心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

福岡ソフトバンクホークスのズレータ選手が自由契約に

2006-11-30 21:51:14 | Weblog
 ズレータがいなくなると困ると、中学校1年生の娘も憤慨していましたが、契約がうまくまとまらなかったようです。単年で3億を提示した球団側と複数年を希望するズレータとの意向がかみあわなかったようですね。
 2年5億の契約をして全く働かず1年で解雇した今年のカラスコの失敗などから、外国人は単年を基本とするという方針になったようです。しかし、ズレータは日本で十分な実績をあげている選手ですし、福岡のファンからもかなり愛されている選手だけに、今回の決裂は非常に痛いと思います。
 小久保が入団したとはいえ、年齢的にも肉体的にも不安もあり、ズレータの破壊力はホークスに絶対必要なはず。王監督も複数年を口にしていたようですし、ズレータも福岡やホークスが好きなようだし、何とか粘り強く交渉を重ねて、ホークスに残してほしいと思います。

松坂は60億、井川は30億

2006-11-29 18:36:49 | Weblog
 阪神の井川投手はヤンキースに30億で決まったということです。これまたすごい金額ですが、なにしろ先日、松坂投手の60億を聞いたばかりですから、何となく低い額のような気がするから、人間の感覚というのは不思議なものです。これで一層、レッドソックス対ヤンキースの試合がマスコミに取り上げられ、報道もヒートアップすることでしょう。
 野球ファンとしては、本当にこのポスティングシステムという入札制度とは何なのかと思ってしまいます。日本の野球はWBCでも優勝し、そのレベルの高さを証明したにも関わらず、マネーゲームや魅力ではアメリカにかなわず、多くの選手が今後、メジャーに行くことになり、日本の野球の空洞化につながりかねません。日本野球機構や選手会なども含めて、アメリカとも検討を重ね、新しい何らかの制度を整える必要性を感じてなりません。
 

最近レコードプレイヤーを買いました

2006-11-28 21:56:22 | Weblog
 持っていたもののレコード針がだめになっていて、交換用の針の番号等も分からない状態であったので、近くのハード・オフというリサイクルのお店で中古品を買いました。5000円でした。しかし今まで眠っていたレコードを再び聞けるという喜びは何ものにも代え難いものですね。ちなみにここで3000円で買ったワープロも妻が重宝しています。
 さてそこで、最近昔のレコードを聞きまくっています。今聞いているのは、サラ・ボーンの1950年代中期を飾る傑作、「サラ・ボーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン」というものです。1954年に出されたこのアルバムは、サラの代表作ともいうべきもので、特に1曲目の「バードランドの子守歌」からしびれます。この曲はジョージ・シアリングが作曲したもので、モダンジャズの名曲として知られていますが、サラのこの歌が決定的解釈と歌唱表現だと言われています。そしてクリフォード・ブラウンのトランペットもすばらしいですね。
 2曲目の「パリの四月」もすばらしいし、B面2曲目のガーシュウィン兄弟の傑作スタンダード「エンブレイサブル・ユー」、4曲目の「セプテンバー・ソング」なども最高です。ジャズに興味があるけれど、何を聞いたらよいか迷っている人などにお薦めのアルバムです。

「別れ」の切ない思いを描いた感動作、韓国映画「サッド ムービー」

2006-11-27 22:38:04 | Weblog
 タイトルからして、悲しい別れの話だと思いましたが、ポスターと劇場コマーシャルを見て、何となくひかれて見ました。
 そこには主に4つの別れが描かれていました。「ラブ・アクチュアリー」や昨年度のアカデミー受賞作「クラッシュ」のように、一つ一つの別の話がリンクしてくる作品でした。そういえば「有頂天ホテル」も質は違いますが、そういう作品ですね。
 プロポーズをうまく伝えられない消防士、最後ああいう形で伝えることになるなんてあまりにも悲しすぎます。病気の母親を守りたい少年、いい子にするからお母さんと別れたくないという思い、あまりにも辛すぎました。幼少時代に母を病気で失っている自分には、この別れが一番身につまされました。恋に憧れる耳の聞こえない女の子と画家との別れ、別れさせ屋を開業した男が、自分の彼女から依頼を受けるという皮肉な結果になるなど、いろいろな別れがありました。この別れさせ屋に少年が「お母さんと別れさせないで」という依頼をしたことには、泣かされました。
 考えてみれば、この世に別れはつきものです。この話はだれにでもある別れの悲しさや苦しさを描いてはいますが、ただそれだけではないと思いました。確かにこの世に辛い別れはいくつもあるけれど、それでも大好きな人、大切な人を思うことが大事だということを訴えかけているように思われました。音楽もすごくよくて、韓国映画の良さを改めて思い知らされる作品でした。

最近見た良質の日本映画「涙そうそう」と「椿山課長の7日間」

2006-11-26 18:49:54 | Weblog
 最近見て感動した日本映画です。名曲「涙そうそう」は本当に良い歌ですが、どんな話になって映画化されるのかとても興味がありました。昔、沖縄の近くの沖永良部島に住んでおり、しばしば沖縄に行っていた私にとって、懐かしい言葉、風景、空気のようなものがとても感じられ、それだけで胸にこみ上げてくるものがありました。
 両親の再婚よって兄妹になった洋太郎(妻夫木聡)とカオル(長澤まさみ)。だがミュージシャンの父は失踪し、母(小泉今日子)は亡くなってしまう。死ぬときの母の言葉から洋太郎は「何があってもカオルを守る」と心に決める。カオルの高校進学を期に2人は一緒に暮らし始めます。しかしお互い相手を思いやるからこそ、カオルは家を出ることに・・・。
 やはりカオルが兄のもとを離れて家を出て行く場面が切なかったですね。挿入歌のBEGINの「三線の花」もいい曲でした。そしてクライマックス。自分の夢を達成できなかったけれど、兄の思いは永遠に妹に刻み込まれたことでしょう。最後のおばあ(平良とみ)の言葉も良かったですね。このおばあには「ナビィの恋」という楽しい作品があります。おばあはNHKの「ちゅらさん」で有名になりましたが、是非この作品もお薦めします。
 次に「椿山課長の7日間」ですが、数年前「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を取った「浅田次郎」の原作ということで、少々ヘンな話ではあるが、面白いだろうということで見に行きました。
 それにしても面白い上に、泣かされる話でした。笑ってそして泣かせるという作品が好きな人には、特にお薦めです。
 仕事や家族を残し、突然死した椿山課長(西田敏行)。3日間だけ現世に戻ることを許された椿山は、正体がばれないように生前とは似つかない絶世の美女、椿(伊東美咲)となってよみがえる。同じくよみがえりを許された2人もそれまで知らなかった家族や周囲の愛情、秘められた思いを知ることになります。
 何といっても女の子によみがえった、今「十四歳の母」に出演中の志田未来と、須賀健太との交流が良かったですね。この二人、本当に天才子役だと思います。それから余貴美子さんも良かったですね。この人なかなか演技派だと思います。コブクロの歌も良かったし、心が温かくなる癒される映画だったと思います。