心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

「チャーリーとチョコレート工場」は、人間の在り方を考えさせてくれる作品です

2005-10-21 22:33:13 | Weblog
 うわさに違わず、風刺たっぷりの面白い映画でした。15年間、工場に入った者も、出てきた者もいないというウォンカのチョコレート工場。「ウォンカ製のチョコに入っている金色のチケットを引き当てた5人の子供に工場の見学を特別に許可する」という張り紙が出され、運良くチケットを手に入れた少年たち。そのうち1人だけには特別のプレゼントがあるということで、胸をはずませて工場にやってきます。
 ここで描かれているのは、一つは現在の社会が生み出した哀れな人間たちです。子供のしつけや、教育もろくにできない甘い親たち。欲にとりつかれ、子供らしい純真な心を失った子供たち。一人一人が消えていく場面は、抱腹絶倒の面白さでした。
 もう一つは家族愛のすばらしさです。貧しい家庭ながらも、両親や祖父母と暮らすチャーリーは、当たったチケットを家族のために売ろうとまで考える優しい男の子です。ご両親や祖父母の思いやりのある温かい家庭で、愛に包まれて育ったチャーリーは、いよいよ最後の特別プレゼントをもらう時に、家族と離れ離れになるのならいらないと拒否します。
 びっくりするウォンカ。彼は幼少の時から、厳格すぎる父親との人間関係がうまくいっていませんでした。しかし最後その父親の愛情を確認することができて良かったです。
 ブラックユーモアたっぷりの作品ですが、最後は温かい気持ちになる佳作だと思います。
 

阪神対千葉ロッテ 日本シリーズの焦点2

2005-10-21 07:01:18 | Weblog
1 1番対決
 阪神の赤星、ロッテの西岡ともに俊足の1番打者で盗塁王です。この1番打者が塁に出ると、得点の可能性が高くなるだけに、両チームの1番打者の出来が勝敗に大きくかかわってくることでしょう。
2 JFK対YFKの対決
 後半になると、両チームの勝利の方程式の投手リレーがあります。どちらが、これらの投手を出す展開になるかがポイントです。先発投手が打ちこまれると、こういう展開になりませんから、勝つためには、先発のふんばりが必要ですね。
3 「つなぐ打線」対「強力クリーンナップ打線」
 ロッテの打線は、ホームランはそれほど多くありませんが、つなぐ意識の打者が多く、どこからでも得点できる怖さがあります。特に3番福浦にホークスはよく打たれました。下位に今江がいるのも怖いですし、ベニー、フランコ、李の外国陣トリオも要注意です。阪神は3番シーツ、4番金本、5番今岡という強力なクリーンナップの前にいかにランナーを出すかがかぎでしょう。
4 監督対決
 どのような打順を組むか、作戦を立てるか、マジックと称される采配をする「動」のバレンタイン監督と、打順を固定し、どちらかというとオーソドックスな采配をする「静」岡田監督。どちらも選手からの信頼が大きい両監督が、短期決戦に勝つために、どのような采配をするかが見ものです。

阪神対千葉ロッテ 日本シリーズの焦点1

2005-10-20 19:00:12 | Weblog
 いよいよ土曜日から、プロ野球の日本シリーズが行われます。ホークスファンの自分としては、とてもつらいところですが、純粋な野球ファンとして、自分なりに興味を持っている点などについて書いてみたいと思います。今日はまず全般的なことから書いてみます。
1 プレーオフの有無
 ロッテは厳しいプレーオフを勝ちあがり、何といっても勢いがあります。スムーズにシリーズに入れるでしょう。しかし激闘だったため、小坂・堀などのベテランの負傷が気がかりですね。一方阪神は3週間も待たされ、調整の難しさがあります。ホークスが1・2戦など最初、なかなか打てなかったように苦労する面もかなりあると思います。実戦から長く遠ざかっており、野球勘のようなものを取り戻すのにやや時間がかかり、その分、阪神が不利なような気がします。できるなら同じような状態で戦わせたいものです。そういう意味でも、現行の方法は大きな問題があるといえますね。
2 熱いファンの対決
 阪神甲子園球場の盛り上がりは言うまでもなくすごいですが、ロッテファンも熱いです。先日の福岡ヤフードームでも、ロッテファンはレフトの一角だけだったのですが、飛び跳ねながら、サッカーのような応援を大きく響く声でしていました。千葉マリンスタジアムの球場全体があのようになると、野球の試合で感じたことがないような異様な雰囲気になると思います。千葉マリンと甲子園の応援対決も見ものですね。
 次回はチームのことについて書いてみたいと思います。
 

