書いたのは2日目直後だけど、競馬の関係で今日UP
ゆえに全部終わっているので、ほぼ見なかった3日目も
軽く触れて締めておこうかと。
錦織と杉田の同世代ペアとスタコウスキーとカレニチェンコの
予定がカレニをスミルノフに当日代わった。
杉田とスタコウがほぼ同格で、
錦織とスミルが雲泥の差だから日本が全然上位。
だがダブルスランキングで考えれば錦織なんか800位以下。
そのダブルスランキング合計では1458と1462とほぼ同じ。
辛うじて日本が上なだけ。個人ではスタコウが一番上位。
あのネットプレーとボレーを思えば納得。そんな対決。
1セット目は結構ヤヴァかった。
第1ゲームがラブキープさせたので立ち上がりは本当に不安だった。
卓球で言ういわゆる3球目攻撃も結構食らった。
こっちもそれは食らわせたが、やられた感のほうが強い。
逆にラリーになるほど有利だった。
特に錦織が押せばネットやオーバーなどのミスをさせた。
第3ゲームは先にブレークを決めた。
叩かれて大きく外に出されたボールを杉田が追いかけて
ロブを返すが甘くてスマッシュを食う。
でもそれをスミルノフがネットのミス。
これも諦めずに追いかけて返したからの得点。
死に体からのそれはまさにたなぼたでラッキー。
先行され逆転したがデュースになり粘ってたら
最後は相手両者前出て壁のところを錦織が技ありのロブを
ベース際にポトリと落として決めたのだ。
そんな技ありのポイントと勝利もあった。
もっともそれはその次すぐにブレークバックされたが…。
だが杉田が良く1stが入りラケット弾くわウィナー決めるわ
ミスが少ない大活躍をした。
そして第8ゲームはスミルノフが痛恨のダブルフォールトで
我々にブレークを献上してくれた。
第9ゲームは奥に落とされたボレーを錦織が追いつき
ロブを上げるがイージーでスタコウがスマッシュ放つが
当たったと思われたがギリギリ掠めたそれは
スミルノフの後頭部僅か上を通過してネットのミス。
それで錦織がラブキープをすると。
杉田がリターンエースに4球目ボレーウィナーと連続得点で
ブレークを決めて6-3で奪取した。
それで波に乗った2セット目は圧巻。
キープ後の第2ゲームは浅いフォアアングルクロスウィナーと
バック逆クロスのウィナーを決めて錦織を引っ張り
最後はまたスミルノフがダブルフォールトでブレークした。
しかし第3ゲームは錦織がダブルフォールトで
ブレークバックポイントを握られるが
錦織自身がボレー合戦を制してデュースにし、
再度ブレークポイントも握られたがデュースにしキープした。
その勢いでスタコウのサービスゲームの第4ゲームも
ブレークすると、第5ゲームは杉田の1stが良く
レシーブのスミルノフをことごとくアウトやネットでキープ。
最後の第6ゲームはスミルノフのサーブだが、
エースも1本あったが、ミス連発でアウトにネット。
だからスミルノフを突くがベース際ロブを食う。
でも反撃もそこまででコードボールが来てあわやもあったが
スミルノフを徹底的に攻めてネットさせブレークし、
なんと6-0のベーグルでの勝利!
初ペアの即席ダブルスコンビとは思えぬ躍動ぶり。
もうこうなると3セット目に不安などない。
相手が背水の陣で思い切ってきて強大化するのを
警戒しつつ自分らのペースに巻き込むだけ。
錦織のサーブで始まる第1ゲームは杉田の3球目攻撃の
ボレーがコートを叩きつけ、圧倒的な違いの狼煙にも見えた。
その後ボレーを返球されまくってたが、錦織の前に来たボールを
返そうと錦織が構えたところ、日本の両者前にいたために
杉田がそこの前にカットして入ってきて、
アドコートへフォア逆ハイボレーを強打して叩き込み
錦織が打つであろうタイミングを計って構えていた相手は
カットの速攻に遅れて手を伸ばしたが届かず。
そんな杉田だが、疲れか勝利への緊張かミスをしだす。
錦織もボレーが伸びたりとピリッとしない。気が緩んだか?
