当時は私立の女子中学・高校や障害児等の送迎バスなどを運行する会社にいました。自分としては最大限の努力・・・顧客である経営者の考え方よりも最も弱い子供たちを守るというはっきりした決断・・・は間違っていなかったと思いますし、運転手たちがそうした最も弱い人々の立場に立って、徹夜で動いてくれたことに感謝しています。家族も徹夜で仕事をしていた息子や家内、深夜東京文化会館で一夜を過ごした娘などを気にしながら一晩中働いていたように思います。どうやって帰ったのか、翌日の何時に帰ったのかは実は覚えていません。
10年・・・その場で働いた人たちは精一杯に働きました。地震も津波も自然災害ですから、いかに悲しくてもいつの日にかそのことはしっかり受け止められると思います。
しかし、原子力発電は・・・・・・・推進した人達、いかなる言い訳も許されないと思っています。震災ではない、これは人が作り上げた虚構の中での災害です。申し訳ありませんが原子力発電に関わったすべての人達はもとより、考えてこなかった我々すべての責任です。
電気を最も必要としている東京にこそ原発を置けばよかったのです。メルトダウンしたら何百万人も被曝する状況で原発を稼働させるべきでした。それができなかったのですから、原発は全部廃止しましょう、将来に向けての「生活」維持のための選択肢は、今は・・・それしかないと思います。
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