まず高校野球が終わったが、昨日の準決勝が浦添商と常葉菊川、
そして横浜と大阪桐蔭の2試合だった。
予想サイトの指名高はこの中で浦添商以外の3校全て。
ゆえに3/4の確立で優勝高が的中するのだが、こういう時って得てして1/4の確立が
見事に来たりするのよね。
でも結果は常葉菊川が大勝し、その時点で的中確実となった。
そして多分横浜かな?と思ったら大阪桐蔭が勝ち上がり、
オッズで行くと 横浜<常葉菊川<大阪桐蔭 で、4.5倍<7倍<18倍のような倍率で
当然大阪桐蔭が優勝してくれるのが良かったのだが、
今日の常葉菊川と大阪桐蔭の決勝戦は決勝史上最多得点差タイの17点で、
相手は完封された0点という、17-0だった。
しかもそんな極端に偏った決勝で勝ったのが大阪桐蔭だ。
お蔭さんで一番高い倍率のものをぶち当てた。
大阪桐蔭と来れば、辻内やあの中田翔を思い出すが、
高校新記録を打ち立てた中田を要しても全国制覇できなかったのに、
今回これといって特に注目される選手もいない中、優勝した。
これまでどっちかというと常葉のほうが大量得点の印象があった。
倉敷商で11点、智弁和歌山で13点、浦添商で9点だ。
浦添は千葉経大付で乱打戦があったが、他は相手を3点差以下に押さえてきた。
その千葉経大付に9点取られたが12点取って勝ったのだ。
そこに9-4で勝ったのは常葉は前評判は高くなかったが夏初制覇かと思った。
ところがその常葉は得点は確かにやたら取ってきたが、失点も多い。
福知山成美こそ2-1の投手戦も、倉敷商は9失点、智弁和歌山で10失点だ。
なので投手は打ち込まれているがそれ以上に打ち込んで勝ってきた。
だからこの決勝の17失点も多すぎだがありえるといえばありえるのは
ここまでのプロセスで感じる。
でもその際は打線も爆発で、こんなワンサイドゲームにはなってない。
だけど智弁和歌山戦は6回に10得点で合計13点だったから、
波に乗りやすいチームで乗れば爆発だが、乗らないとひっそりの印象もある。
その爆発が無く、ひっそりで9回を終わってしまった格好だ。
なのでこういうワンサイドゲームになってしまったのだろう。
そして全くノーマークの位置づけだった大阪桐蔭は、
再試合になった日田林工と16-2の大勝があったが、
他は6-5や7-4という1~3点勝負で大勝はしてない。
しかも6-5は2戦目の金沢戦だが、これも延長サヨナラで薄氷を渡った勝利だった。
それだけに失礼ながら金沢と激戦をしているようでは、
確実に優勝どころかベスト4にも居ないはずだと思っていた。
なので次戦の東邦は何とか勝つかもしれないが下手したら負けるかもという感じで
終盤の猛追を振り切って7-5で勝利し、やはりこの先は短いと思ったが、
ここまでだろうと思った報徳との対戦でも、先制されながら逆転勝利。
続く横浜戦はさすがにここで終わりになるはずだという自信もあったぐらいだが、
聖光学院に大勝はしたが、浦和学園や仙台育英と1点差勝利してきて、
強豪との接戦をものにしてきただけに、横浜の強さも感じたし、
失点もMAXで5点だったので、大阪桐蔭戦も5点以内の勝負だと思ってた。
それが3回にいきなり5失点し、最終的に4点は挙げたものの9失点で負けたのだ。
大阪桐蔭は投手戦を制した投手をもガンガンと打ち崩したのだった。
だからこそこれまで乱打戦を制してきた常葉菊川から得点するのは容易く、
好投手も打ち込んだだけに大量得点も起こったと言うわけだった。
でもこれまでの全試合は2~5失点はしてきたので、
大量得点の常葉が0点で終わることは全く考えられず、
そこだけは上記で話した波に乗れなかったのでトラになれずに猫のままだった
こういうことでの17-0ということになったのだと思われる。
ともかく予想的には一番美味しいものを当てることとなって完璧だった。
正直ダークホースでもしやと思って押さえただけで、決して本命ではなかった。
それにしても話題の大砲も居なかったのに、いくら節目の90回大会で
49ではなく55校も代表になったとはいえ、ホームランがいくつ出たんだろう?
