ラヂオ惑星モルファス

誰かが嘘をついているのではないか?

森友学園問題に続いて加計学園問題・・・文部科学省所管の事案が続きますね。小学校や幼稚園と大学でかなり分野が違いますが、そもそも私立学校の許認可が大変な規制の世界にあることが原因だと思います。
規制は、そもそも何を守るためにあるのか?どういう経緯で作られたのかも大事ですが、教育の分野は学校教育や社会教育なども含めて行政上も複雑怪奇です。
教育委員会は、公の教育・・・一般的に言えば、市町村立の小中学校や都道府県立の高等学校などを所管し、都道府県知事や政令市の市長などは私立の教育機関(幼稚園から高校まで)を所管します。
私立の大学は、文部科学大臣の所管になります。文部科学大臣は教育委員会の所管もしていますから、国家レベルでは一つになっています。
経験がなのので細かい部分までは分かりませんが、ある私立大学に学部を新設することを担当した同僚の机の上には、当時の文部省に進達する(地方行政機関を経由して大臣に書類をあげること)ための書類が約50センチメートルの高さになった記憶があります。大学の新設ではなく、既存の大学の学部の新設ですらそんな大変な書類。しかも、その後認可されるまでにはその何倍もの書類を追加提出しています。

この規制制度が大問題であることは間違いないのですが、与党が言うような認可に関する行政手続きに瑕疵があるかどうかではなく、加計学園を認可することが政治的な動きによって行政手続きの執行をリードしていったのではないか?あらかじめ認可対象が政治によって決められていたのではないか?と言うことですから、行政手続きに瑕疵があるはずがないのです。

また森友の場合は、なぜ評価額が路線価とはかけ離れた金額になり、しかも売り払い手続きが通常とは極めて異なっていたのか、政治的な配慮を官僚が行ったのか?ですから、やはり表面上の違法行為はないように取り繕われています。

さて、これまでの様々な経緯を考えると、どうでしょう?誰かが本当のことを言わず嘘をついています。
無いと言った書類が出る・・・のではなく、実際に行われた行為なのに嘘をついて隠しているということでしょうね。誰しも嘘をついているのは誰か!・・・はっきりと感じているのではないでしょうか?
法的な責任追及は『証拠』が無ければ証明できませんが、それを良いことに嘘をついてはいけない。国家を指導していくべき人たちです、政治や行政など様々な世界で。
外交をはじめ、国家の経営には様々な機微があります、しかし今回の問題で多くの人が感じるのは「私利私欲にために誰かが嘘をついている」ということです。国家百年の大計のため・・・ではないと感じているからこそ問題なのではないでしょうか?
さらに、マスコミまで荷担しています。これまでのように他の報道機関を攻撃する資格はないと思いますが、どうでしょう?

これからの社会の行く末に暗澹たる思いでいるのは私一人ではないと思います。

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