2015年01月20日 00時18分04秒 | 悠のネペンテス栽培記
ネペンテス マキシマ・ダーク×(ノーシアナ×ビーチ)

ですが、

今までで一番大きな葉をつけそうです。



めちゃ期待しています。


葉が出来る前のデザインは、

一番かっこいいかもしれません。




ネペンテス マキシマ・ダーク×(ノーシアナ×ビーチ)は、

大きすぎる袋対策のためか、

葉の先端ではなく、

途中から袋の蔓を伸ばします。


なので、

ちょっと独特のシルエットになるんですね。





この部分です。




で、

本日の表題なのですが、

ネペンテスの栽培を本格的に始めて早1年。


そこそこ、

ネペンテスのことが理解でき始めてると勘違いしていると、

すぐに問題が出てくるんですよね。


それがこれ、



袋がつかない問題






当初から懸案事項だったので、

何を今さらな感じですが、

これは本当に困っています。


ひどいのになると、

購入してから一年近くたつのに、

一個も袋をつけたことのないものまでありますからね。



ただの葉っぱですよほんと。



もちろん、

ただ袋がつかないなと、

漠然と眺めていたわけではありません。



一応、

原因は以下の五つに絞りました。


1 光の量

2 温度

3 湿度

4 風

5 土



この五つの条件が揃うと、

袋が出来やすくなると判断しました。



まず1の光の量ですが、

これには2つの要素がありまして、

それは光の強さと時間の関係です。



袋をまったくつけないネペンテスがいる一方で、

ポコポコとつけるものも存在します。


ポコポコつける方はスイッチがあるようで、

強い光にさらすとつけやすくなる、

という事実に気づきました。


で、

さらに光を当て続けると、

安定して袋を作り続けることがわかったのです。


で、

ここからがおもしろいところなのですが、

じゃあ全部強い光に当てればいいじゃんってことで、

他も試してみたのですが、

葉っぱばかり立派になったり、

逆に葉が萎縮したりと、

うまくいきませんでした。



ここで考えたのですが、

ネペンテスそれぞれに、

最適な光量があるではないか、

ということです。


仮にデスクライト下の光の強さをAとします。

で、

普及委員会ではライトを何本か使っていますので、

光が重なり合う地点をAAとしましょう。

これを1日8時間照射し続けるとします。


そうすると、

AA×8という、

ちょっと乱暴な式で表記できるわけですね。


つまり、

Aの部分をそれぞれのネペンテスに合わせて調節し、

8を10、12と増やしていけば、

どんどん袋ができていくのではないかと思ったわけです。


でも、

ことはそんなに簡単に運びません。

ずっと袋をつけない種もいるわけですからね。


そこで次に目をつけたのが、

温度。


そう、

寒いと成長しないってのは、

植物に限らず、

昆虫などの生き物の間でも常識。


活動が鈍るわけですからね。


じゃあ室内の温度を高くしてみようと思ったわけです。


電気代もかかりますから、

とりあえず20℃としておきましょう。


そうすると、

20×(AA×8)

という考え方になるわけですね。


お、

これはよさそうと思ったのですが、

これもあまりうまくいきません。


相変らず袋をつける組と、

つけない組は分かれたままです。


次に目をつけたのが、

湿度でした。



ここで、

袋ができるパターンとできないパターンを見てみましょう。



まずできる場合ですが、

ほとんどが葉の先端が下向きになります。


こんな感じです。




こういう感じで全体的に上向き、、

立ち上がる感じになるとかなり厳しくなります。




で、

そこから蔓を伸ばし、

袋をつけるのですが、

ここも鬼門なわけです。



なぜかというと、

蔓を伸ばしたとき、

袋の先端が、

正しい方向で上を向かなければならないからです。


わたしはこれをクラッチと呼んでいます。



これは理想的なクラッチ状態。




クラッチが上手くいけばほぼ着袋する。





逆にクラッチ状態にならないと、

まず袋がつきません。


これは蔓が延びても、

クラッチが入らずに袋をつけないパターン。




で、

このクラッチ形成の過程に、

湿度が関係しているのではないか、

そう考えるようになったのです。



まずクラッチですが、

って、

眠さが限界です。


また次の機会に書きます。



ではでは、

次回もお楽しみに。





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