1965年ユーロビジョンソングコンテストで歌われたフレンチポップスの続き。「フレンチポップス」とは英語だし、フランス語で「シャンソン」は「歌」でポピュラーもクラシックも含んだ概念なのだが、日本で「シャンソン」というとある特定の分野を指す言葉となっている。なので、ユーロビジョンソングコンテストで歌われたフランス語の歌を「シャンソン」というと、多分日本の「シャンソン」ファンに厳しく指摘されそうだ。
まして、スイスのヨヴァンナの曲となれば・・・
ヨヴァンナは、1938年生まれのギリシア人、アテネ音楽院でオペラ歌手を目指したようだが、何かの事情でイタリア留学の奨学金を受けられなくなり、ポップスに転向したとのこと。
曲は聞いていただければ分かるが、なかなか良い曲だと思う。まあ、この年に優勝したフランス・ギャルの「Poupée de cire, poupée de son」と比べれば、若い年代のヒット曲となるような要素は少ない様に思う。
しかしながら、日本では「シャンソン」として受け入れてはくれないだろうなぁ・・・・・