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放射線情報-NETC観測図(NOV22 10:30AM JST)

米国の放射線観測サイトNETC「Nuclear Emergency Tracking Center」の最新情報です。本日は昨日21日のデータも合わせて掲載します。


11月21日 午後14:10のデータ 日本全土


11月22日 午前10:30のデータ 日本全土

■概況:
 北海道と九州、そして福島・仙台周辺で警告が出続けている状況は変わらないままです。レベルは総じて1~2の低いものが多数ですが、九州・沖縄で再びレベル3が複数表示されるようになりました。

■新着情報:
 NETCに九州・北海道の上昇警告が出るようになって3週間近くになります。複数の九州在住の知人と定期的に連絡を取っていますが、初期の頃に見られた本人および周囲での健康上の変化などはそれから起きていないようです。むしろ、関東在住の方々から、駅や人混みにの中に入ると極度に疲労したり、気分が悪くなるという声を多く聞きます。

 気をつけなければならないのは、変化の起り始めや急激な時は身体が反応し易いのですが、身体が環境に慣れてしまうと気付きにくくなってしまうことです。それがどういう現象なのか、そのための対策はどうしたらよいのか、それを私なりにまとめたのが「進行する陽電化とその対策」です。よろしければご一読ください。この記事でご理解頂きたいのは、本当に気をつけなければならないのは数字に表れる放射線値やその上昇率だけではない、ということです。低線量の被曝が続くと何が起こり始めるのかそれについて述べています。

■NETCの観測データについて:
 誤解がないように伝えておきますが、NETCが提示する警告レベルはあくまでも、過去のデータと比較した場合の上昇変化率を捉えたものであり、放射線量そのものを表していないことです。同ページのサイト管理者によるメッセージには、絶対値を基準にした場合、福島などは警告レベル5が常時出続けることになるとあります。

そもそも、各測定サイトで計測器が異なること、バックグランド値が異なるなど条件が異なりますので、放射線の絶対値で比較することにはほとんど意味がありません。NETCのデータから読み取るべき意味は

 なぜその地域で放射線値が上昇し続けているのか

という点だけです。その意味をよく理解することが何よりも大切であり、「警告が出た!避難しろ!」なる無責任な煽りに翻弄されないようにご注意ください。日本は2011年に福島の洗礼を受けた国なのです。避難した先が実は元居た場所よりも汚染が酷い場所(絶対値が元々高くて上昇率として現れない地域)であることだってあり得るのです。

逃げ惑うことよりも、日本や世界で今何が起きているのか、それを理解しその根本解決を目指さない限り、私たちが逃げる先など永遠に見つかるはずがないのです。


キリストの御国にて記す
管理人 日月土
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