40本以上?ラッキーゾーンもなくなった今だし、30本も出ないかと思ってたら
凄まじく出たことに驚いた。
五輪は朝一でホッケーがあったがドイツに0-1の敗戦で
話題に上がらないがメダル候補と読んでいたのに予選敗退となった。
世界ランク5位なんだから、下方に見ればこの結果もあったが、
上方に見れば銅もあるので、確実に下位には勝って、
大物食いもして取って欲しかった。それだけに残念。
英国戦の敗退はでかいな。
残り30秒ぐらいでペナルティでゴール決められそれで終わりだもん。
そこまで同点でずっと来てたのに。
そして女子トライアスロンは日本人が5位に来て驚いた。
メダルはダメだったが、4位の米国のベネットと最後のデッドヒートに負けて
5位なので、向うの方がバテてたら4位だった。
さすがに3位は30秒ほど離れていたので無理にしても、
それでも30秒ちょっと削ればメダルがあったのだ。
そして昨日一息入れた野球はカナダ戦だが1-0の辛勝!
カナダは良くてメジャーの2Aや3Aの選手が核で、格下ではあるが、
よく考えると日本のプロ野球の助っ人は今は現役も来るけど、
昔はピークを過ぎた3Aあたりの選手をつれてきて活躍していた。
大昔阪急に居たマルカーノなどは確かベネズエラだし、
メジャーの下部リーグといっても米国人ではない助っ人が活躍した。
そう思うと米国人で無い2Aあたりの選手は元々日本の4番やエースや
クローザーだったのだから、そうそう打てたり押さえられたりも出来ない。
それが米国の隣国カナダと来れば、格下でもそう言うことだったのだろう。
カナダ選手の一人はこの敗戦で予選敗退が決まるので、
9回の攻撃途中、2アウトの時に諦めたようで泣いている選手が居た。
日本は成瀬が嫌な最後を払拭していつも通りの快投でよかったが、
打者が沈黙で稲葉の値千金のソロが無ければどうなっていたか解らない。
その成瀬が4回1死2・3塁のピンチもあったが安定して押さえ、
藤川も藤川らしく抑え、1点差の場面で不安な上原だが、
見た感じガッチガチで顔も体もこわばっていたが、
何とか打たせて取って3人で終わらせた。
だが9回は荒木が内野安打で出て、森野が送りバント失敗も相手投手の
牽制悪送球でノーアウト3塁になり、追加点の絶好のチャンスも、
森野は1ゴロ、新井は3ゴロ、稲葉は本塁打から敬遠されるが、村田が三振。
ノーアウト3塁で無得点は致命的だろう?!
外野フライ1本も打てないんだぜ?!
韓国戦では星野さんが俺のミスだと認めた采配だが、
その采配も非常にわかる。
予選は出来るだけ先発が投げて欲しい。中継ぎ、抑えは温存したい。
さらに前の回は見事に抑えていたし、あの回の先頭打者に四球は出したが
ここまで出してなかったし、そういうことも好投の中にはある。
だから一発とはそうそう思いにくかった。
でも短期決戦はその辺のアンテナの感度が大事。
乱投でも何とかまとめてきた先発ではないので、
球の押さえが利かなくなってきたかもと、疑ってスッと代えるべきだった。
なので今日は1塁は稲葉に代えて代走だった。
そして当たっていない村田に替えてGG佐藤あたりを出したかった。
本当は1死より前に出したかったが、森野は送りバント予定だったし、
新井は当たりだしている4番だし、稲葉は今日HR打っているし、
そこまでに出したいが出すところは無かった。
だからこそ村田に代えてGG佐藤でよかった。
勝ったからまだよかったが、無死3塁で無得点ってホント致命的。
森野が外野に運べないと思ったら、新井でスクイズでもやれよ。
4番のスクイズはまさかだから多分返せただろうかと。
短期決戦に4番のプライドもへったくれもないんだ。
今回は前回のような必死さがあまりない。
高校野球のようだったあの気持ちが。
内野ゴロでも必死に走ってほしい。
ここは塁に出たい、アウトを重ねたくないというときは、
1塁にヘッドスライディングもして欲しい。
それがアウトでもみんなのスイッチが入ると思う。
もうこういう失態やミスは見せないでもらいたい。
そして今日から始まったシンクロデュエットのテクニカルは中国の猛追もあったが
予定通りのロシアとスペインが上位で日本が3位。
基本的にはこの3カ国が上位3位だと思う。
開催国中国がどれだけ成長して食い込んでこられるのかが鍵かと。
さらにメダル確定のソフトは消化試合のカナダ戦だが
調整もかねたエース上野の登板で6-0で勝利。
互いに手の内を出さなくてコールド負けした米国以外には全勝。
その米国とは2回は当たると思うので、どっちも勝たないと金は無い。
最低でも最初に負けるだけなら2回目に勝てば金だ。
その不可解な意味は複雑なトーナメント表を理解すればわかる。
そして女子サッカーは因縁の米国戦。
正直この国でラッキーだ。
現在1位とはいえ、何度も言うが対戦慣れしている相手。
対戦が無いところは読みもできない。
ここまで未勝利という事実はわかっているが、
わずかでもなでしこも数年前より力をつけている。
そう言うわけで一度死んだこの大会に怖いものは無い。
その開き直りで勝って決勝に行ってもらいたい。
そこまで行けばメダルが取れる。
その思いが通じたのか、日本が奇跡的な先制点!!