福岡ソフトバンクホークス、2年連続の悪夢

2005-10-17 23:04:25 | Weblog
 2年連続1位になりながら、昨年と同様、1点差でプレーオフで負けてしまいました。ホークスファンとして、本当に悔しい思いでいっぱいです。
 今日の試合は、前半はホークスのペースでした。ロッテはチャンスを併殺でつぶし、ホークスは松中にも初ヒットが出て、いい雰囲気でしたが、あと1本が出ず、追加点がなかなか入らなかったのが、大きな敗因となりました。やはり城島選手がいなかったのも痛かったです。もちろん的場捕手も一生懸命頑張りましたが・・・。
 2年連続1位になりながら、日本シリーズに進出できない悔しさは、王監督はじめ、選手、スタッフ、そして我々ファンもいっしょですが、2年連続のこの悔しさを、今後に是非生かしてほしいです。そして選手、監督はじめ関係者のみなさんに、本当に感動をありがとう、お疲れ様と言いたいです。89勝は誇れる数字だと思います。
 それにしても、5試合とも大変緊迫した、好ゲームの連続でした。地上波のテレビで放映があれば、その面白さが多くの人に伝わったと思うだけに、野球ファンの一人として残念でした。
 パ・リーグの現行のプレーオフ制度には、色々と改善する余地はあると思います。現行のままでは、第1ステージの勝者は、野球勘も戻り、勢いに乗って第2ステージに出てくるくるのに対し、2週間も試合がない1位チームは、最初の数試合は調子が出にくく、逆アドバンテージとなる感があります。やはり1位チームには、せめて1勝のアドバンテージは入れてほしいところです。
 ロッテは投打ともにまとまった本当に強いチームだと思います。パ・リーグの代表として、日本シリーズでも頑張ってもらいたいです。



福岡ソフトバンクホークスが逆王手ー明日は松中のバットに期待

2005-10-16 23:22:20 | Weblog
 昨日の興奮もさめやらぬまま、鹿児島に帰ってきてスカパーを見ながらの応援でした。先発の和田は肩に違和感があるということで、早めの継投となりましたが、5回無死1・2塁というピンチで登場した吉武が、すばらしいフィールディングで、バントを3塁で封殺。その後も冷静なピッチングで、見事な好投を見せました。三瀬、馬原も続き、強力ロッテ打線を抑えたことがまず勝因です。今日はエースの斎藤がベンチに入っていたことも、色々な意味で大きかったと思います。
 得点は、ズレータの2発。特に2本目はコンパクトに振りぬき、ライトにもっていったのが見事でした。松中は相変わらずヒットは出ていませんが、昨日、今日と四球をよく選び、勝利にしっかり貢献していると思います。しかし、最終戦の明日は是非、バットでも大きな貢献を期待したいです。そして、昨年の無念を晴らしてほしいと思います。

