1月30日

2008-01-30 06:36:04 | Weblog

     ( 福寿草 )

 

   福寿草母なる子なる蕾かな    山田弘子

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1月28日

2008-01-28 15:49:49 | Weblog

   (芹)

 

   芹噛んで苦みひろがる淋しさも    能村登四郎

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1月27日

2008-01-27 09:11:24 | Weblog

    

 

     七輪の余すちからに手を炙る

 

感覚的な話
俳句の学びの中で修練だけでは身につかないものが有る
それはお洒落の如く、何気ないポケットチーフだったり、ハンカチ
だったり、意識の外に当たり前にあるその人の感覚で俳句においては
漢字、ひらがな表記、十七音のリズム、季語の斡旋などに出ている
ように思われる。
これは教科書に載らないものだから会得しがたい
ことに季語においては、見出しの季語か傍題の季語かの選択が
俳句をゴタゴタしたものに感じさせてしまう
この話も私だけの感覚で書いているのでけして正解ではない
少なくとも自分の判断としている
例えば十七音 五 七 五 の上下五に季語が有る場合
十二音で動詞、形容詞を使った詩には見出しの季語のほうが
全体的に締まった形に思える 
見出しの季語 「春暁」 傍題の季語「春の暁」
すでに傍題の季語の斡旋には作者の思いが入り込む、つまり
一句に二つの物語が存在するかのように感じてしまう
かの昔、150名ほどの句会に盲目の俳人が奥様を同伴して
来られた。 選句に入り奥様が一句一句側で読まれてその方に
聞かせていた。 音だけが選句の対象ともなることを知った
全てを備わった俳句作りは難しいけど、そんな事も今の自分には
とても勉強になっている

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1月26日

2008-01-26 08:17:17 | Weblog

      (紅梅 蕾)

 

     紅梅の紅きそふ玉蕾

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1月24日

2008-01-24 06:39:29 | Weblog

     (雪の侘助)

 

   今朝は初雪あゝ誰もゐないのだ    太宰治

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1月23日

2008-01-23 13:32:51 | Weblog

       ( 寒椿 )

 

   今生の色いつはらず寒椿     飯田龍太

 

   寒椿しだいに雪の明るくて      横光利一

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1月22日

2008-01-22 18:41:16 | Weblog

     (侘助・唐椿)

 

  侘助や無口で若き窯主    小池和子

 

  侘助や洛も北なる庭づくり   村山古郷

 

 

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1月21日 (大寒)

2008-01-21 18:43:20 | Weblog

     しもばしら (シソ科)

 

今日は大寒、雪をまのがれた東京です

写真は「しもばしら」という植物の茎に結氷したものです
花期は秋に虎尾草のような白い小さな花が集まって咲きます
冬の今ごろ(昨日20日赤塚植物園AM10時頃撮影)になると
枯れた茎が夜中に地中の水分を吸い上げ、朝方の冷え込みに
結氷します、例年なら植物園の開園時間には解けてこのような
姿は見られませんが昨日の寒さに見ることが出来ました
約50cmほどのものです。2月中旬まで見られるようですよ

 

      大寒の一戸もかくれなき故郷    飯田龍太

 

      大寒のゆるぎなき空日渡る     上村占魚

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1月20日

2008-01-20 08:36:35 | Weblog

       蕗の薹

 

  山川の香りはじめの蕗の薹    


  掌の窪に朝が載りゐる蕗の薹   


  探しあぐねし蕗の薹かも己れかも

                          野澤節子

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1月11日

2008-01-11 06:17:41 | Weblog

     (ななかまど)

 

  恐らくは降れば雪なる七竃    石 昌子

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