伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

重い者ほど、下に座ること

2018-01-03 11:28:40 | 老子の人生論

参考記事:老子の言葉 第二十六章「隠れて支えている物事を大切に

老子の人生論 」第二十六章

重いモノが、軽いモノの上に居ては生けません。それは安定性がありません。
重いモノは、軽いモノよりも下方にへりくだり、下座(しもざ:下の座席)に居るべきです。

静かに居るモノが、騒ぐモノよりも勝ちます。

だからこそ聖人は、一日中も旅をして疲れていましても、馬と荷物から離れてくつろいだりしません。
自分よりも働く馬を大切にして上座に置き、荷物を守ります。

そして、どんなに社会で成功しても、超然としていて、ヨソ見をしません。

ましてや無数の部下を従える国家を代表する人物(王様、大臣、社長、競技者など)が、軽々に自分の本分以外のことにヨソ見をすれば、自分を支える部下たちを失い、自分の地位・立場も失います。

(感想)

最初の言葉、「重は軽の根本である」。
実はこの言葉で立ち止まり、2週間も沈思黙考していました。

読み方次第では、
・ 軽い者(子供、下の者、弱者)よりも、偉い立場の人間が重要だ。
と真逆の解釈を誘うような表現を、あえて老子がしています。

でも、下方の内容を読めば、その深意は、
・ 偉い立場の人間は、ヨソ見もせずに下座にいなさい。
ということが分かります。

老子は、自分の文章を早合点(はやがてん:よく聞いたり確かめたりしないうちにわかったつもりになること)して解釈するような慌て者の学者を、戒めとしておちょくるような、逆説で表現する内容が他の章でも散見されます。
どうして、逆説で、包み隠して、老子は書いたかの時代背景を考えて2週間もこの章を保留にしていました。

要するに、2500年前の支配体制の下では、ましてや国の図書館に勤務する官僚だった老子は、社会を風刺する内容は露骨には書けません。もし見つかれば、逮捕・死刑かも知れません。
だからこそ、最初に「重は軽の根本である」と偉い人達を持ち上げておいて、そして下方に読み進むほどにじんわりとクギを刺して行く章だとも言えそうです。
でも、このブラックな風刺を理解するには、読み進めることが出来る学識が要る訳です、笑。

最後は王様にまで、
・ 軽をないがしろにすれば、その立場を失う。
・ 本業以外のことに精を出せば、終わるぞ。
と戒めています。
当時としては、老子は非常に危険な親父だったとも言えそうです。
今の時代でも、なかなか言えないことが多いですから・・・・。

今の経営者にも、本業以外の投資・異性。または、異業種などに傾注することが改革、会社の為、と勘違いをする3代目が多いです。
気が付けば、本業を失うパターンです。長く会社を支えた社員たちも離れて行きます。

軽いモノの下にどっしりした重しが有れば、非常に安定します。
上の軽が大きく揺れましても、下の重りが必ず元の位置に絶対的な力で戻します。
軽がどんなに右往左往しましても、軽を安定させて助けます。

・ 重い者ほど、下方に座ること。

家庭にも大切なようです。
老子の真理は、重力の法則にまで叶っています。

生かして頂いて 有り難う御座います

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