初心者勉強会からまる2年以上たちました。皆次第に俳句作りにも慣れてきたのですが、そうすると少し凝った季語を見つけて来たり、難しい漢字を使ってみたりしたくなるものです。そうすると、何か俳句らしいものが出来たような気になったり今まで以上の句が出来たような気になってしまって、素直に感性を表現することが出来なくなってしまいます。また擬人法的な手法を使うといかにも詩的に思えてしまう、という罠もありますね。
素直な感動を素直な言葉で表現をしてみることから「卒業した」と勘違いしてしまいます。
今月の例会の句は、そんな間違いだらけ、勘違いだらけになってしまいました。したがって、講師の方からも仲間たちからも選は得られませんでしたが、改めて声に出してみればそうした欠点だらけだと気付いた次第です。
母の日に文箱の中の戦時中 (文箱の中の何に心を動かされたか、具体的な映像がでないな。)
夜の静寂万緑の声飲み込めり (つまらない擬人化、俳句が出来たような気になっていた。)
雨上がり水面潺潺鮎光る (難しい漢字を見つけて喜んでいるだけだった。)
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