鉄道ピクトリアル2010年4月号のニュース欄に「関西地区103系の話題」と称して、環状線の2両のみ黄緑の編成と関西線の2両のみ朱色の編成を紹介してから1年ちょっと。環状線の黄緑色の車両は依然黄緑のままで走っていた。
まさか、こいつが移動するとは思って無かったが、この混色編成のまま阪和線にいったようだ。
なんか、微妙に変な感じがするけど、黄緑色のままってのがちょっとねぇ。
クハ103-804他 2011.-3.-3 京橋駅
大モリの黄緑って珍しいなって思っていたけど、1年ちょっとかぁ。。。良く走った方かもしれないね。
モハ102-689 2011.-3.-3 京橋駅
モハ103-533 2011.-3.-3 京橋駅
写真なんだけど、この黄緑色のユニットを見てもらってちょっと変じゃんって思った方も多いかな。画角が違うというか撮り方が違うので、なんか違う雰囲気で見えると思う。
同じ京橋駅で撮影位置は1両分だから20m程度の違いしかない。車両までのホームからの距離はどちらも同じだ。
で、なぜ違うかと言うと、モハ103の方は左端にも少し写ってるが、ホームの柱の後ろから撮影している。
だいたい60mm程度での撮影で焦点距離が長い分、車体後位でも尻つぼみが少ない。上は52mm程度なので、どうしても遠近感から後ろは小さくなってしまう。
初めてデジ一を買った2003年頃に、焦点距離で車体前位と後位の高さにどの程度の違いがあるのだろうと言うのを測ったことがあって、当然焦点距離が長いと前と後ろの高さの違いは少なくなる。
それに対して、短くなればなるほど、前は大きく写り、後ろは小さく写る。
ほんの少ししか変わらないんだけど、見た目は大きく変わるなぁって感じる。
私の場合は、足が痛いのと電車を撮ってる関係で撮影するカメラ高さは架線の高さの半分程度である線路面から2600mm程度になってる。だから、パンタがない車両の場合は上が妙に空くときもあるが、基本的には車体に対してカメラの光軸を垂直にあわせようとはするのだが、見た目で撮るのとファインダーを覗く時間も少ないので、かなりアバウトなのが多い。
とりあえず、自分なりの撮り方と言う事でやってるんだけど、60mm程度で間2線以上空けて下のような角度で撮れる場所は多くない。車体に近づく(ホームの線路よりに近づく)事が多くなるため、車体に対して光軸の進入角が浅くなり、その分同じ60mm等を使っていても、後部がしぼむような絵になる事も多い。
車体との間に距離が取れないので、焦点距離を少し長めにして、微調整した例。こういう時にズームレンズが有利だ。だいたい66mm程度。
サハ383-2 2011.-4.-9 名古屋駅
この383系の写真、上の103系の写真より縦横の比率が違う。383系の方が縦のサイズが高いってのわかります?
103系などは1200x600というサイズ(縦横1:2ですね)ですが、383系は縦600じゃ、かなりきちきちさったので700にしてトリミングしています。
要は、それだけ写真右端の車両高さが画面に占める割合が大きかったと言う事で、このあたり、ホームでのカメラの向け方、焦点距離という様々な組み合わせによって決まってくる感じです。
焦点距離をもっと大きくすれば、ホーム端からでも縦横比を抑える事ができるのですが、そうすると側面がわかりにくくなります。
側面情報を得ようとすると、できるだけ車体に対しての光軸進入角はきつくしなければなりません。
ほんと、カメラの中心を車体のどこに持ってくるのか・・・そんなことだけで見た目がすごく変わってくるし、いろんな撮影組み合わせがある中で決めて行かなきゃならないわけで、なかなか、難しいもんです。
自分の好みは、103系のモハ103のように、少し離れて長めのレンズという感じです。