ソフトバンク首位の意地ー福岡ヤフードーム、プレーオフ第3戦観戦記

2005-10-16 23:07:00 | Weblog
 がけっぷちに追い込まれたホークス。3連勝を祈念して、鹿児島から家族4人で応援に行きました。昨年は、西武に王手をかけられた後の第4戦を見に行き、鹿児島出身の川崎宗則選手のホームランなどで、勝ちました。今年も是非勝ってほしいという気持ちで応援に行きました。
 先発新垣はいいピッチングをしたと思います。7回途中までで2失点は責められません。しかし変わった三瀬が初球を福浦に打たれ4対0になってしまいました。8回裏のホークスの攻撃もあっさり3者凡退。ロッテの9回は守護神の小林雅。敗色濃厚で、ロッテの胴上げは見たくないと、周囲の人も含め、ここで帰ったホークスファンも少なくありませんでした。しかし残ったファンは逆転を信じて、必死の応援です。
 先頭打者のカブレラがセンター前ヒット、1アウト後、代打大道の投手前へのゴロ。大道は一生懸命走り、小林は1塁へ悪送球、1塁・3塁とチャンスが広がりました。大村のヒットで1点、続く川崎もレフト前ヒット。ヤフードームはすごい盛り上がりになってきました。またこの時2塁走者の鳥越と3塁の今江がぶつかり、走塁妨害ということで、鳥越のホームインが認められました。しかしロッテ側の抗議で、判定は覆り、接触はあったけどホームインは認めないということになり、ヤフードームは一転して大ブーイング、メガホンなどが投げ込まれ一時騒然とした雰囲気に包まれました。審判の説明が不十分で、わかりにくかったと思いました。しかし王監督はここで執拗な抗議はしませんでした。後でニュースで知ったことですが、おせおせムードに水を差したくないという思いがあったようです。そして代打荒金の2点タイムリーヒット。打者は松中。ヤフードームは異様な雰囲気になってきました。しかしここは敬遠の四球。続くズレータは冷静にボールを見極め押し出しの四球を選び、同点になったときは、本当に信じられないような思いがしました。
 延長に入り、馬原が登板している時も、ヤフードームのホークスファンは立ちあがったり拍手をしたりの声援は続きます。そしてしっかり0点に抑えた後の10回裏、先頭のバティスタがレフト前ヒットで出塁、「マイアヒー」の音楽で登場の鳥越がきっちりバントで送り、続く大村はセンター前ヒット、1・3塁になりました。打者は川崎。ヤフードームは大声援です。周りの歓声はすごかったのですが、私はなぜかこの時は冷静で、ここで川崎が必ず打ってくれるという気がしていました。1月の鹿児島での自主トレ、2月の宮崎キャンプでの猛練習を目にしていたからです。野球の神様が降りてくれるような気がしたのです。そして歓喜の瞬間がやってきました。ボールが1・2塁間を抜けた時は、うれしくて涙が出ました。今までたくさんの野球の試合を見てきましたが、球場で泣いたのは初めてでした。川崎選手のおばあさんと知り合いだという妻も泣いていました。今年1月川崎選手の激励会でユニフォームにサインをもらった、小3の野球部新入部員の息子も、大興奮でした。「月間ホークス」の愛読者でホークスの選手の名前に家族一詳しい小6の娘も喜んでいたようです。
 川崎のヒーローインタビューと白星風船、勝利の花火などのセレモニーの時も、今日の勝利は奇跡的だと思いました。僕がスポーツが好きなのは、まさにこのような筋書きのないドラマがあるからなのですが、それを目の前で、しかも必死になって応援しているチームが演じてくれました。2年連続で、川崎のヒーローインタビューになったのも、何かの縁かなと思いました。今日は打線がよくつながったのが勝因だと思いました。
 ホークスには昨年も今年もシーズン1位という意地があります。ロッテも31年ぶりという悲願があります。このようなすばらしい試合をどうして、テレビは放映してくれないのだろうと思うことでした。

ソフトバンク2連敗、祈3連勝

2005-10-13 22:31:18 | Weblog
 斎藤と清水のエース対決は、両投手とも好投し、息詰まる投手戦となりました。無死球の清水は2失点、大事なところで2四球の斎藤が3失点という結果になりました。やはり四球は痛いです。ソフトバンクはカブレラが昨日に続くホームラン、川崎もホームランを打ち好調を維持していますが、昨日同様、主軸にヒットがなく、2連敗。王手をかけられました。
 第1ステージを勝ちあがり勢いがあり、のびのびと戦っているロッテに対して、昨年のこともあり全体に硬さが感じられるソフトバンクという感じがします。やはり攻守の要の城島の欠場は非常に大きいですね。
 ホークスとしては、明日は気分転換をして、3戦以降、のびのびと悔いのないように戦ってもらいたいと思います。今日は救援投手も好投しましたし、最近好調の新垣にも期待したいところです。ファンにできることは、必死に応援することだけです。第3戦は家族4人で福岡ドームに応援に行きますが、3連勝を祈って精一杯応援してきたいと思います。

プレーオフ第2ステージ、千葉ロッテが先勝

2005-10-12 21:50:30 | Weblog
予想に違わず、接戦になりましたが、千葉ロッテが先勝しました。中継ぎ陣も含めて投手力に勝るロッテが早めの継投で、失点を防いだのに対して、救援投手に不安のあるソフトバンクは杉内をひきずり、ピンチを招き、吉武が打たれてしまいました。打線も松中、ズレータらの主砲にヒットが出なかったのに対して、ロッテは主軸も脇役もきちんと仕事を果たしたという感じでした。西武の松坂、西口、そして今日の杉内とパリーグを代表する投手を打ち、相手を少ない失点で抑えるロッテは本当に強いと思います。
 明日は第2戦。ソフトバンクはエース斎藤の力投と、主軸の爆発を期待したいです。投手では9回に投げた高橋の内容が良かったので、中継ぎ・抑えとして面白いのではないかと思いました。

