~ゆるゆると自分に甘い生活~

ざっくり生きててあわわな毎日。でも残りの人生シッカリ楽しむ。

ワンの闘病1。

2020-05-21 22:33:49 | “くんくん”&“とんとん”
チャイクレxチワワ ”くんくん”  13歳と1か月 男子 
2019年夏(当時12歳3か月)、突然のてんかん発作。
脳腫瘍疑いの闘病記録。

*************************************


*2020年5月5日(それまでの経緯はこちら

13年間お世話になった病院を離れ、新しい先生に診てもらった。

手足をバタつかせ、白目をむき、身体をよじり、
呼吸は止まったり、荒かったり、
よだれも垂らし、時にはおしっこも漏らし、
激しく苦しむ強直けいれん発作。

本人(本犬)に意識は無く苦しくない、と聞いたが。
見るに堪えない。

4月末から頻発し、夜間救急に行ったり主治医にも診てもらったが、状況は悪くなる一方。

この日、GWでかかりつけ病院が休診日だった事もあり、
セカンドオピニオンを得るに至った。

ほぼ4日間、眠ることなく徘徊を続けていた事。
昨年夏からの経緯も報告し。
「右脳に脳腫瘍の可能性が高い。
脳腫瘍ではないにしても頭蓋内異常の疑いが濃いです」との診断。

「脳圧を下げる処置を行いましょう」との事。

まずは。
グリセリン(50%液)3mlの飲用、ステロイド錠剤の服用。
3日後に再受診予定。




*2020年5月7日


徘徊の頻度は減ったが、震えはある。
グリセリン5mlに増加。
次回診察は5月18日。

震えは治まらない。
徘徊は時々ある。
食欲はすごくある。
水もガブガブ飲む。
物音に敏感に反応しビクッとする。
声を出さない。

この数日で体重が2.6㎏に減った。
欲しがる分、食べさせよう。


*2020年5月14日(私仕事日)

“旦さん”がお留守番。
10:30と14:00に発作が起きたとの事で病院へ。

降圧剤投与。
グリセリンが8mlに増えた。
帰宅後、落ち着いたように見えた。

22:50 今日3度目のけいれん発作。

先生へメール連絡。
この後、再度発作が起きた時の処置を確認。

発作は起きずに翌日を迎えた。


*2020年5月15日

「一度けいれんが起きるとその後も起こしやすくなる」との事で、
最後の発作はその余波的なものかも、と思った。

震えが治まる時間が増えた気がする。
でも逆に、宙を探る視線がずっと残り、
ボーっと立ち尽くす時間が多くなった。
全体としては落ち着いているように見えるが、
脳内で何事かが起きているのは明らかだ。

先生から「夜中でも良いので携帯に電話をください」と言われた。
心強い、ありがたい。


*2020年5月16日

犬の脳腫瘍についていろいろ調べ、
フードを低炭水化物にする事にした。
低糖質、高たんぱく、オメガ3とオメガ6。
数値的な指針を調べ、フードを探しに行った。

ネットで探せばいろいろあるが、今すぐ欲しい。



ドライ「Kia Ora(キアオラ) ラム&レバー」800gと、
ウェット「Wild Recipe チキン」を買った。

どちらもグレインフリー。
そして、どちらも美味しいらしい。

ウェットフードはグリセリンを飲んだ後のご褒美。
喜んで食べてくれる。
かわいい。

震えはあるが、止む時間が増えた気がする。
でも視線が合わなくなっている。
ハッキリ見えていない様子。
突然、ウロウロと徘徊を始める。
歯がカチカチ鳴って、今にも発作を起こしそうな時もあった。

怖い。


*2020年5月18日

診察予定だった日。
8mlで安定しているが、昼夜を問わず震えはあると報告。
常に危うく感じる、とも訴えた。

両眼とも瞳孔散大が見られる、との事。
グリセリンは10mlに、ステロイドは1日2回に。
追加して、抗てんかん薬(発作止め)「コンセーブ」も1日2回。
この処置が最大に近い、と言われた。