その調子で第3ゲームはブレークを許してしまう。
しかしスミルノフのサーブの第4ゲームでは
錦織の4球目バックのダウンザラインウィナーもあり、
スミルノフを徹底的に攻めてすかさずブレークバック。
だが錦織のサーブの第5ゲームは1stが良く入ったが
相手もレシーブをしてきて、その反発のパワーに押され
ネットのミスなど連発でまたブレークされる。
第6ゲームはデュースコートへのスタコウのサーブは
なんとアドコートに立つ前衛の錦織を直撃。
かなり珍しいほどのコースミスに驚嘆の声。
最後は両者前に上がり浮き球をスマッシュ連発で
最後は杉田がセンターを抜いてまたもブレークバック。
どうやら3セット目はブレーク合戦になってきた。
こうなるとキープが大事になってくる。
第7ゲームは杉田のワイドをネットさせ、
3球目攻撃の錦織は前衛の股抜きボレーを決めるなど
キープに向かって上々のポイント奪取。
40-30でスタコウはリターンがネットして
頭にきてラケットを叩きつけてた。∴大事なキープをした。
そして第8ゲーム。珍しいお辞儀をされたあの瞬間が。
錦織のパスにドロップボレーしたスタコウ。
錦織は猛然とダッシュ。
バレーボールのブロックのようにスタコウのラケットと
錦織のラケットがボールを挟んでぶつかりそう。
これは触れたら錦織が失点だと思う。
横からのリプレイを見るとそこまで接近してなかったが、
でもラケットはネットをやや出たところで押し込み
ネットを触れば失点だったので、
それらを回避して押し込んでポイントを取った。
そのアグレッシヴさなのか、妨害のプレッシャーも乗り越えて
決められた敬意だったのか、日本人以外は頭など下げないのに
スタコウは錦織に向かって頭を下げたのだった。
しかも最敬礼ぐらいの角度だったぜ!?
(実際は自身のドロップが落ちたところを覗き込んでた模様)
そして最後は杉田がフェレールの雄たけびのような声で
ラリーに打ち勝ちスミルノフをネットさせブレークした。
第9ゲームは錦織のサーブでサーヴィングフォーザマッチ。
まずは前衛後衛入り混じった展開でボレー食った。
しかし次はリターンの浮き球を杉田が観客席に飛び込む
真横ボレーを軽く決めた。
次はボディのリターンをネットさせて、
今度はリターンが杉田のボディに来たが
体をよじってボレーを返しネットに掛けさせるなど
この試合だけでなくウクライナ戦自体のマッチポイントを握る。
ワイドのレシーブは大きくサイドアウトして勝利。6-3
6-3 6-0 6-3 の完勝でワールドグループ残留を決めた。
錦織の出番はもうない。
3日目はデッドラバーで2セット先取の3セットマッチの2試合。
マルチェンコが右足が痛そうだったので、
ダニエルとスミルノフ、西岡とカレニチェンコかと思われ。
しっかし試合後のコート滞在時間が長いこと。
ファンサービスも4人の選手がサインなどたっぷりして
観客はすごく嬉しそう。いや選手団ももっと嬉しそう。
インタビューも珍しく、錦織が初日の2人の若手を
褒めていたと思いきや、急に・・・
「いや、でも、やっぱり、最後、勝って終わった人が一番・・・」
というと、顔がほころんで、歯ぐきむき出しの笑顔を見せ
ダニ太郎西岡のほうを見て悪びれたはちきれん笑顔。
で、「や、ま、チームの勝利ですね。ハイ」と締めた。
杉田は一部染めた前髪を弄られたりしつつ、
ジュニア時代に優勝もしたこの靭だったということで
そこから始まったプロ人生だが、またリスタートの気持ちで
今日からもっと成長したいとのコメント。
ダニ太郎はこういった勝利が大きくしてくれそうですねの問いに
「最終的には先輩たちに盗まれちゃいましたけど」と
軽く笑いも取り、これからも活躍を期待してますと締められたが
聞き返してコメントをはじめてしまい、
おいおいそこはありがとうなどの締めの言葉だよと思ったが、
誰かが気づかせたのか最後はそれなりの言葉で締めた。
西岡はエースを食ったこともあり意味のある1勝と言われ
「昨日は本当に僕の素晴らしいプレーが出来たと思うので…」
といって、アハハッ!のようにおどけてみせた。
ダニ太郎も言ってたが、アウェーしか経験ないデビスカップだが
ホームでこんなに応援されてとても嬉しい大会だったと
言うようなことを言って感謝していた。
そして植田実キャプテンは、即席ペアのダブルスは
データがない分相手も読みづらいところが逆に強みだったと
いいつつも「こんなにうまく行くとは思わなかったです」といい
会場の笑いを誘った。そしてスタッフ全員紹介し、
若手のホープの綿貫の名前が出ず、なんだっけといって
また笑いが起きて、最後は明日杉田の誕生日だと言って
辛い気持ちの誕生日にならなくて良かったですと言い、
会場を強制的にハッピーバースデーの合唱に巻き込んで
有無を言わせず歌い始めて、それで締めることになった。
歌い終わった瞬間に「イエーーー!!!」とか言って。
そこから四方それぞれに整列してお辞儀をして
さらにサインのサービスをしてたが、
押してなだれて来そうなのか、
ボールの手を押したりしているスタッフが
錦織の傍にいて、カメラの邪魔だとカメアシと思われる人に
はがされてちょっとむっとした表情が映ったりして
試合後サインを求める人を押す係員はまず見たことないが
もしなだれて潰れてケガさせたらと思うと正しそうだし
何とも言えないと思ったがどうなんだろ??