ヤンキース、敗退。パ・リーグのプレーオフ第2ステージは明日開幕。

2005-10-11 18:18:48 | Weblog
 メジャーでは、ヤンキースが負けてしまったようですね。松井もチャンスでノーヒット、しかも最後の打者だったということで、昨年に引き続き悔しい思いをしたことと思います。個人的には、松井のヤンキースと井口のホワイトソックスの試合を期待していただけに、残念です。
 さてパ・リーグは、いよいよ明日第2ステージの開幕です。先発は杉内とセラフィニと発表されたようです。昨年もそうでしたが、1位チームは約2週間試合がなく、初戦は少し不利なような気がしますが、昨年の苦い経験を生かして、今年はきっちり調整して、頑張ってくれるものと期待したいです。
 しかしいずれも接戦(死闘)が繰り広げられるのではないかと思います。確かに城島がいないのは痛いですが、その分昨年特に悔しい思いをした松中のバットに期待したいです。先発投手陣はシーズン通りの力を出してくれればある程度、やってくれると思いますが、中継ぎ、抑えの投手陣にも奮起を期待します。

千葉ロッテ プレーオフ第一ステージを制す

2005-10-09 17:19:22 | Weblog
 千葉ロッテが、攻守ともに西武を圧倒し、第1ステージを制しました。昨日、今日ともに先発、中継ぎ、抑えと、投手がしっかり投げ、守備も好プレーが続出、打線も確実に得点し、西武に負ける感じがしませんでした。西武にはもう少し粘ってほしかったですが、昨日、今日とホームランによる1発だけという淡白な攻撃でした。やはり主砲カブレラの欠場も痛かったですね。それにしてもロッテは本当に強いと思います。
 いよいよ水曜日から、ソフトバンクとの第2ステージが始まります。ソフトバンクは、ロッテの勢いが怖いですが、昨年の悔しさをはらすべく、強いロッテに立ち向かい、必ずや勝利してほしいと思います。
 家族4人で、第3戦を見に行く予定なので、ここで優勝が決まれば最高ですが・・・。

パ・リーグ プレーオフ 千葉ロッテ先勝

2005-10-08 18:14:10 | Weblog
 注目のプレーオフが開幕しましたが、残念ながら地上波でのテレビ放送はありませんでした。民放では色々と難しい面もあるのでしょうが・・・。NHKなどは、メジャーのプレーオフは放送していますが、日本のものも放送してほしいと思うことでした。
 というわけで、仕事から帰ってきた後、スカパーで見ましたが、松坂と渡辺の投手戦でした。8回、ロッテは2番手の藪田が抑えたのに対して、西武は2番手の三井が打たれ、貴重な追加点を許してしまいました。松坂は球数が確かに多かったとはいえ、初戦をどうしても勝つためには、続投のほうがロッテはいやだったろうにと思うことでした。
 明日、西武は西口でしょうが、ロッテ打線を抑えられないと、連敗ということになりかねません。プレーオフを盛り上げるためにも、西武に頑張ってほしいところです。

原監督就任で巨人は変わるか

2005-10-05 22:13:42 | Weblog
 2年前に解任(人事異動)された原監督が、巨人の監督に就任しました。今までの報道通り、一時は星野監督が就任する可能性もあったのですが、やはり無難な線に落ち着いたという感じがします。
 私は巨人ファンではありませんが、今の巨人を再建するには、大なたをふるう必要があったと思います。野球界全体を盛り上げるためにも、巨人が強くなるためにも、星野氏が監督になり、大きな改革をすれば、注目度も上がり、実際に強くなる可能性があったと思います。しかし巨人は星野氏に、阪神の時のような全権監督を保証しませんでしたし、星野氏自身も今はタイミングが悪いということなどで受けませんでした。
 その結果、無難なところで原監督に決まったという感じがします。なかなか大きな改革をすることはできず、再建の道は険しいのではないかと思います。
 しかし巨人ファンの人は、やはり原監督が良かったと思っている人が多いのでしょうから、長い目で見てやることが必要ではないかと思います。
 

