伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

自分が育てても所有はしない気持ち

2012-11-28 11:01:11 | 老子の言葉

老子の言葉 第五十一章

(独自の超訳)

「道」(=真理)が万物を生み出し、「徳」がそれらを養い育てます。
つまり、万物としての形が最初に与えられさえすれば、それは何かの器(うつわ)としての働きを成します。
だから万物は「道」を尊(とうと)び、「徳」を貴(たっと)びます。
「道」を尊(とうと)ぶことと、「徳」を貴(とうと)ぶことは、誰かに命じられなくても常に自然と誰もが行います。

だから、「道」が万物を生み出し、「徳」がそれらを養い育てることによって、万物を成長させて育成し、
その形を整えて中身を充実させて、これらを養育して守護します。

しかし、万物(子供)を生み出しても、それを所有しません。
万物(子供)を育成しても、それに頼りません。
万物(子供)を成長させても、それを支配しません。
これを大自然の深い「徳」と呼びます。

原文
「道生之、徳畜之、物形之、器成之。
是以萬物、莫不尊道而貴徳。道之尊徳之貴、夫莫之命而常自然。
故道生之、徳畜之、長之育之、亭之毒之、養之覆之。
生而不有、爲而不恃、長而不宰。
是謂玄徳。」

(感想)
この文章は一見は分かり難いですが、
「道」=父親。
「徳」=母親。
「万物」=子供。
と置き換えますと、見える視点が有ることでしょう。

「道」(父親)
が万物(子供)を生み出し、「徳」(母親)がそれらを養い育てます。
(神話でも父神のイザナギが、三貴子の天照太御神・月読・スサノオを産んでいます)

つまり、万物(子供)としての形(肉体)が最初に与えられさえすれば、それは何かの器(うつわ)としての働きを成します。
(子供をなんとか産めば、社会に貢献する人間として働くことが出来ます。どんな人間にも御役目があります)

だから万物は「道」を尊(とうと)び、「徳」を貴(たっと)びます。
(だから子供は、父親を尊敬し、母親を大切にするべきです)

「道」を尊(とうと)ぶことと、「徳」を貴(とうと)ぶことは、誰かに命じられなくても常に自然と誰もが行います。
(両親を大切にすることは、誰かに教えられなくても子供の本能でするものです)

だから、「道」が万物を生み出し、「徳」がそれらを養い育てることによって、万物を成長させて育成し、
その形を整えて中身を充実させて、これらを養育して守護します。
(両親は子供を食べさせて体を大きくして、子供を教育して、子供を守るべきなのです)

しかし、万物(子供)を生み出しても、それを所有しません。
万物(子供)を育成しても、それに頼りません。
万物(子供)を成長させても、それを支配しません。
これを大自然の深い「徳」と呼びます。
(しかし親は、子供を懸命に育てましても、子供を自分の所有物としては生けません。
なぜならば、大自然の徳=母親の母性は、人類を育ててくれますが、指図をしないからです。
これは人類を信用しているからです。これこそが本当に深い親の愛情=徳というものなのです

「子供を懸命に育てましても、親は子供に執着をしては生けません」
と老子が仰っているように感じます。
まさに現代社会でも言える内容です。
つまり、親子心中などは、もってのほかなのです。子供を殺すぐらいならば、施設の玄関に黙って置き去りにするのが賢明です。
親としては、現実界で子供の器=肉体を生み出す立派な役目をしたのですから、後は子供の人生に任せれば良いと思います。

老子の場合は、孔子のように親孝行をせよと言わずに、大自然の道理(自然な流れ)として示唆しています。
考えて見ますと、大自然は人間を食べさせてくれる一方で、指図をせずに人間の自由にしてくれています。
これを良いことにして人類は、大自然=両親を破壊しています。
これが現代社会における親子の刃傷事件へと転写していると考えても良さそうです。
人間は、大自然の環境から離れるほどに、親子関係が希薄に成るようです。これも悪い意味での道理(自然法則)なのでしょう。

どんな親でありましても、死別をしますと子供は自分が死ぬまでに親のことを思い出すものです。
最初は強がっていましても、自分自身が親が死んだ年齢まで来ますと、親という存在に関しまして
「分かること」「気付くこと」「やっと理解出来ること」
が誰にでも起こります。
しかし、「その時に親は無し」と昔の人は言います。
これは、人類が大自然の恩恵に真から気付いた時には、「大自然は既に無し」とも言えそうです。

人間は神の姿を見たがりますが、大自然の「色々な姿」こそが神の姿であるのが真相だと感じます。
神は決して1つだけの姿では無く、しかし全体では繋がっているので1つしか存在していません。
大自然は懸命に生き物を育てますが、それを所有しない、それに執着しないとは、ある意味では手放すことも執着が無いということです。人類は、これを畏れるべきです。
近年の大気の乱れは、大自然が人類を手放そうとしているようにも感じます。

人間が生きる間は、大自然=地球からチャンスを与えられていると思い、心ある人間だけでも大自然=両親に感謝をしましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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