ともかく、ドルゴポロフはいなかったが、
ウクライナをストレートで撃破して残留決定。
明日は競馬に集中して見ない予定。
ちょっと土曜は負けちゃったのでね。
ということで、3日目を軽く書くと、
デッドラバーはいわゆる消化試合。
双方がやらないと言えばやらずに済む試合。
日本は勝利の結果が出ているので気が抜けてる。
当然錦織は出ないが、ダニ太郎と西岡は多くの経験が大事。
とはいえ、デッドラバーとなればマルチェンコは出ない。
↑での予想通りのマッチアップになった。
こうなると気の抜けた状態で格下相手にしっかり勝てるか。
そのメンタルのテストの意味合いしかない。
ダニ太郎はやはりかというように1セット目を落とす。
しかし目が覚めたように2つ取返しきっちり勝利。
2セット目はシーソーだったが、確かブレークで決めたと思うが
キープしないと負けると言うプレッシャーがあるレシーバーの
第12ゲーム。その落とし穴にまんまとハマらせた。7-5
そこまでほぼ対等だったのに一気にトーンダウンし、
ベーグルかと思われた第6ゲームはキープを許したが、
第7ゲームはサーヴィングフォーザマッチをしっかり決めた。6-1
西岡は今大会初登場になるカレニチェンコとだが
657位と完全格下の相手だが、若い分ランクが追いつかないだけで
未知の力がある場合があるので要注意だったが、
マルチェンコを1セットダウンだけで退けた西岡に
カレニは敵ではなかった。6-2 6-2の完勝。
西岡の試合は全く見なかったので何も書けないが、
いいショットやウィナーも決められたリ
ランク以上のものはあった相手だったようだが
ネットに出やすい相手に決められるもパス決めたりと
慌てずにどっしり構え、押してスマッシュなど随所に決め
完勝した模様。
その後のインタビューは見たが、
錦織も植田も言っていたが、若手2人が2勝ずつしたのは
凄く成長したと思う。ドルゴポロフが居ないとしても
マルチェンコの好調さから1つは落とすと思っていた。
その時にはシングルスで錦織登場だったのだろうけど、
それも見たいけど、常に見れているので休ませたいのが
私としても本音。その通りになったのが本当に大きい。
錦織を休ませただけではなく、↑で書いた若手の躍進の意味で。
さらに国内外に日本は錦織だけじゃないということも
発信できたことが一番大きい。
ワールドグループの16か国に日本がいることは誇らしいし、
錦織以下離されているので、どうしても情けなく、
頼りなく思ってしまうところだが、
TOP100に4人いることは頑張っている証でもある。
しいて言えばシングルが錦織だけで、
後は80位台以下ばかりなので、50位台、出来れば20位台、
その辺に2人上がってくれば、チリッチらと決勝を戦える
そんな国家レベルになってくると思う。
そんな日が遠くないことを期待したい。
そこにはひょろっとしたマッチ棒の印象の綿貫陽介が
フィジカルをもっと大きくしたときに、
錦織に次ぐナンバー2にのし上がっていることも期待したい。
ゆえに全部終わっているので、ほぼ見なかった3日目も
軽く触れて締めておこうかと。
錦織と杉田の同世代ペアとスタコウスキーとカレニチェンコの
予定がカレニをスミルノフに当日代わった。
杉田とスタコウがほぼ同格で、
錦織とスミルが雲泥の差だから日本が全然上位。
だがダブルスランキングで考えれば錦織なんか800位以下。
そのダブルスランキング合計では1458と1462とほぼ同じ。
