人気スピーカーのひとつ
カロッツェリアTS-Z172PRSのパッシブネットワークです。
一見端子が8ヶあるのでバイアンプ対応に見えがちですが
これはツィーターレベル合わせの端子であります。
このPRSを今まで2chアンプでドライブさせていましたが
今回アンプのレベルアップと同時にPRS-A900の4chアンプに変更するため
スピーカーのパッシブネットワークを少しばかり手を加えて
バイアンプ化させることにします。
PRSのクロスオーバー周波数は低めで1900Hz。
スロープは12dB/octです。
カバーを外したところ。
端子は通常左からinput(-)(+),WOOFER(-)(+),TW(-),
(+),(+),(+)となってます。
TWの(+)3つは+3dB、0dB、-3dBの配列で抵抗の番手や有無で
ツィーターレベルが変化し、いずれかのポジションを選択して接続させるもの。
今回この不要なTWレベルの端子を流用し
input Woofer(-)(+),WOOFER(-)(+),TW(-)(+),
input TW(-)(+),にし、バイアンプ化させます。
ケースを外した裏側の基盤です。
不要な抵抗と過電流を制御するポリスイッチを外します。
バイアンプせず通常で使用する場合でもこのポリスイッチのみを外し、
バイパスさせるだけで音質が良くなります。
TWの保護回路なので責任はもてませんが(^^
基盤の中央下をカッターなどで削って絶縁させ、画像のように2本の線を
用意し半田にて結線し、テスターにてチェック。
これでミッドウーファーとツィーターの入力が別になり
バイアンプ化できました。
下が施工前、上が施工後です。
ケースを元に戻し施工完了です。
4chアンプに載せ替えて音質は良好!
無論ツィーターレベルはアンプにてセッティング可能です。
こうなったらコイルやコンデンサーも交換したくなりますね(^^