青森の香典返しと肉まん

これ、特に直接貰ったのではなく、葬儀に出た人に貰ったもの。
青森の出身の人で、そっちで法事があったらしい。

あまり和菓子は昨今は少なくなったのだが、
昔はこれが多かったような気がする。
何も生まれても居ないし住んでもいない。
でも私の祖母は弘前出身。
その兼ね合いで青森には何かと縁がある。
だからこれもよく目にし、口にしてきたのだ。

それが子どもにとっては大喜びなのだ。
だって甘いもの大好きで、こんなにデカイ塊なんだぜ！？
全部自分で食いたいほどの欲望を掻き毟るのだよ。
でもそんなの大人が許してくれるはずもなく、
もちろん食えるもんなら食ってやろうと思っても、
実際凄まじく甘いので単体の1/3や1/4ぐらいで気持ち悪くなる。
それを貰った日は柔らかいのに、翌日などは固くなってきてる。
それがもう嫌になってしまうのだよ。
柔らかさも美味しさなのだよな。
でも昔はでかいことが見栄なのか良いとされていて、
青森の風習として今も根付いているのが、
都市圏ではよく生花を出すが、それが缶詰とか果物とかの
同じようなものがあって1～3万ぐらいでそれを出すのだよね。
そんなのも変わらずあるぐらいなので、
これもそう大きく変化はないんだな。
これ、1つがタバコのロングサイズの箱ぐらいの直径なのだよ。

一番上の黒い長いのはようかんだが、一番甘そうでこれが一番
甘さ控えめだったのが意外だった。
左下は多分月餅だと思うんだよね。
焼き菓子で、中が半生みたいな。
そして右下が練り菓子の花の和菓子。
お砂糖たっぷり…多分豆類なんかも甘く煮詰められていると思うが。

で、コレ貰って賞味期限が3日間。
うちに子どもがいるからとくれたそうだが、
うちの子甘いもの嫌いじゃないけど別に好きじゃない。
かみさんはまず食わない。私も気持ち悪くなるので少しだけ。
そんな家庭にくれるなと言う感じだが、貰うなって感じ。
（かみさんが貰ってきた）
でも何とかトライしたけど、一番生っぽいからと多く食ったのが
花のヤツだけど、娘と半分までやっつけた。
月餅は1/3しか食えずに、ようかんに至っては1/7ぐらい。
後はもう食う気もなく、見たくもなく、1週間過ぎたので
勿体無いが捨ててしまった。
食い物を粗末にするのは嫌いなのだが、
その意識を持ってトライしたので、ここまで食ったのだよ。
もう気持ち悪くて見るのも嫌になったほどまで。
だからこの手のものって、もっと小さくていいと思うんだよね。
半分どころか、1/5ぐらいでいいと思う。
捨てられるようなものは良くない。
これが10人家族にひと箱渡すならいいかもしれないけど。
ま、だからか香典返しは海苔とかしいたけとかが多いんだけどね。



そんな数日後、肉まんをスーパーで買った。
レンジでチンすれば簡単なのだ。そんなの解ってる。
でも熱いだけで不味いのだよ。
皮が一部固くなってたり、それを避けるために水を振りかけて
やってみれば、逆にふにゃふにゃの部分があったり。

そこで鍋でもやったのだけど、ホットプレートだと手軽だなと
やってみたのだよ。
水を入れて、水が入らない反り返りがある受け皿を入れて、
その上に肉まんを置いて、蓋をして全然蒸せるのだよ。
これがかなりふわふわで熱々になったので、
今後はコレでやろうかと。
うちには蒸し器がないので、どうしたものかとレンジの不味さ解消で
いい方法はないか思っていろいろやったのだよ。
鍋でこのパターンもやったんだけど、皿がボコボコ沸騰するときに
ひっくり返されちゃって、ずぶぬれになってしまったりとか、
ガスコンロだとそんなものあったんだよね。
ホットプレートだと温度調節が簡単なので、
沸騰するまで200度以上にして、その後140度度かにするといい感じ。
数分で出来たし、時間も掛からないのがよかった。