辛うじて日本が上なだけ。個人ではスタコウが一番上位。
あのネットプレーとボレーを思えば納得。そんな対決。
1セット目は結構ヤヴァかった。
第1ゲームがラブキープさせたので立ち上がりは本当に不安だった。
卓球で言ういわゆる3球目攻撃も結構食らった。
こっちもそれは食らわせたが、やられた感のほうが強い。
逆にラリーになるほど有利だった。
特に錦織が押せばネットやオーバーなどのミスをさせた。
第3ゲームは先にブレークを決めた。
叩かれて大きく外に出されたボールを杉田が追いかけて
ロブを返すが甘くてスマッシュを食う。
でもそれをスミルノフがネットのミス。
これも諦めずに追いかけて返したからの得点。
死に体からのそれはまさにたなぼたでラッキー。
先行され逆転したがデュースになり粘ってたら
最後は相手両者前出て壁のところを錦織が技ありのロブを
ベース際にポトリと落として決めたのだ。
そんな技ありのポイントと勝利もあった。
もっともそれはその次すぐにブレークバックされたが…。
だが杉田が良く1stが入りラケット弾くわウィナー決めるわ
ミスが少ない大活躍をした。
そして第8ゲームはスミルノフが痛恨のダブルフォールトで
我々にブレークを献上してくれた。
第9ゲームは奥に落とされたボレーを錦織が追いつき
ロブを上げるがイージーでスタコウがスマッシュ放つが
当たったと思われたがギリギリ掠めたそれは
スミルノフの後頭部僅か上を通過してネットのミス。
それで錦織がラブキープをすると。
杉田がリターンエースに4球目ボレーウィナーと連続得点で
ブレークを決めて6-3で奪取した。
それで波に乗った2セット目は圧巻。
キープ後の第2ゲームは浅いフォアアングルクロスウィナーと
バック逆クロスのウィナーを決めて錦織を引っ張り
最後はまたスミルノフがダブルフォールトでブレークした。
しかし第3ゲームは錦織がダブルフォールトで
ブレークバックポイントを握られるが
錦織自身がボレー合戦を制してデュースにし、
再度ブレークポイントも握られたがデュースにしキープした。
その勢いでスタコウのサービスゲームの第4ゲームも
ブレークすると、第5ゲームは杉田の1stが良く
レシーブのスミルノフをことごとくアウトやネットでキープ。
最後の第6ゲームはスミルノフのサーブだが、
エースも1本あったが、ミス連発でアウトにネット。
だからスミルノフを突くがベース際ロブを食う。
でも反撃もそこまででコードボールが来てあわやもあったが
スミルノフを徹底的に攻めてネットさせブレークし、
なんと6-0のベーグルでの勝利!
初ペアの即席ダブルスコンビとは思えぬ躍動ぶり。
もうこうなると3セット目に不安などない。
相手が背水の陣で思い切ってきて強大化するのを
警戒しつつ自分らのペースに巻き込むだけ。
錦織のサーブで始まる第1ゲームは杉田の3球目攻撃の
ボレーがコートを叩きつけ、圧倒的な違いの狼煙にも見えた。
その後ボレーを返球されまくってたが、錦織の前に来たボールを
返そうと錦織が構えたところ、日本の両者前にいたために
杉田がそこの前にカットして入ってきて、
アドコートへフォア逆ハイボレーを強打して叩き込み
錦織が打つであろうタイミングを計って構えていた相手は
カットの速攻に遅れて手を伸ばしたが届かず。
そんな杉田だが、疲れか勝利への緊張かミスをしだす。
錦織もボレーが伸びたりとピリッとしない。気が緩んだか?