プロ野球、高校生ドラフト会議における大失態について

2005-10-04 18:32:07 | Weblog
 自分の進路先がクジで決まるという運命の日。当事者は前日から眠れないほどの緊張だと思います。クジを引くほうも、緊張の一瞬です。絶対にミスや誤りがあってはいけない場面だと思います。しかし、前代未聞のミスが2回もおこってしまいました。
 1回目は、大阪桐蔭高校の辻内投手。こちらは自分の希望の球団に変更になったようで、明るい表情でした。せめてこの時に、確認がなされておれば、2回目の悲劇は起こらなかったことでしょう。
 しかし2回目は、悲惨でした。台湾から福岡第一高校への留学生、陽投手。台湾との関わりもあり尊敬する王監督が率い、地元球団で、今年台湾の大学を卒業するお兄さんも入団が内定していた福岡ソフトバンクホークスへの入団を熱望していました。王監督が手を挙げた瞬間、感激の涙を流したそうです。しかし、それが間違いだと後で知らされ、かなりの動揺があり、会見場から退席。その後改めて会見に応じましたが、ショックの色は隠せませんでした。
 ドラフトの悲喜劇はこれまでもたくさんありましたが、前代未聞のミスで、高校生に深い心の傷を負わせた今回のケースは、本当に許しがたいことだと思いました。もちろん間違って手を挙げた王監督が悪いわけではなく、しっかりとした説明をせず、確認もしなかった日本プロ野球組織の責任は重いと思います。

ソフトバンク1位通過、阪神タイガース優勝

2005-09-29 22:17:46 | Weblog
 ソフトバンクは、プレーオフがなければ、3連覇の偉業達成というところでしたが、昨日はほとんどニュースにも、とりあげられませんでした。シーズン89勝というのは、すごい記録だったと思うのですが・・・。
 松中の史上初の3年連続120打点というのも、王監督もできなかった大変な記録だと思うのですが、もう少しマスコミでとりあげてほしかったです。惜しくも昨年に続いての3冠はならなかったものの、飛ばないボールで昨年を上回る46本の本塁打王と打点の2冠もすばらしいと思います。打率もあと少しでした。一方ズレータは3部門とも第2位でした。打率も追い上げましたが、あと少し及ばず残念だったと思います。
 投手陣では、杉内の最多勝と防御率の2冠が光ります。昨年の両手骨折というあの悔しさをバネに今年頑張った賜物だと思います。なお杉内は今年死球、暴投、ボークなども0ということでした。それだけ安定した投球だったということでしょう。斎藤の16勝1敗という最高勝率も、すばらしかったと思います。シーズン当初、肩を痛めて出遅れましたが、開幕15連勝というすごい記録も出しました。エースに値する成績でした。
 今日の阪神は、宿敵巨人を破っての、地元甲子園での優勝ということで、最高の幕切れだったと思います。今年の流行語大賞にも選ばれそうな、JFKをもつ投手陣の活躍と、金本、今岡を中心とした打線が、よくかみあっての強さだったと思います。今日の大阪の街は、一番中大騒ぎでしょう。

映画「シンデレラマン」は、心温まる感動の作品です

2005-09-26 19:13:43 | Weblog
 富や名誉のためではなく、家族のために必死に戦う父親の姿にとても感動しました。 
 大恐慌時代のアメリカ。かつての名誉も金も、ボクシングのライセンスも失った元ボクサーのジム。電気代なども払えず、生活は苦しく、3人の子供たちと妻を守るために必死に肉体労働をします。食料配給所に並ぶ姿や、かつての仲間たちに頭を下げて、お金を恵んでもらう姿には、本当に頭が下がります。いくら貧しくとも、誇りをもつことのすばらしさや、人間として大切なことを子供たちにも教えます。
 ある日、かつてのマネジャーが「一晩だけの試合」を持ち込みます。とても勝てそうにもない相手に、生活のために試合に挑んだジムは、予想に反して、若い対戦相手をノックアウトし、久しぶりの大金を、家族のために持ち帰ります。
 その後、不利を予想された試合にことごとく勝ち、世界ヘビー級タイトルマッチに挑むことになります。相手は、試合中に2度、対戦相手を殺してしまったことがある若いバリバリのボクサー。妻は夫の身を案じ、教会で必死に祈ります。しかし彼のために地元の多くの人たちも、祈ってくれていました。そして奇跡は起こります。彼は全米の多くの人々に勇気を与える存在になっていました。
 作った物語ではなく、事実の重みがそこにはありました。ラッセル・クロウの演技も、すばらしかったし、レニー・セルウィガーの妻役も、とても良かったです。子供たちにとって、本当に尊敬できるすばらしい父親の姿を感じることができました。