思い切って聞いてみた。
状況はどうなのか。
かなり悪いのか。

先生の回答は。
重いです、との事。


結果的に10カ月も放っておいた事になる。
後悔しても仕方ない、けれど・・・。

とにかく、苦しい想いはさせたくない。


*2020年5月20日

グリセリン10mlとステロイド、コンセーブ。
これらが効いていて、安定している。

震えもない。
発作の兆候もない。

食欲もあるし、水も飲む。

伏せているが眠ってはいない。

お手もお代わりも反応しない。
でも得意のハイタッチはしようとする。
後ろ足だけで立てないのか、前足をほんの少し上げるだけで断念する。

しっぽの垂れ方で体調が分かる。

しっぽの影も形も見えない時に比べて、
これは少し元気な証拠。


*2020年5月21日

今日も安定している。

ただ、横になっている時。
時々、ビクンっと頭を動かす。
しゃっくりのような一瞬の動き。

初めて見る症状。
気になる。


ムクッと起きて突然の徘徊。
脳内回路のショートはやっぱり発生してるらしい。
服用している薬で発作には至らず済んでる。

全体としては落ち着いている。
少しでも長くこの状況が続きますように・・・。








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セカンドオピニオン、からの転院。

2020-05-21 22:30:49 | “くんくん”&“とんとん”
チャイクレxチワワ ”くんくん”  13歳と1か月 男子 
2019年夏(当時12歳3か月)、突然のてんかん発作。
脳腫瘍疑いの闘病記録


*************************************

@2019年7月(私留守中)

次女がバイトから帰った15時過ぎ。
グッタリして朦朧としている”くんくん”を発見。
12年間お世話になっている主治医の元へ。
「具合悪いそう?そうかな。熱中症かな。様子を見ましょう」の診断。
次女は若干不服。
 *今となっては、てんかん発作が起きた後だったと思われる。
その後、元気はないものの、特に緊急事態は発生せず。

@2019年8月(私留守中)

日中、’旦さん’の目前でてんかん(けいれん)発作1回。
翌日診察。
やはり「熱中症かな」の診断。
 *エアコンかけてるけどな・・・
食欲など問題なく、元気もあるので特に処置なし。


@2019年9月(私留守中)

22:00過ぎ、次女の目前でてんかん発作が起きる。
翌日、主治医の元へ。
今度こそ何か処置をお願いしたい。
「心臓が原因か、それ以外なのか不明。今後、頻発するかどうかで判断しましょう。」
 *原因が分からないんじゃ仕方ない。しばらく無ければそれで良い訳だし、と思った。

(3か月無事に過ごす)

@2019年12月

クリスマスの賑わいも落ち着いたある日、初めて私の目前でてんかん発作が起きた。
全身がけいれんし、歯を食いしばり、目をムキ、手足をバタつかせる暴れる様子は凄まじい。
3分~4分継続。
いつもの病院へ。
発作の動画を観てもらう。
降圧剤の注射。
今後の対策、「原因を心臓と考えるか脳と考えるか。どっちのお薬にします?」
と判断を委ねられる。(そんなん分からんがな!)

心臓の持病があった事を考慮し、心臓の薬を変更してみますと(私が)決断。

投薬開始から2日間、嘔吐と下痢で体調悪化。
3日目病院へ。
「心臓じゃなく脳に異常があるかもしれない。その対応にしてみましょう。」
との(主治医の)決断。
抗てんかん薬「ゾニサミド」の投薬開始。
従来の心臓薬「アラセプリル」も継続。
発作発生時の坐薬も出た。


@2020年2月20日

2度の強直けいれん発作あり。
前回よりも激しく、発作の後は凄いスピードで部屋中の徘徊を始めた。
ワクチンでアレルギー反応を出した時と似た症状。
かかりつけ病院の休診日で別の病院で診察をお願い。

「おそらく脳内に原因が潜んでいる。けっこう深刻かも。」との診断。
脳圧を下げる処置。

翌日、主治医の元であらためて診察。
「ゾニサミド」の継続。
てんかん発作で急逝する事は無いから大丈夫。
走り回って転落しないよう気をつけて。
との指示をもらい、リビングのソファを撤去。

その後は約1カ月半、
以前からの心不全改善薬「アラセプリル1/6個」と並行して、
抗てんかん薬「ゾニサミド1/4」を継続服用。


@2020年4月10日

「ゾニサミド」の効果数値を見るため血液検査。
結果は1週間後、との事。


@2020年4月17日

薬剤の浸透率が思うほど高くない、効果が出てない、との検査結果。
しかしこの6週ほど安定してるので、従来と変わらぬ処方。


@2020年4月25日

*13:30 “旦さん”の前でてんかん発作。
*18:00 2回目の発作。
 病院へ行こうか迷う。さすがに今日はもう無いだろうと判断。
*20:00 3回目の発作。 
 少し軽めの発作だったが、すごいスピードで徘徊を始めた。
 夜間救急病院に電話して相談。
 坐薬があるならそれで!と言われる。
 コロナの影響もあるのか、簡単には来て欲しくない感がある。
  (次に備えて坐薬の準備をする)
*21:00 4回目の発作。
 激しい硬直、けいれん、手足をバタつかせながらおしっこを漏らし。
 発作のあとは猛スピードで徘徊。
 完全に目が見えない様子で、あちこちぶつかりまくる。
 危ない。
 追いかけながら、ぶつからないように必死にガード。
 なんとか坐薬をしたが全く効かない。

