伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

見えない中を進むからこそ御宝に出会う

2018-03-08 11:22:34 | Weblog

多くの人々を観ていて感じますことは、
・ 先が分からない中を行くのが、怖い、心配だ、不安だ。
・ もう嫌だ、辞めたい、止めたい。

人はまるで大海に浮かぶ小舟のように、社会の中で揺られながら、見えない霧の中を誰もが進んでいます。

では、霧が晴れて、先行きが見えれば安心するのでしょうか?
最初は、安心するかも知れません。
でも、段々と「つまらない」「退屈」「飽きた」と成るのが、先が見えた人間が持つサガ(性)なのです。

こういう時に、不倫をしたり、バクチにのめり込んだり、仕事を変わったりと、自ら先行きが怪しくなる霧を呼んでいるのも自分自身なのです

先行きが見えなくて不安。
先が良く見えれば退屈する。
でも、ここで気付くべきことは、自分はいつも小舟(肉体)の板の上に座っています。

どんなに大海(コノ世)が揺れましても、板の上に安心して居れば良いのです。
そうすると、かってに景色が変わって行きます。
誰にでも、嵐の日も、静かなナギの日も有るものです。

行き先を迷う時は、今日も小舟を漕(こ)いで行きましょう。
漕いでさえいれば(出来る努力をしていれば)海の景色は必ず変わって行きます。

将棋の羽生名人の言葉に、
* 「勝ち負けには、もちろんこだわるんですが、大切なのは過程です。
結果だけなら、ジャンケンでいい

* 「いいときは何事もうまくいくので、むしろ悪くなったときに
どれだけ頑張れるかがその人の真価」

こういう発言をされています。真理に叶った言葉だと感じます。

今の自分は苦しい、何をしてもダメな自分、もう消えたいと思ってしまう自分。
もし今、このように思う人が居られれば、

・ こういう時にこそ、自分の本性が出ている。
・ 本当の自分というものが見られるチャンス。

このように思い、自分自身を静観して欲しいものです。
ダメな自分の時に、いったい何をするのか?
他人の責任にする自分なのか?
他人を傷付ける自分か?

霊的には成長する機会の時なのです。
人間は弱いものです。
でも、ダメで弱い自分を静観して行くことで、次の段階が来ます。

多くの人は、自分自身を見ずに、他人を責めることで「本当の自分を見ることから」逃避をしています。
これでは、ダメな自分が来生への因果(借金)を増やしているに過ぎません。

* 弱い、ダメな自分の時に、優しい行動、思いやりの有る思い、を持てれば霊的に飛躍するチャンスです。

* ダメな自分、苦しい時の自分、消えかかりそうな自分の時にする善行・他人への良い思いこそは、大きな善徳貯金と成ります。

良い時の自分がする善行は、量が多いかも知れません。
しかし量では無かったのです。
ギリギリに追い込まれた、ダメな自分の時でもする善行には、その本性が出ます。

ダメな自分がする善行にこそ、観音様がかってに「呼んだの?」と来ます。

社会でダメな弱い自分の「時」(必ず変わる意味)にも、霊的には大きなチャンスが有るということです。
今日も、自分なりに歩いて行きましょう。

生かして頂いて 有り難う御座います

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