宮間CK~阪口ヘッドのこぼれ球が近賀に渡り、
シュートともラストパスとも取れるボールを
相手DF2人に付かれた中を通し、ゴール前に居た大野の正面に届く、
大野とGKの間に相手DFが居たのでオフサイドは無く、
トラップを入れてGK飛びついたところをすり抜けさせて先制点だ!!
点が入らないと勝てない。必要なのは点数。
それが先に取れたのは大きい。
米国も必死で取り返しに来るが、そこに隙が生まれる。
それで大量得点したのはあのノルウェー戦だ。
未勝利の米国相手にあの再現が出来たら感激して泣いちゃうかも!?
米国は焦ってラフ差が増してる。怪我が怖いがカードが出たり、
ファールを貰えばこっちが有利。風はいい方向に吹いてる。
出来れば前半のうちに追加点が欲しい。2-0にすればかなり有利だ。
・・・とか書いた瞬間に、右を抜かれて2人を抜いて中に入れられ、
中央にも2人付いたがスルー的にされ、そこにひきつけられていた分、
左にフリーで上がってきた選手に決められて同点になってしまった!
これで振り出しでは意味が無くなった。
こっちは完全挑戦者だから。必死でもう1点前半で入れてみろ!!
そうでないといつもの対戦になってしまう!!
・・・とか書いてるうちにあっさり逆転じゃん!!前半終了5分間で2失点!?
それはダメだろう~~!!
左から2人も上がってきて日本DFは1名だけでは…完全に対応が遅い!!
そのまま中に切り込まれて磯崎か岩清水も詰めたが、
シュートを狭いところを通されて決められた。
これで完全に米国に振り回されるいつものパターンになっちゃったじゃん。
1-2で前半が終わるとは…。
こうなったら米国にボールを持たせてカテナチオ組んで失点を抑え、
後半30分過ぎから怒涛の攻撃しかけるしかないよ!?
もう一試合はブラジルがドイツに勝ったらしい。
ドイツは米国以上に勝てない印象が強いので、メダル無しが濃厚になる。
ならば必ず今日勝って、ブラジルなら付け入る隙があるので
どうせなら金を狙おうじゃないか!!
後半2点以上取れ!!!!!!!0点で守れ!!!!!
ということで、今終わったが、負けた・・・。
まずは1失点目は阪口かな?
シュートを決めた選手のすぐそばにボーっといた。
アレがマンマークできていれば、簡単には打てない分外したかもしれない。
2点目も普通は外に開いた選手がオーバーラップする選手に流し、
その縦をある程度えぐってから中へ放り込むもんだが、
DFが1人しか居なかったので、そのまま中へ切り込んでいって決められた。
これがたった5分間での出来事。
最初と最後の5分は一番集中しないといけないことは基本!!