*21:40 徘徊中、足を止めた途端またも激しいけいれん発作。
 この5回目の発作は、5分以上。

救急病院へ電話連絡を入れて車を走らせた。


*23:00 夜間救急センター到着。
 5回もの群発発作は重篤な状態。
 「脳に異常があるのは間違いない」
 降圧剤等の処置と、朝までの預かりで様子見となった。


@2020年4月26日

朝4:40に迎えに行った。
グッタリしているが徘徊も発作も抑えられている。



*9:00
 主治医の元へ行き、昨日からの経過を報告。
 抗てんかん薬はもう1種類ある。
 そちらに変えてみましょうか?との提案。

 またもよく分からない事の判断を迫られ。
 でもそれが最善なのだろうと信じ、お薬の変更を決断。
 抗てんかん薬「レベチラセタム」を1日2回。
 3日飲んでみて様子を見ましょう。
 発作が起きたらすぐ連絡して、との事。


(その後、発作は無いが明らかに体調は良くない。)


@4月28日

発作は無かった、でも震えがあると報告。
「震え」は仕方ない、と言われる。
発作が起きたら坐薬。
 *この前は効かなかった、と言ったが…。

同様の処方、1週間分。

(その後も変わらずの震え、微睡みと軽い徘徊の繰り返し)




@2020年5月3日

前回の処方からほぼ1週間なので来院。
震え、徘徊が続き、呼吸も荒い。
ご飯は少しだけ、水はしっかり飲めている、報告。

降圧剤注射で対応。
変わらぬ処方。

GWで休診になるが、緊急時には電話してくださいと言われホッとする。

帰宅後、数時間は落ち着いたが午後から激しい徘徊が始まった。
震えと徘徊の繰り返し。

「止まったまま動かない」現象もあった。
5時間程度、立ったままジッと動かず、宙を探るような表情。
壊れたと思った。。

間もなく、徘徊だけが断続的になった。
とにかく、水を飲む時以外休むことなく歩き続けている。


@2020年5月5日

夜中も日中もとにかく走り続け3日目。
発作がないとは言え、もう放っておけない。
いつもの病院に電話しても埒が明かない気がした。

そして。
セカンドオピニオンで何か変わるかもしれない、と考えた。

別の病院に電話で相談した。
徘徊が止まらない(だけですが)、と。

「心配でしょう。どうぞ来てください。」と言われ安心。

初見にて「おそらく脳に原因があるでしょう。」
時計回りに動き続ける、左目の瞳孔に反応がない、等の症状から。
右脳に脳腫瘍などの病巣があると思われる。
もちろん脳炎や他の疾患の可能性はある。
抗てんかん薬ではなく、脳圧を下げる処置の方が良いかと思う。

等のアドバイスをいただく。
このセカンドオピニオンをかかりつけ病院に提案しようか。
でも結局、MRIを撮ったところで処置の仕方は獣医師の判断。
今まで抗てんかん薬しか出さなかった主治医。


13年間お世話になっているかかりつけ病院。
この子だけじゃない。
つい1年前に旅立ったあのワンパク“とんとん”もお世話になった。

だけど、感情論じゃない。

今思うと。
まったく素人の飼い主に薬の選択、処置の選択を丸投げ。
 *「責任」回避があるのだろう。
新病院では「薬を飲むほど心臓は悪くないかな」と言われた。
最近変えた薬も、本来は1日3回の薬、だと教わり。
そう言えば、”とんとん”の急死も「ん・・、どうしちゃったのかな…」だったし。

まるごと信じすぎてたのかな、と少し思い始めた。

新病院で閉院まで預かって診てくれていた時間。
薬の事、脳腫瘍の事、獣医さんの事など、いろいろ調べた。


そして、転院の決断をした。


その後。
グリセリンとステロイドで脳圧を上げない処置に転換となった。
心不全改善薬「アラセプリル」は不要になった。



それでも時すでに遅し。
ツライ闘病生活が始まってしまった。









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