あかときをほぐれ白花曼殊沙華(西嶋あさ子)
昨年の10月以降あまり俳句の記事を上げられなかった。書けば自分が俳句を詠めずに引っかかっている事柄ばかりを、愚痴のように羅列している状態だった。
勿論句会は毎月あったし、商業誌への投稿も続けてはいた。商業誌では今年に入ってから佳作にも入らないものの、具体的な指導記事を掲載していただいた。なまじ「選」に入るより勉強にはなったが、では、それを糧にして詠めるようになったか?といえば、まだまだ勉強が足りないことを自覚するばかり。
このような時は・・・私淑している(隠密に)西嶋先生の句集を見るのがいいかもしれない。
たった今を生きる若い人たちの鋭い感性の句は沢山あるし感心した句も沢山ある。でも、もう一度若き日に戻り、多少は汚れていない感性に出会えるのは、中学時代の恩師、西嶋先生の句を置いて他にない・・・と改めて思った。