その調子で第3ゲームはブレークを許してしまう。
しかしスミルノフのサーブの第4ゲームでは
錦織の4球目バックのダウンザラインウィナーもあり、
スミルノフを徹底的に攻めてすかさずブレークバック。
だが錦織のサーブの第5ゲームは1stが良く入ったが
相手もレシーブをしてきて、その反発のパワーに押され
ネットのミスなど連発でまたブレークされる。
第6ゲームはデュースコートへのスタコウのサーブは
なんとアドコートに立つ前衛の錦織を直撃。
かなり珍しいほどのコースミスに驚嘆の声。
最後は両者前に上がり浮き球をスマッシュ連発で
最後は杉田がセンターを抜いてまたもブレークバック。
どうやら3セット目はブレーク合戦になってきた。
こうなるとキープが大事になってくる。
第7ゲームは杉田のワイドをネットさせ、
3球目攻撃の錦織は前衛の股抜きボレーを決めるなど
キープに向かって上々のポイント奪取。
40-30でスタコウはリターンがネットして
頭にきてラケットを叩きつけてた。∴大事なキープをした。
そして第8ゲーム。珍しいお辞儀をされたあの瞬間が。
錦織のパスにドロップボレーしたスタコウ。
錦織は猛然とダッシュ。
バレーボールのブロックのようにスタコウのラケットと
錦織のラケットがボールを挟んでぶつかりそう。
これは触れたら錦織が失点だと思う。
横からのリプレイを見るとそこまで接近してなかったが、
でもラケットはネットをやや出たところで押し込み
ネットを触れば失点だったので、
それらを回避して押し込んでポイントを取った。
そのアグレッシヴさなのか、妨害のプレッシャーも乗り越えて
決められた敬意だったのか、日本人以外は頭など下げないのに
スタコウは錦織に向かって頭を下げたのだった。
しかも最敬礼ぐらいの角度だったぜ!?
(実際は自身のドロップが落ちたところを覗き込んでた模様)
そして最後は杉田がフェレールの雄たけびのような声で
ラリーに打ち勝ちスミルノフをネットさせブレークした。
第9ゲームは錦織のサーブでサーヴィングフォーザマッチ。
まずは前衛後衛入り混じった展開でボレー食った。
しかし次はリターンの浮き球を杉田が観客席に飛び込む
真横ボレーを軽く決めた。
次はボディのリターンをネットさせて、
今度はリターンが杉田のボディに来たが
体をよじってボレーを返しネットに掛けさせるなど
この試合だけでなくウクライナ戦自体のマッチポイントを握る。
ワイドのレシーブは大きくサイドアウトして勝利。6-3
6-3 6-0 6-3 の完勝でワールドグループ残留を決めた。
錦織の出番はもうない。
3日目はデッドラバーで2セット先取の3セットマッチの2試合。
マルチェンコが右足が痛そうだったので、
ダニエルとスミルノフ、西岡とカレニチェンコかと思われ。
しっかし試合後のコート滞在時間が長いこと。
ファンサービスも4人の選手がサインなどたっぷりして
観客はすごく嬉しそう。いや選手団ももっと嬉しそう。
インタビューも珍しく、錦織が初日の2人の若手を
褒めていたと思いきや、急に・・・
「いや、でも、やっぱり、最後、勝って終わった人が一番・・・」
というと、顔がほころんで、歯ぐきむき出しの笑顔を見せ
ダニ太郎西岡のほうを見て悪びれたはちきれん笑顔。
で、「や、ま、チームの勝利ですね。ハイ」と締めた。
杉田は一部染めた前髪を弄られたりしつつ、
ジュニア時代に優勝もしたこの靭だったということで
そこから始まったプロ人生だが、またリスタートの気持ちで
今日からもっと成長したいとのコメント。
ダニ太郎はこういった勝利が大きくしてくれそうですねの問いに
「最終的には先輩たちに盗まれちゃいましたけど」と
軽く笑いも取り、これからも活躍を期待してますと締められたが
聞き返してコメントをはじめてしまい、
おいおいそこはありがとうなどの締めの言葉だよと思ったが、
誰かが気づかせたのか最後はそれなりの言葉で締めた。
西岡はエースを食ったこともあり意味のある1勝と言われ
「昨日は本当に僕の素晴らしいプレーが出来たと思うので…」
といって、アハハッ!のようにおどけてみせた。
ダニ太郎も言ってたが、アウェーしか経験ないデビスカップだが
ホームでこんなに応援されてとても嬉しい大会だったと
言うようなことを言って感謝していた。
そして植田実キャプテンは、即席ペアのダブルスは
データがない分相手も読みづらいところが逆に強みだったと
いいつつも「こんなにうまく行くとは思わなかったです」といい
会場の笑いを誘った。そしてスタッフ全員紹介し、
若手のホープの綿貫の名前が出ず、なんだっけといって
また笑いが起きて、最後は明日杉田の誕生日だと言って
辛い気持ちの誕生日にならなくて良かったですと言い、
会場を強制的にハッピーバースデーの合唱に巻き込んで
有無を言わせず歌い始めて、それで締めることになった。
歌い終わった瞬間に「イエーーー!!!」とか言って。
そこから四方それぞれに整列してお辞儀をして
さらにサインのサービスをしてたが、
押してなだれて来そうなのか、
ボールの手を押したりしているスタッフが
錦織の傍にいて、カメラの邪魔だとカメアシと思われる人に
はがされてちょっとむっとした表情が映ったりして
試合後サインを求める人を押す係員はまず見たことないが
もしなだれて潰れてケガさせたらと思うと正しそうだし
何とも言えないと思ったがどうなんだろ??