希望は2-0での折り返しだけど、この1-0は最低守ってハーフタイムに
入らないとならなかった。
それが出来なかった罰で4失点となったと思う。
残りの2点はただのツキ。両方ともクロスが入っただけ。
3点目はループを狙ったのかもしれないが、多分クロスだ。
それが解らないのはGK福元が少し前目に居たから。
でもループなんだから見上げてないでススッと2~3歩下がれば
全然パンチングなり出来ていた。相手のツキとこっちのミス。
そして4点目も奇跡のゴールで、あんな角度の無いところから入れるのは
多分100本に1本。試合でなんてその100倍は入らないだろう。
これも中に放り込んだものが、かからずに外に逃げてしまうなど良くあることで
そのボールが奇跡的にここしかないというクロスバーとポストの間の
通過できる最上部の隙間を通って、福元も手が届かないという
いわゆるGKの死角の泣き所に飛んでいってしまったのだ。
ツキは弱いほうに出たほうが面白いのに。
これらも前半守りきれなかったから生まれたもの。
守っていたら展開は全く違うからありえないものだった。
間逆に日本はバーに嫌われツキが無い。
永里の決定的なシュートはクロスバーに中に入らずにギリギリ弾かれ、
その後のロスタイムのクロスもクロスバーに弾かれた。
もっともこれはその後永里がかすったボールを中に入れて、
そばに居た交代して入った荒川がスライディングで決めた。
これが早いボールでもその向うに近賀が居たので決まったと思う。
だがこういうものをもっと早くやらないといけない。
1-0からの前半は10~15分は取り返しに猛攻で来るから
引いて守り抜いていて良かったと思う。
そこで奪い返した時のカウンターが極めて有効で、そこで追加点のチャンスが
あったはず。もし追加できていれば相手はもっと焦るのでもっと穴が出来た。
その守りが出来なかったのが一番の原因。
そしてリードされれば余裕など無い。
必死になる分無意味にボールを放り込むだけ。
それでは自分らだけにボールが行くわけなく、
相手が取れば、相手は繋いで来る。
だから点でなく線として攻撃が成り立つ。
だからこそ追加点が取れる。ますます離される。
こういう最悪のシナリオを描いていたのだ。
だから折角先制したんだからそれを大事にゲームを運ばないとならなかった。
1番には失点を絶対に抑えること、守備!
その次に加点をすること、カウンターでの攻撃!
そしてその時間帯が過ぎたら相手も疲れも出て温度が下がってくるので、
プレスを上げていき、球回しをしっかりして追加点を狙う。
そこで致命的なのはパスミスで、下手に奪われて失点した日にはプラン崩壊。
そこを注意しつつ相手の好きにさせない。
するとだんだん相手はじれてきて強引になり、ファールも増えれば穴も開く。
そこが更なる付け入る隙。それが1-2で折り返したので
いつもの状況となって、こっちがそれをやられたんだ。
米国が失点して必死に奪い返しに来たのはそう言うこと。
時間がかかるほどに追い詰められるので、早い時間に1点でも返して
落ち着きを取りもどし、自分たちのペースで試合を運べるように
すぐに点を返そうと必死だった。
それはあっさりと叶い、そうなると前半ももう終わりだから
その勢いのままに責め続けたら2点目も取れてしまったというのが実情かと。
日本にその意識が欠落していたから負けた試合。
ともかくこれでも上出来なのだし、これ以上責めないが、
ここまできたという思いもあり、2つ勝てば金だったのだから
女子サッカー史上初メダルが金だなんてかっこよすぎるし歴史に大きく残る。
そのチャンスがあったのでいつものサッカーではなく、
ちょっと違うサッカー、頭を使ったサッカーもして欲しかったのだ。
だがこうなると手負いの強豪ドイツとの戦い。
ドイツは米国が1位になる前に1位だった国、その前にノルウェーが1位だった。
さらに前はやはりドイツが1位だった。
実際このところ少し調子は落ちている。
でも日本に負けるような国じゃない。
忘れていけないのは前回のW杯では決勝でブラジルを破り優勝している。
その予選で日本は同組で0-2で敗戦しているのだ。
なのでまず勝てない相手だが、ここまで来たら何が何でも勝って欲しい。
序盤の構想、同点の場合、リードの場合、リードされた場合の
フォーメーションや組み立てなどをメリハリをつけて対策して欲しい。
今回の五輪は一番悔しい4位が目立つので必死で是が非でも!
最後に男子バレーは情けなくて見る気がなく、全く見なかったが、
たった今0-3で米国に敗れた。まぁそうだろうな。
でも総得点は15~21点の差かと思ったが、第2セットが思いっきり負けて
24点もの差をつけられていた。
これで終わったが、連続出場と本線での1勝は最低ノルマで頑張って欲しい。