1960年のユーロビジョン・ソング・コンテストは、前回ご紹介したとおりジャクリーヌ・ボワイエの「トム・ピリビ」が優勝しました。従来からフランス語で参加していた国も多言語の国内状況を踏まえて、この年は別言語で参加したのがルクセンブルグとスイスでした。一方、前年はオランダ語で参加したベルギーがフランス語で参加しました。ですので、フランス以外でフランス語で参加し続けているのはモナコだけ・・・ってほぼフランスの一部のような?・・・
さて、フランソワ・ドゥゲルトですが、このブログでは昨年3月に「Le ciel, le soleil et la mer」をご紹介していますので、是非そちらもご覧ください。
1932年12月生まれ2014年に亡くなっています。ユーロビジョン・ソング・コンテストには1960年と1962年の2回モナコの代表として出場して、1960年は3位、1962年は2位でした。
歌を聞けば分かりますが、世界がプレスリーにそしてビートルズに席巻される前の・・・少しノスタルジックな・・・ティノ・ロッシに繋がっているような・・・美声のボーカルといったところ?日本で言う「シャンソン」の歌手と言えば良いでしょうか?・・・
「フレンチポップス」としての出場ですし、戦後の流れの行き着く先であったかもしれません。