日本という国や国民とは、どうしてこのように倫理感も政治的な生真面目感もないのだろうか?
地域の人々と話していても、全く政治的な問題意識はゼロ。「自民党」以外の政党を「アカ」としか表現できない人ばかり。それも聞いてみれば私とはほぼ同年代。ということは60年安保を小学生時代に、70年安保を高校生時代に経験している。最も政治的に激動の時代、若い心に問題意識をたっぷりと抱えていたはずの世代。なのに、先に書いた通り、自民党以外は「アカ」としか言えない。
当該選挙区に鞍替えしてきた公明党の議員を「知らないよね~」といいながら、「だって自民党の代わりに出るんでしょ、投票するしかないよね~」と。
全共闘時代に逮捕された大学時代の友人たちはおろか、役人時代の優秀な同僚や敢えて言えば付き合いのあった真面目な地方議員や国会議員たち・・・これまで職場を通じて知り合って来た全ての人たちとは何とも信じがたいほどの政治的距離感なのだが・・・
昔、出会ったいささか危ない連合町会長・・・「町長や市長は任期中にもらった報酬の半分くらいは選挙で使うもんだ!!!!」と豪語していた・・・よりもはるかに残念なレベルの近隣の人たち。
自覚的には何も考えていない人々の群れ・・・「マスコミは酷いよね~」って何が酷いのか?「あんなに吊るし上げて・・・国会議員だよ~」国会議員だからこそマスコミの集中砲火を浴びて当然の状況なのに!!!
これではどんなにマスコミが自民党のひどい状況を報道しても、なにも響くことはないだろう。
これが「法治国家」日本の「国民」の実態である。
この程度の国会議員は、この程度の国民を正直に映した結果だろう。
「うそをつく能力」はこのような国民の上に立つ「指導者」にとっては当然持つべきアイテムらしい。