ともかく、ドルゴポロフはいなかったが、
ウクライナをストレートで撃破して残留決定。
明日は競馬に集中して見ない予定。
ちょっと土曜は負けちゃったのでね。
ということで、3日目を軽く書くと、
デッドラバーはいわゆる消化試合。
双方がやらないと言えばやらずに済む試合。
日本は勝利の結果が出ているので気が抜けてる。
当然錦織は出ないが、ダニ太郎と西岡は多くの経験が大事。
とはいえ、デッドラバーとなればマルチェンコは出ない。
↑での予想通りのマッチアップになった。
こうなると気の抜けた状態で格下相手にしっかり勝てるか。
そのメンタルのテストの意味合いしかない。
ダニ太郎はやはりかというように1セット目を落とす。
しかし目が覚めたように2つ取返しきっちり勝利。
2セット目はシーソーだったが、確かブレークで決めたと思うが
キープしないと負けると言うプレッシャーがあるレシーバーの
第12ゲーム。その落とし穴にまんまとハマらせた。7-5
そこまでほぼ対等だったのに一気にトーンダウンし、
ベーグルかと思われた第6ゲームはキープを許したが、
第7ゲームはサーヴィングフォーザマッチをしっかり決めた。6-1
西岡は今大会初登場になるカレニチェンコとだが
657位と完全格下の相手だが、若い分ランクが追いつかないだけで
未知の力がある場合があるので要注意だったが、
マルチェンコを1セットダウンだけで退けた西岡に
カレニは敵ではなかった。6-2 6-2の完勝。
西岡の試合は全く見なかったので何も書けないが、
いいショットやウィナーも決められたリ
ランク以上のものはあった相手だったようだが
ネットに出やすい相手に決められるもパス決めたりと
慌てずにどっしり構え、押してスマッシュなど随所に決め
完勝した模様。
その後のインタビューは見たが、
錦織も植田も言っていたが、若手2人が2勝ずつしたのは
凄く成長したと思う。ドルゴポロフが居ないとしても
マルチェンコの好調さから1つは落とすと思っていた。
その時にはシングルスで錦織登場だったのだろうけど、
それも見たいけど、常に見れているので休ませたいのが
私としても本音。その通りになったのが本当に大きい。
錦織を休ませただけではなく、↑で書いた若手の躍進の意味で。
さらに国内外に日本は錦織だけじゃないということも
発信できたことが一番大きい。
ワールドグループの16か国に日本がいることは誇らしいし、
錦織以下離されているので、どうしても情けなく、
頼りなく思ってしまうところだが、
TOP100に4人いることは頑張っている証でもある。
しいて言えばシングルが錦織だけで、
後は80位台以下ばかりなので、50位台、出来れば20位台、
その辺に2人上がってくれば、チリッチらと決勝を戦える
そんな国家レベルになってくると思う。
そんな日が遠くないことを期待したい。
そこにはひょろっとしたマッチ棒の印象の綿貫陽介が
フィジカルをもっと大きくしたときに、
錦織に次ぐナンバー2にのし上がっていることも期待したい。